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映画「ショーシャンクの空に」と刑務所ものの作品に欠かせない"fresh fish"

最近の金曜ロードショーがとても良いです。毎週楽しみになるような作品を選んでくれます。
先週は「ローマの休日」、そして今週はあの有名な「ショーシャンクの空に」でした。

本当に不朽の名作で何度観ても感動します。

脱獄ものの映画と言えば、「ショーシャンクの空に」ですよね。

序盤は無実の罪で投獄されたり、暴力的なシーンがありますが、中盤からは考えさせられることが沢山あります。

今日はそんな名作から学べる英語のご紹介と、刑務所もの脱獄物でおすすめのドラマについて。

おすすめのプリズンドラマ

刑務所もので好きなのはやっぱりプリズンブレイクです。

これも海外ドラマといえばプリズンブレイク!というくらい王道ですよね。

あとはOrange Is The New Blackという女子刑務所に焦点を当てたものも面白いです。こちらは脱獄はせず、ひたすら中の受刑者の人間関係やそれぞれの悩みに焦点を当てています。

タイトルの意味ですが、Orangeは女性の囚人服の色、そしてthe new black" は「ファッションの最新の流行、最新のトレンド」という意味だそうです。

つまり、今のトレンドは囚人服!という意味になります。

ショーシャンクの空にで学べる英語

脱獄ものをみるなら知っておきたいスラング

fresh fish

"fresh fish" はスラングで「(何もわかっていない)新入りの」という意味でよく使われます。

「ショーシャンクの空に」では主人公が最初に刑務所にやってきた夜、他の「先輩たち」が"fresh fish"と連呼します。

つまり新入りの右も左もわからない囚人ということで、長く刑務所にいる「先輩たち」からしたら格好の餌食のような存在という意味合いで使われています。

ちなみにプリズンブレイクでも使われています。刑務所でよく使われるスラングだそうです。

実生活ではまずお目にかからない英語です。

skim off

刑務所の所長が不正をし、お金をピンはねしていたときに使われていました。

skim offは「上澄をすくう」という意味です。

ショーシャンクの空にでは、所長がピンはねをしているときに使われています。

There are a hundred different ways to skim off the top.

wardenと英語の「責任者」

めちゃくちゃ悪い刑務所の所長。サミュエル・ノートン。

刑務所の所長は英語で"warden"です。

wardenは監視人、番人という意味です。アメリカ英語で刑務所長、イギリス英語で学寮などの長、病院や官公署の長官、寄宿舎のようなところの管理人という意味を持っています。

他に責任者を意味する単語といえばmanagerやchiefをイメージします。

他には…

curator (博物館・図書館の責任者)
Have you ever wondered what a museum curator does?
博物館職員がどんな仕事をしているか不思議に思ったことはありますか?

point man プロジェクトの責任者
The president approved him as point man on this project.
社長は彼をこのプロジェクトの責任者として承認しました。

最後に

「ショーシャンクの空に」では重い罪を犯し終身刑の身となった囚人だちも出てきます。彼らは60歳、70歳になってから仮釈放で一度刑務所の外に出ることができますが、結果的に外の世界に適応できないという問題に直面します。

何十年も壁の中にいると刑務所の中にいる方が居心地が良くなってしまうそうです。同じことを毎日繰り返して、自由はないけれど壁に守られている方が安全だとモーガンフリーマン演じるレッドは言います。

Red: Would you knock it off? Brooks ain’t no bug. He’s just…just institutionalized.
Heywood: Institutionalized, my ass.
Red: The man’s been in here fifty years, Heywood. Fifty years! This is all he knows. In here, he’s an important man. He’s an educated man. Outside, he’s nothin’! Just a used up con with arthritis in both hands. couldn’t even get a library card if he applied. You see what I’m saying?

50年の刑期を終え、刑務所をでたブルックスは衝撃の最期を迎えます。
囚人の結末と見ると自分には関係のないことに見えますが、突然大きな組織から放り出されてしまうという意味では他人事ではないともいえます。

自分もブルックスのように"institutionalized"(制度化された)人間かもしれない兆候があるそうです:


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