数字が苦手な私の、人間レベル

母の誕生日を忘れた。

うちの両親は「彼らの誕生日」や「父の日、母の日」数日前や当日に

「誕生日はここに宿泊して夢のひとときを味わう予定です♡」とか「今日は日本は○○の日！こんなご馳走を頂きました」とかヒントのメッセージを送って来てくれがちである。「もしかしてあんた忘れてるんじゃない？」というやつである。

いつもその催促ラインに大変お世話になっているのだけれど、（いや、覚えておけ、娘、というツッコミは心にそっと刻み）

今回はこんな感じであった。

朝、起きたら父からのメッセージ。「なんだろう」と突然の知らせを珍しく思っていると、それは”催促…ならぬ、ダメ出し”メッセージであった。

「今日はお母さんの誕生日でした。そっちはまだ○○日だろうけど、日本はもうおしまい。お母さんはもう寝たよ」

とのこと。

あちゃーーー。やってしまった。ごめんーーー。

もう寝た、というので朝見たのに、夕方まで放置。なにせ、こちらの（寝坊した）朝は向こうの深夜なので、夕方＝あちらの早朝にリマインダーを仕掛けて待機。

…というか、お父さん、なんで当日に教えてくれなかった…「お母さん寝ちゃったけどね」というなら、寝る前に教えてくださいな、ま、忘れる私が悪いんだけれど、

そう、彼らはきっと待ってたんだよね、私が自主的に送って来るのを。うん。ごめん。あと、教えてくれても寝てたから気付かなかったんだけれどね。こんな事、毎回言ってるけど、時差！もう！時差がヒト化したら、その手の甲をそっとつねりたい。いや、時差は関係ないか。忘れてたからね。人のせいにしちゃいかん。あ、人じゃない、時差。

手帳を使っている時は、８日の欄に「○○の誕生日」と記入し、前日の７日に⇦を引っ張って、時差を明確に示すようにしていた。そういう事が出来るのが手書きの手帳の良さだったりする。

誕生日ってどうやってみんな覚えているの？私、パートナーの誕生日すらうる覚えなんですけど…本気で。記念日とかも。ね…

だから手帳に全部書くのだ。でも、手帳、今年買ってなくてまだiPhoneのカレンダーにも入れてなかった。

あと西暦も覚えられない。自分の年齢もいつもあやふや。自分の誕生日の西暦は覚えているので、引き算をしたり。あと、中学時代の友達同士が誕生日に送り合う「もう○○歳だね」みたいなラインから「ああ、私○○歳なんだ」と気付かされたり。ポンコツ。

電話番号もとてもとても覚えられない。昔、学校で緊急連絡先を聞かれて「○○君の携帯番号でいいんじゃない？」と言われたんだけれど、番号なんて覚えてないし、ちょっと待ってね、iPhoneに聞くね、となった。そしたら「え？覚えてないの？」と周りに不思議がられて、その後、パートナーにも「は？覚えてないの？」と軽蔑された。

え、こんな一人一台ケータイの時代に、みんな電話番号も覚えているもの？

彼は、私のクレジットカード番号すら（オンライン上で買い物を頼む事も多いから）も覚えていて、頭の作りが違うんだと思う。

住所も…トロントではいまだ自分のお家じゃなく仮？借り？住まいで、住所がどんどん変わるから、聞かれたらいつもiPhoneか、手帳を開いてカンニング。あと、カナダの郵便番号がすごく難しい。M5V 3L9とか。

あと、人によっては、どこに住んでるの？という質問が、エリア（ナントカ区みたいながある）で聞かず、「どこの交差点に住んでるの？」とかだったりする。ここここ交差点？？？！！！数字と関係ないけど、この場合は主要道路名。覚えておくと便利。

また、お店ではディスカウントの為とかに、メールアドレスを聞かれたりする。これの為＋仕事用に私は短いアドレスを入手した。

あ、話が脱線脱線。

とにかく数字が苦手な私と、理系のパートナー。ありがたや。

数字が苦手過ぎて、友達と割り勘とかすると「おつりはいらないよ！」とか気前よく言ったつもりが「いや、おつりどころか足りてないよ」と言わせてしまったり。

私の電卓代わり（本人が言ってた）として仲良くしている友達には、今のパートナーと付き合い出した頃「彼、理系なの？良かったね～いい人見つかって！」と喜んでもらえた。お役御免的な感じかしら。今までありがとう。

（そういえば、その子「日本の人口は何人？横浜は何人？」と聞いて来たこともあった。え、知らないよ…）

細かい事が大嫌いな私に代わって、パートナーは手先がとても器用だったり。ガジェットに弱い私と、機械オタクの彼。

そう、世界は上手く出来ている。凸と凹。

そうして、時々「じゃあ自分にしか出来ない事って何だろう…」と思ったりする。

日本語を喋る⇨彼も結構喋れる。保育士⇨「小学生が赤ちゃんの頃のおむつ替えエピソード」とか「ヨダレが多くて困ったよ」とか聞かされると勝ち目ないやん感。

しまった。人間としてのレベルが高い！

いいんですよ、世界は上手く出来ているからね…ふふ…

あ、これもあった！割と外交的な私と、おうち大好きな彼。このステイホームオーダーにも大してダメージ受けてない。コロナ禍は、オタクが輝く季節。

全面的に負けている！！！！