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おいしさの理由は丁寧な仕事|渋皮煮


今年も栗の季節がやってきました✳︎


去年は大量に栗が手に入ったので、
1日かけて剥いて、日が暮れた頃煮る。

という、かなり大掛かりだった栗仕事。

今年はお世話になっている方から600g程度いただいたので、半日で終わりました。

参考にしているのは、このレシピ。


まず、鬼皮を剥くところから。

もし今度大量の栗が手に入ったら、これを手に入れる予定。


今回は少ないので、包丁で頑張りましたー!

沸かしたお湯に重曹を少し入れて、剥いた栗を煮ます。

この時、

・皮を剥くときに破けたもの。
・傷んだところを取り除いた欠けたもの。

全て構わず入れちゃいます。
理由は、【意外に煮崩れしないから】です。

どうしてもポロポロしてくるものは、お茶のパックに入れて煮崩れするのを防ぎます。


10分くらい煮るとこんな感じ。

この時のお湯は染め物に使えます。
もし何か染めたいものがあれば、流さずとっておきます。

布をこの液で煮る→ミョウバンを溶かしたお湯で色を定着させる。
好みの色になるまで繰り返す。

去年染めたお友達のトートバッグ。

お鍋を並べて、同時にこの作業をするのも楽しみが増えて良いですが、
今回はまた別日で行うこととします。
簡単なのでおすすめ✳︎


話が脱線しましたが、
一度煮た栗を綺麗にする作業。
これが一番大切!!!!!

渋皮の周りのケバケバした繊維を丁寧に取り除きます。
流水を使いながら擦るように、剥がすようにするのがポイント。

こんなにつる剥けになったら完成。
ここで手を抜くとどうなるか、後ほど説明します。

これをあと2回重曹と煮て、
最後に重曹を抜くためにお湯だけで煮ます。

破けているのもも一緒に煮ます。


お水をかえて、
お砂糖を何回かに分けて入れながら、
甘く煮ていきます。

20分程度煮て、そのまま冷めるまで待って完成。

右側のビンの方が、破けたものや、欠けているもの。

半分傷んでいたもの。


こんな感じになっても、味は変わりないです。

せっかくなので、
虫に食われていないところ、傷んでいないところも一緒に煮たいなあとやってみたところ、問題なく成功しています。

煮崩れしないように、とっても小さな火で煮るのが良いのかな?
ごとごと煮なければ大丈夫ですし、気になる方はお茶パックに入れれば大丈夫✳︎

お試しあれ〜✳︎


失敗例

以前少量を適当にやってしまい、失敗した時のお話。

こちらの渋皮煮。


去年散々作ったので、
まぁ大丈夫だろうと思って、適当に作ってしまったものです。

渋皮の繊維の部分が残っている。
煮る時間も適当。
お砂糖の量も適当。


結果、しっとりしていなくて、
ポロっとボソッとした食感になってしまいました。涙

一度煮た後に、丁寧に皮についている繊維をとらないと、口当たりがザラっとボソッとなります。
適当にやっても時間はかかっているので、本当にもったいない。

渋くはありませんが、甘くもないし、なんだか悲しい。

このままだと栗がかわいそうなので、
細かく刻んで、
ハチミツ、シナモン、塩少々を足して、

エナジーボールみたいに生まれ変わりました。

(シナモンじゃなくて、きなこでもよかったかも)

これ美味しかったので、
もし、私のように失敗してしまった方(いないと思うけど)お試しあれ〜✳︎✳︎おすすめ


渋皮煮は丁寧に✳︎


手間のかかるものは、なんでもそうですね。

しっかり丁寧にやると、やっぱり良いものが出来上がります✳︎

急いで適当にやって、色んなことをする時間を作るより、手間暇かけて、じっくり1つのことをしてあげられる時間を持ちたいです。

とってもかわいい渋皮煮✳︎
大切に食べようと思いまーす✳︎

皆さまお元気で〜✳︎☺︎

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