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線のたび(2)
宙の子は言いました。
「こんにちは。はじめまして。」
天の子は言いました。
「はじめまして。こんにちは。
ねぇ、あなたはどこに行くの?」
「僕かい?
この雲の下にさ、碧色に包まれた
素敵な場所があるんだって。
とってもキレイな、みどりいろの。
君、知ってるかい?」
「うん。
知ってる。
私、そこから来たの…。」
「へぇ! そうなんだ。
どんなところかなぁって、
ちょっぴり不安だったけど…。
君に逢えて、なんだか安心したよ。」
「あら、そう…。」
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