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亡失の彼方

永い間生きてきた
悲しいとき
辛いとき
楽しいとき
嬉しいとき

それは
それは
永い時間だった

人を蹴落としたときもあった
人を憎んだときもあった

そして
何より
人を愛したときもあった

それが全て
虚無へと消えていく

あの行為も
あの信念も
あの激情でさえ

けれど
それでいい

この足跡は
僕には平等に無意味だ

だから祝おう
僕にとって
忘却することが
どんなに幸せなことだろうか

色んな話題についてリクエストがあればどうぞ仰ってください。 また、色んな意見をお待ちしております。