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『白昼夢の青写真』というゲームのレビュー記事を書きたかったけど、書けなかった話

『白昼夢の青写真』客観的視点がぐちゃぐちゃに破壊された。レビュー記事のなりそこない。
という記事を、チラシの裏でゲーム鈍報の方で公開しました。

基本的にゲームの感想やレビューっぽいことは、上の方で。ここには書ききれなかった、もしくはレビューにふさわしくない、プレイ日記や蛇足的な余談など書いていこうと思います。

『白昼夢の青写真』への躊躇いと遊んだ理由

このゲーム、2020年9月25日にPC版が発売されてるので、ちょっと前のゲームなんですが、2020年10月6日の時点でAmazonのほしいものリストに入っている記録があるので、発売してすぐに「このゲーム面白そうだな」と目はつけていたみたいです。それこそなにきっかけで知ったのかは覚えてませんが・・・。
しかし、そもそもこういうゲームが苦手で、基本的に買っても最後までやらずに積んでしまうことが多いんです。『CROSS†CHANNEL』や『車輪の国、向日葵の少女』すら積んでいる実績があるので、フルプライスでエロゲ版を買うのに抵抗がありました。そんな中、この間のSteamサマーセールでなにを買おうか、悩んでる時に、ウィッシュリストにも入れていたこのゲームが安くなっていて、最近「夢中でゲームやってないのが寂しい」というのもあって、思い切って買ってみた次第です。

そういう思いもあったので、このゲームを全部クリアできたのが本当に良かったと安心しました。ずーっと「どうせまた積んじゃうんじゃないか」と心配になっていたので。
むしろその不安を拭うように、ほぼ毎日、1日6時間くらいかけて、1週間でクリアしました。たぶんこの行動が逆に良かったんじゃないかと思います。

エロゲが泣ける理由

昔「泣けるエロゲ」が一時期流行っていたけど、なんでエロゲが泣けるんだと不思議に思ってた部分があるんですが、このゲームをやっててはっきりわかりました。そもそもエロゲという媒体がものすごく感情移入しやすいゲームなんですよ。そりゃ数十時間もずっと目の前に立ち続けて、さまざまな艱難辛苦を乗り越えて、その末にどんなありきたりな悲劇が起ころうと、そりゃあ、悲しくならないわけがない。感情移入の仕方がそこらの映画や小説なんかとは比べ物にならないんですから、ありきたりなシナリオでも、泣きますわなということ。こんなのもう洗脳に近いですよ。

疲弊と感動は比例する

このゲームの終盤を遊んでて、思い出したのはAIRの既視感でした。1週間ほぼ毎日6時間、終盤も寝不足で疲弊しきっていたところで食らう悲劇というのはものすごい感情移入とストレスをぶつけられます。そうやって思い出したのは、AIRのPS2版を、暑い夏の日に冷房もつけず、朝方の照りつける朝日に外が明るくなっている中、終盤をプレイした記憶でした。
やっぱり、こういうゲームをやるにあたって、疲弊と感動は比例します。まあ、どんなゲームでも終盤に、体力ギリギリの状態で迎えるエンディングは、やはり記憶に残り続けます。なにか普通にクリアするより、思い出の中で特別なものになっているような気がします。思い出しても、他にそういうゲームが何個か浮かんでくるので。

ゲームの感想をぶちまけられる場所がある幸せ

クリアして「せっかくだから」みたいな感じでゲーム鈍報にレビュー記事を書いたんですが、そもそもたまに超真面目なレビュー記事を投下する理由は、「普段パンチラとかふざけ倒してるブログに、突然真面目な記事が現れたら、意味不明すぎて面白いんじゃないか」という意図でした。でも今回の記事は完全にオナニーみたいなものです。

以前にも似たようなことを書いたと思うのですが、ゲームをクリアすると、毎回達成感や喪失感で脳からたくさんの感情が溢れ出します。これを飲み込むのにいつも苦労するんですが、それを飲み込まずに吐き出して、感情を明文化し、その記事を見てもらえる場所がある自分って幸せすぎないか?と改めて思いました。自分の感情をだらだら文字にするの、めちゃくちゃ気持ちいいんです。クリアする喜びと、文章化する喜びを2重に貰えるのは、すごく幸せなことなのだと再確認しました。なので今回のレビュー記事はほぼオナニーみたいなものなんです。

レビュー記事を書くときのこだわり

これは自分がずっと持ってることなので、他でも言ってるかもしれませんがレビューを書く時に「調べたら簡単に出てくるような情報は書かない」ということ。「どういうゲームなのか」とか「ゲームのあらすじ」だとか、なんなら「世間一般で浸透している評価」すら省略することもあります。だって、調べたらすぐ出てくるし、うちのブログのレビューに行き着くような人は、すでにあらかたの情報は得ていると勝手に決めつけて書いているところがあるので、そのせいです。昔から読書感想文にその本の文章を引用するの嫌いだったんで、その名残かもしれません。

本当に余談ですが、今回のレビュー記事、読み直してみると、やたら「○○感」だとか「感情」とか使ってるなと思って、数えてみたら『感』とおう漢字を31回使ってました。トホホ。

レビューに入らないほど小さな気になってた点

白昼夢の青写真でも気になっていたんですが、これはライターの癖なのか、そういう文章を個性にしているのかわかりませんが、やたらに「うなずきを返す」「微笑む」「呆然」という表現がめちゃくちゃ出てきたんですけど、あれは意図的なんでしょうか。やたらうなずきを返してるけど、「うなずいた」とか「肯定した」とか他に表現方法たくさんあるだろとか、微笑む以外の笑い方知らんのかとか思ってしまった。まあ別にいいか、ぐらいの気になった点だったので、レビューには書きませんでしたが。

またレビュー書き殴りたいし、ゲームしたい

白昼夢の青写真をクリアして思ったのは、やっぱゲームいいなってこと。最近夢中になれるゲームがなかったから、このゲームを遊んだとは最初に書きましたが、やっぱそういうゲームがある生活ってのは、めちゃくちゃ充実します。そして今回またそれをレビューするときの楽しさを自覚してしまったので、これからもレビューを書き殴りたいし、まだまだゲームをたくさん遊びてえってことでした。ゲーム鈍報の方でもまた突然に真面目な記事が現れるかもしれません。

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