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【韓国1人旅】ひとりご飯が難しい韓国でサムギョプサル&ビールを味わう(2日目②)

韓国・ソウルへの3泊4日1人旅。

今回は2日目の後編、隠れ家カフェとソウル1の繁華街・明洞(ミョンドン)でショッピングやサムギョプサルを楽しみました。韓国には1人で食事をする文化がないので、1人だと入店を断られたり2人前からしか注文できないお店も多いらしくサムギョプサルは諦めていたので、食べられてよかった。

ちなみに、旅の主な目的はBTSの聖地巡礼と、有名観光スポットや韓国っぽいカフェに行くこと。

■前回までの様子はこちら


隠れ家カフェでリアル韓ドラ男子に出会う

北村韓屋村でカフェに行きそびれたため、鍾路(チョンノ)にある「Public Garden」というカフェへ。鍾路は朝鮮王朝時代から続く商業地区で、宮殿や歴史ある建物が多いエリアです。

こちらのカフェは昔銀行だったビルの屋上を使っているそうで、広々したテラスがとっても良い雰囲気。

市場の細い道を抜けた先のビルの屋上にある。まさに隠れ家。
テラス席最高だった

ここで思わぬトキメキに出会うことに。

注文を済ませてテラス席で待っていると、デニムジャケットを着た男性店員さんがカフェラテとブラウニーをトレーに乗せてこちらへやって来た。私の隣の席にゆーっくり、そーっとそのトレーを置く。漫画だったら「そーっ」って効果音が書いてありそうなくらいの「そーっと」っぷり。カップに並々注がれたカフェラテの泡は今にもこぼれそうに揺れている。

それから私が座っているベンチの横にあった小さなテーブルを持ち上げて、私の前まで丁寧に移動させた。隣の席に置いてあったトレーを、カフェラテがこぼれないように、またしても見るからに「そーっと」した動きでテーブルに載せる。

座っていたベンチと、テーブル

丁寧で、少しオーバーにも思えるその一連の所作が、完全に韓国ドラマでヒロインにアプローチする男性のそれだった。例えて言うなら1月期のドラマ『Eye Love You』のテオくんそのもの。

文才が無いせいであのリアル韓ドラっぷりを伝えきれないのが残念でたまらないが、丁寧な対応を受けて思わずキュンとしてしまった。そりゃあんなことされたら二階堂ふみも好きになるよね。

カフェラテと味噌キャラメルブラウニー(¥1485)。キャラメルの遠くの方にほんのり味噌の香ばしさが居て美味しかった。

風に吹かれながらカフェラテを一口飲んで空を見上げる。今日、めっちゃ良い日だな。(単純)

ミョンドン街ブラ

ひとりサムギョプサル&ビール

1時間ほどテラスでトキメキに浸った後は、ソウル1の繁華街、明洞(ミョンドン)へ。19時前の時点でとにかく人・人・人

スーパーを発見したのでとりあえず入ってみた。

ポケモンは韓国でも人気らしい
ペットボトルに入ったビール、初めて見た。しかも1リットル。
パウチのアイスコーヒー。斬新。

海外のスーパーって楽しいですよね。

さて、混雑が激しくなる前に夕飯を済ませようと思って1人で入れるお店を探していると、「サムギョプサル食べ放題」という夢のようなワードが飛び込んできたのでこちらに即決。

早速お店に突撃すると待たずに着席できました。店内にカウンター席はなく、ひとり客も他にはいない。「1人で入れる」と「1人でも入りやすい」の間には、大きな差がある。

と言いつつちゃっかりビールを注文。ひとり旅してるときは、こういう自分の図太さとかタフさに気付けて、ちょっと誇らしくなったりするのよね

とりあえず乾杯🍻

こちらのお店は肉も野菜も全部お店の中央に置かれていて、自分で取りに行くスタイル。

何を取っていいのやら戸惑っていると、店員さんが「初めてですよね?私やりますので席で待っていてください」と声をかけてくれて、サラダとネギを持ってきてくれた。手際よくネギとごま油を器の中で混ぜ合わせながら、お肉と一緒にサンチュに巻いて食べると美味しいと教えてくれました。

一通り食べ方を教えてもらった後、店員さんから「1人で旅行ですか?寂しくないですか?」という質問が。いやストレートだな!

もちろん「寂しくないですよ!楽しいです!」と元気よく回答。

食べ物の写真が絶望的に下手。食べ放題とビールで¥2787。

韓国で1人で外食するのは難しい

韓国は儒教が根付いてるため食事はみんなで分かち合うもの、という文化があるそう。1人でご飯を食べることは「ホンパブ」と言われ、わざわざそんな名前が付くくらいひとりご飯はタブーらしい。変なヤツだと思われるんだって。

だから飲食店も1人だと入れなかったり、入れても2人前からしか注文できなかったりすることが多い。私のようなひとり旅loverにはなかなか厳しい環境。やっぱり韓国ではひとり旅って不思議がられるのかなあ。

そんなことを思った店員さんとの会話でした。(優しくて明るい人だったので全然イヤな気持ちにはならなかった)

サムギョプサルは食べ放題とは思えないくらい肉厚でジューシーですっごく美味しかった。店員さんもみんな優しくて良いお店でした。

OLIVE YOUNG(コスメショップ)と10年前の明洞

さて、お腹を満たした後はショッピング。韓国といえば美容、コスメでしょう。絶対行きたかったコスメショップ、OLIVE YOUNG(通称「オリヤン」)のフラッグシップ店が明洞にあるんですねえ。

しかしこちらはメイン通り以上の大混雑。パッと見渡しただけでも欧米系、中東系、アジア系など本当に色んな国の女子たちが血眼でコスメを見ている

韓国コスメの人気を文字通り肌で感じました。

レジも大行列(回転は速い)

私はひとまず服に着いた焼肉のかほりを取りたくてフレグランススプレー(¥1342)のみ購入。ほんとはファブリーズ的なものが欲しかったけど見つけられなかった。

ホテルの壁がボロボロ

10年以上前に明洞に来たときは、正直ごちゃごちゃしていて客引きもすごくてあまり良い印象じゃなかったんですよね。日本人が多いから海外っぽさも少ないし。

でも今回来てみると、10年前とは違って世界中から人が集まってきていて、客引きもあんまりなくて。ごちゃごちゃした雰囲気はそのままだったけど、今の私はそれを「活気がある」と感じた。

屋台で買ったものを食べたりコスメを大量に買ったり、それぞれに旅行を楽しむ人たちと、彼ら彼女らを相手に商売する屋台やショップの人たち。どちらからも生きるエネルギーのようなものを感じて、すごく刺激的で楽しかった。10年もたてば街も自分の感性も変わるんだなって、当たり前のことだけど実感しました。

ホテルへの帰り道、スイーツが食べたくて明洞のエキナカでベビーカステラみたいなやつを購入。お店のおばちゃんは観光客が前を通るたびにサムズアップした右手を頭上にやって"So good!!"って呼び込みしてて、たくましいなあと思った(実際それに引き寄せられて買う人がけっこういた)。私もあんな風にたくましく生きていきたいな。と思った明洞の夜でした。

次回は3日目、BTSが練習生時代に通っていた食堂や公園、旧事務所などを巡ります。

ではまた。


2024/4/27追記
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