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私のぽんこつ働き者時代「防災訓練で放水体験」

劇場での働き者時代。
定期的に防災訓練が実施された。
客席エリアで観客の避難誘導の指揮を執る私。
言うまでもなく超絶真剣に働いていた。
最初はあのヒューヒュー言う発報音に心臓がドクドクしてたから冷静に担当できなかったけど、だんだんと慣れてきた。
仕事とはいえ、防火扉や非常誘導灯、煙感知器のことなどを消防署の職員の方に直接教われたのはとても為になった。訓練後は会議に参加して振り返りや反省点を共有したり今後の対策を話し合った。

防災訓練の日は、消防車🚒で隊員の方が数名来てくれて、訓練をチェックしてアドバイスも下さる。
それに、水消火器を使用しての使い方レクチャーや梯子(はしご)車のカゴ部分?に乗る体験なども見せてもらった。そしてある時、消防署から放水車がやってきて「放水体験」を見せてくれる機会があった。
私は防災訓練の担当を終えたばかりで疲れていたから制服のまま“見学”するつもりでぼーっと遠巻きから様子を見ていた。

🧑‍🚒「放水の筒先を持ってみたい方はいませんか?」

一同「 しーーーーん・・・。」

すると、急にテクニカルスタッフの男性が私の名前を呼び、「やってみたらええやん😏」とニヤニヤしながら言ってきた。絶対に面白がってる😒 
他の職員も
「もしかするとホントにロビーの消火栓を
 使うことになるかもしれないし」

とかもっともらしい理由をつけてそれに乗っかる。
「もぉ…😥 みんな絶対に面白がってる😤」
なんか消防士さんまでニヤニヤしてる気がするー。
むーーー。😳
こんな流れでやらされることになった。。
消防士さんが「この女性一人では厳しいので男性の方でもう一人お願いできますか」と呼びかけた。
結局、アユミ(筒先)+男性+フォローで消防士さん。

スタンバイOK。
いざ、放水。🌀
すぐに私は後方から迫りくる水の気配に気づいた。
まだ水は出ていないのに筒先まで伝わるものすごい圧と振動!!
そう思った瞬間!!!


ドドドドドドドドドドーーー!!!!


1つ目の“ド”の前に、私は手を離した。
いや……想像以上だったから…。
つい…カラダが勝手に😃(←言い訳。)
もしも一人で筒先を持っていたなら、もしも手を離していなかったなら、確実に『千と千尋の神隠し』の千尋になっていたと思う。
・・・というのは、龍の姿をしたハクに「苦団子」を食べさせた後、のたうち回るハクに必死にしがみつく、あれ😨💦 ハクにしがみつく千尋ならぬ、「筒先にしがみつくアユミ」になっていたかも。
いや…千尋どころではない大惨事だ😨
あのドタバタ覚えてます?↓↓

一人で筒先を持ち続けていたならば・・・

消防士さんってすごいですね…。(←なぜか丁寧語。気持ちが言葉に出るタイプ😃)
筒先を一人で支えていらっしゃるんですか??
確かに、あのくらいじゃないと火は消えないんでしょうね。火も怖いけど水もそれに匹敵しますよね。
さすが☯陰陽エネルギーの筆頭だと痛感いたしました。緊迫した火災現場であのような圧に耐えられるのは、強靭な肉体と精神力を保持すべく、日々絶えまぬ努力を続けているからなんですね。頭が下がります。。いやはや、とても貴重な経験をいたしました。(←真っ先に逃げたくせに。)
でも…、間違ってもスカートとパンプスでやっちゃいけない😳

Ayumi☽



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