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3DCG制作をどうやって学んでいくか

3Dソフトを立ち上げてみたものの、何をどうしたらいいかわからないというのは初心者の頃に経験した人も多いと思います。

2Dのペイントソフトであれば、ツールの場所さえわかればなんとなく始められます。これは、ラフなあたりを描いてバランスを取りつつ描くという作業の流れを、多くの人が小学校の時に学んだ経験があるからです。

3Dでも同じようにこの流れを知るため、私たちが制作したはじめてのCinema 4Dという本では、一番最初にブルーノチェアとという椅子を作り、3D制作の作業の流れ体験しつつ、ツールの使い方を学びます。初めての方でも完成できるように、ディテールは省略していますが、それなりの見栄えのCGが出来上がるようにしています。

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柔らかい革の座面とステンレスとフレームの組み合わせは、有機的な形状とかっちりとした形状の両方が作ることができる素晴らしい題材として選ばれました。私たちがこのチュートリアルで学んでもらおうと思ったのは、3DCGソフトでの作業の流れとCinema 4Dの操作です。

形を作るモデリングという作業は、3DCDには欠かせない作業です。しかし、初心者にとって何から手を付けていいかわかりません。粘土こねるようなやり方でしょうか?初めてなら想像もつかないかもしれません。

その流れが次のようなものです。

正面と側面がわかる下絵や図面を配置
下絵を元に大まかな形状を作成
ディテールを加える

正面と側面がわかる下絵や図面を配置

アタリもなしに3Dモデルを作れる人もいますが、多くの人は下絵や図面を元にモデリングをしていきます。これはプロも同じです。モニターの中の3次元空間を把握しにくい初心者であれば下絵は迷いにくくなります。

そのため、はじめてのCinema 4Dではその設定方法とサイズの設定の仕方までしっかり説明しています。

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下絵を元に大まかな形状を作成

下絵を元に形状を作成するには、色々なアプローチがあります。どれが正解ということはありませんが、椅子のフレームに細長いものと、座面のような有機的な形状では別の方法になります。それについても解説しています。

たとえば、フレームのモデリングにはスプラインを使っています。

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座面は、立方体を分割してポイントを編集する方法です。このように異なる手法を紹介することで、いろんな形状の作成に応用する知識を学びます。

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ディテールを加える

最後はディテールの加え方です。CGぽく見えてしまう理由を説明しつつ、解決する方法を説明していきます。また、初心者がつまづきやすい部分も丁寧に説明しています。

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このようにして基本的な操作方法と流れが学べますので、何からすればわからないという人はぜひ「はじめてのCinema 4D改訂第2版」を買ってみてください。いま、TMSダイレクトで25%オフで販売中です。


モチベーションを保つ方法

3DCG制作の流れがわかれば、あとは自分が作ってみたい題材を見つけて作ってみることです。一番大事なことは、作ってみたいものです。あなたのモチベーションが上がるものを見つけてください。難易度が高いものだった場合は、それに関するものがいいかもしれません。たとえば、鬼滅の刃が好きだったら、いきなりキャラクターそのものにチャレンジせずに、刀や耳飾りなどの小物から始めてみるいいかもしれません。是非色んなものに挑戦してみてください。

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