2021年5月の記事一覧
【レビュー】逆手に取れるか - 2021 J1 第16節 サンフレッチェ広島 vs 浦和レッズ
この記事でわかること
・先制点を生んだ「外側」を使う仕組み
・相手の対策を利用する
・人の移動で人を動かす
・相手を逆手に取れるか
3連勝で迎えたアウェイ広島戦。連戦に加えて移動も兼ねながらの厳しい日程になりました。
結果は2度のリードを守れずに引き分け。大分戦に続いて3バックのチームにやや苦戦したようにも思います。しかし、広島の守備の特徴を利用しようとする対抗策は表現できていました。
【レビュー】攻守の一歩目 - 2021 J1 第15節 浦和レッズ vs ヴィッセル神戸
この記事でわかること
・前半停滞の理由
・柴戸と小泉で具体的に何が変わったのか
・攻撃の柴戸、守備の小泉
・「バックパスを切る」とは
・全体を作る最初の一歩
絶対に落とせないルヴァン杯の試合から中2日で迎えた神戸戦。多くのリソースをその試合に割いた影響で柴戸や小泉がベンチスタートとなりました。
神戸はイニエスタがスタメン復帰。特に前半はさすがの質を見せられ、苦しみました。
しかし、またして
【レビュー】高くなった標準 - 2021 J1 第14節 ガンバ大阪 vs 浦和レッズ
この記事でわかること
・今節固めた浦和の役割
・人への意識を配置でかわす
・カウンターが決まった要因
・G大阪の弱点
・"全方位"への道
連戦を終えて1週間のトレーニングを積んだ浦和は、敵地でのG大阪戦を迎えました。直前に宮本監督を解任したG大阪は再スタートとなる試合でした。
柴戸の怪我が回復し、スタメンに復帰。また、右サイドに関根ではなく田中が起用されました。
今節は珍しくボール支配率が
【レビュー】流動と固定 - 2021 J1 第13節 浦和レッズ vs ベガルタ仙台
この記事でわかること
・前半の役割分担と閉塞要因
・崩しの実験
・ハーフタイムの修正内容
・役割の固定とローテーション
5月1回目の連戦も最後になりました。相性の良い仙台を迎えた今節はユンカーがルヴァン杯に引き続きスタメン。そしてサプライズとなったのが彩艶の抜擢でした。
一方で柴戸は福岡戦で負った怪我が回復せず、メンバー外となりました。
結果は2−0の勝利。試合内容としては前半は苦戦し、後
【レビュー】時間の経過と質の維持 - 2021 J1 第12節 アビスパ福岡 vs 浦和レッズ
この記事でわかること
・福岡のゾーンを掻い潜るために
・徐々に下がる質
・立ち位置と運びの重要性
・時間の経過とともに現れる課題
リカルドが苦手としている長谷部体制の福岡でしたが、その通りの結果となってしまいました。
前半は7割以上の支配率を記録しながら、最後のクロスが合わない場面が多く、決定的なシュートシーンに持ち込めず。西川の珍しいミスで痛恨の失点を喫しました。
後半は時間の経過ととも