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生まれ育った、海の街の話。

わたしの成長の近くには、いつも海があった。

海の近くでは息がしやすい。海の街の、暖かい風が好きだ。生ぬるい潮風の安心感。いつも包み込んでくれて、それでいいよ、マイペースでいいよ、と言ってくれている気分になる。

今、これを書いている今も、ふっと潮の香りがしたような気がして。ぎゅ、と苦しくて泣きたくなる。これをエモい、っていうのだろうか。
わたしの生活には、海がずっといてくれた。


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小学生のラジオ体操は、早朝の海。早い時間の海は静かで、子どもながらに大好きだった。潮干狩りや磯遊びに夢中で、公園より魅力的な、いちばんの遊び場だった。

中学生では、友達とケンカをした日に帰り道に海へ寄って、泣きながら夕陽が沈む海を眺めたりして。夜に友達と手持ち花火大会をすることも。夜の海は、暗く深くて、静かに静かにそこにある。

家の前には、冬でもたくさんのサーファーがボードを持って歩いていて。夏は、海水浴場へ向かう家族連れであふれる。窓を開けて寝ていると、遠くに海ではしゃぐ声が響いて。それを聴きながら寝る夏休みが大好きだった。

いつだって、海があった。

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わたしにとって海は、夏に遊ぶところではなくて、生活の一部で、一緒にいてくれる存在だったとおもう。
近くに海がある。それだけで安心できるのは、海育ちあるあるかなあ。

また、海の街に住みたい。
朝起きて、海を見ながらコーヒーを飲む生活がいまの憧れ。そんなところに住みたいな、と思う。ビルやマンションで溢れる東京は便利で最高で、でもあの日々と空気が、とても恋しい。


おまけ

#海での時間  という募集企画を見かけて、海が大好きだから書きたい!と思ったのだけど想いが溢れて、なんだか上手く文章にできなかった。わたしは昔から本当に好きなものに対しては不器用で。好きなものって、意外と向き合うのが難しかったりする。

最近、ようやく一番大好きなディズニーのInstagramのアカウントを作ってみたりしていて。「好き」と素直に向き合えるようになりたいなぁ


#海での時間

気持ちが嬉しいです!ゆるゆるスローライフを楽しんでいきましょう♡