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ぼんやりとしか知らないまま会話をしている言葉たち

よく知らないけど、人に話を合わせるのには困らないくらいにぼんやり知っている言葉がある。せっかく知らないでこれまで生きてきたのだから、これからも極力知らないまま、自分が創造した私にとっての意味を大事にしていこうかなと思っている。


ガジェット

これはたぶんなんかガシャガシャしている何かの部品?の総称だ思う。揃えれば揃えるほど本体のスペックが高くなっていくような、そんな機械とかのかっこいい感じのやつな気がする。そしてそれを揃えることにのめり込む人が多いような感じもする。「例 ガジェット沼にはまる。」
あとは、「ガシェット」や「ガジェッド」の可能性も捨てきれない。どちらも予測変換で出てくるから、また別の言葉があるのか、みんな迷いながら使っているのかどちらかだろう。


ワールドカップ

これはたぶん7年に1回とかのサッカーの大会だと思うんだけど、バスケットボールとか他の競技もあったような気がする。名前からするに国と国同士が競う国際的な大会なのだろう。優勝すると大きな金色の盃がもらえたら嬉しい。

「学年で言うと…」

学年で言わないでほしい。そもそも、自分の年齢も人の年齢も全然覚えられないし、今が西暦何年かも少し考えないと自信を持って答えられない。そのうえ、区切りを1月ではなくて4月で考えて…?というのは複雑すぎると思う。なんで学校も会社も4月を区切りにしてしまったんだろう。
こういう話題になると、いつも適当に会話をしていたため、社会人5年目あたりで自分では30歳だと思っていたが、実は29歳だったという1年間があった。たぶん「学年で言うと〇〇です」「じゃあ次の〇で30歳になるんだね」みたいな会話から刷り込まれてしまったと思われる。出張先の宿帳に私が「30歳」と書いたのを見た賢い後輩が「30歳なんでしたっけ?」と異議を唱えて発覚した。その年は年末調整も、健康診断も、電気屋の会員登録も、ネットのアンケートも全部30歳と記入していた。ごめんなさい。


セ・リーグとパ・リーグ

これはたぶん3年に1回とかの野球かバスケットボールの大会だと思う。セとパがなんらかの外国語の略だとすると国際的な大会だろう。
セ・パというのはとても心地よい発音だと思う。世の中にはたくさんの略語が溢れているが、一文字にしてしまうというのはかなり思い切りがよい。有名スポーツでやってくれるととても元気づけられる。


お盆

いつがお盆だかわからない。死者がやってくる日もしくは期間だということは知っているが、夏という記憶もあるし、寒い時期にやってきそうな気もする。あっ、まって、わかった。行きは早いからキュウリの馬に乗って、帰りはお土産をたくさん持ってゆっくりナスの牛に乗って移動するのだから、キュウリとナスが実る夏だ(漫画「3月のライオン(羽海野チカ)」であかりさんが言っていた)。もしくは夏に一度、その他の季節にも開催されているのかもしれない。身近な死者なんて、年に一度と言わずにたくさん帰ってきてほしい。


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