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プロライターが教える、簡単に良い文章が書ける方法「正しい日本語を使うな」

どうも、プロでライターやってるものです。
まあライターと言っても、なんらかの試験や資格があるわけでなく、ただ文章を書いて、お金を貰って、ライターを自称してるだけなので、正直文章に自身はありません。なのに、ここまで強い言葉でタイトルを書いているのは、それが独学で身につけたライターのテクニックだからです。
今日はそんな素人が独学で見つけて、文章が上手いつもりになっている方法を書いてみようと思います。

プロのライターと言っても、自分の他のnoteの文章を見ると、そんなにちゃんとして文章じゃないかもしれません。なぜならnoteは本当に適当に書いて、そのままほぼ推敲せず、適当に放り投げてるからです。すみません。
最近では自分のブログで書いたレビューが割りと本気出して書いた文章なので、それを参考に、力量を測っていただければ幸いです。

文章の上手さは、文章力よりも推敲力

これは自分のスタイルがそうなのですが、基本的にまず、自分の頭の中にある文章をそのままテキストに、ダラダラと垂れ流すように書き続けます。この時の文章は自分でも下手な自身があります。

文章を推敲する。

重要なのはその後です。何度も何度も自分の文章を見返します。その度に、表現方法を変えてみたり、中身を削ってみたり、足してみたり、その後また通して読み直して、また表現を変えてみたりします。この行為を何度も繰り返し、さらには、一旦脳をリセットするために、時間をおいてから、また読んで、推敲したりもします。

文章は下手で良い

結局どんなに下手でも、この推敲で正しい文章にできれば良いので、なんなら文章は下手でいいです。それよりも、推敲でどれだけ読みやすく、素晴らしい文章に直せるかが重要だと思っています。

文章のテンポを重視する

小学生ぐらいの頃からずっと疑問だったことがあります。「句読点ってどこに入れるのが正解なの?」
何年も文章で食ってきて、ようやくわかったことがあります。

句読点は思ってる倍

とにかく入れれそうな隙間があれば、適当に句読点を入れまくってください。特に読点なんてものは、入れれば入れるほどいいです。それは嘘です。
文豪と呼ばれる偉大な作家は、意外とめちゃくちゃに読点を入れに入れ放題だったりするんです。まあでも実際に入れすぎると、それはそれで読みにくかったりするので、そのあたりの調整は好みだと思います。

句読点で文章のテンポを支配する

自分が句読点を打つ時、意識するのは、文章を読む時のテンポです。文章にもテンポがあります。
「例えば、このように、読点を、打ちすぎると、文章の、テンポが、遅く、感じませんか?」
「逆に例えばの話ですけどこのように読点を一切なくして文章を打つと早口で喋ってるかのようなテンポになりませんか?」
このように、自分の文章を読みやすいテンポにすることを意識して、読点を打つと、より読みやすい文章になると思います。
余談として、これはブログなどでしか使えないんですが、改行もテンポを調整できます。

例えば

このように

改行を入れると

言葉の一つ一つが

より際立つ

自分は、文章の良さとは、テンポの良さだと考えています。これを意識するだけでも、読みやすい文章になるかと思います。

間違った日本語を使う

これは、自分の文章の師匠がブロントさんだからです。
簡単にブロントさんを説明すると・・・めんどくさいので、自分が感銘を受けたブロントさんの言葉だけをいくつか紹介します。
「確定的に明らか」
「おれの怒りが有頂天になった」
「どちかというと大反対だな」
「時既に時間切れ」
「致命的な致命傷」
「ちなみにダークパワーっぽいのはナイトが持つと光と闇が両方そなわり最強に見える 暗黒が持つと逆に頭がおかしくなって死ぬ」

文章を勉強して間もない頃に、これらの語録に感動してしまったのです。
これ以上に"伝わる文章"があるでしょうか?文章としてめちゃくちゃなのに、気持ちは正しい文章よりも明確にくっきりと伝わります。
それからブロントさんを師と仰ぎ、文章書きとして何年も書いてきて、到達した結論が「間違った日本語」なのです。

意味の重複は表現力2倍の効果

実際2倍なのかは知りませんが。
例えば
「とても素晴らしいモノだ」
「とてもすごく良質で、極限まで素晴らしく優秀なモノだ」
この2つの文章を見比べて、上の方が、綺麗で簡潔な文章ですが、下の方がより気持ちが伝わってきませんか?
ちなみに下の文章は5つぐらいの類語が無駄に並べられています。このように、文章は正しさではなく、間違いをより多くするほうが、読んでる人に気持ちがより伝えられます。

間違った日本語はより際立つ

ちょっと意味が違うような、正しくない言葉が文章の中に混ざると、ものすごく読む人の心に引っかかります。それこそ強烈なフックになります。
例えば
「しかしそこには、残酷なほどに醜悪な美しさがあった」
という文章を書いてみました。意味は不明でめちゃくちゃですが、この文章が、文中にふと現れても、どことなく情景は伝わって来ませんか?さらに心に強く引っかかりませんか?
このように正しい文章ではなく、あえて間違った文章を加えることによって、文章の中にひとつまみ、スパイスを加えることができます。
これがブロントさんに教わった文章力です。

最後に

こういった文章を書くときは、堂々と自信満々に書いたほうが、文章に価値を付随できます。
なので、こんなことを偉そうに言っておきながら、実はかなり不安です。全てただの独学で、過去に文章がきちんと評価されたというわけではないので、あまりこのnoteを信用しないほうがいいかもしれません。
ただ一つ言えるのは、日本語や文章に対して、正解はないと考えています。だからこそ、新しい言葉が生まれたり、言葉の意味が変わったりしているのではないかと思っています。なので自分は独学の、この文章こそが、正解だと信じて、文章を書いています。

http://blog.livedoor.jp/maxell011/


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