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創業時の大きな課題を乗り越え、5期目を迎えた話

先日5期目を迎えた、株式会社MaVie。この度、周年イベントを開催しました。今回ご縁あり、野外の会場を「昼飲みバル」として開催!多くの関係者の方にお越しいただき、満席で立ち飲みもでるほどの大盛況となりました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました!

https://www.instagram.com/p/Cr-w6VtpSJ2/

振り返ると、あっという間の4年。そして、とーっても濃い4年間。
お世話になった方々、いつも応援してくださる方、そして友人なども顔を出してくれて、楽しいひと時を過ごしながら感慨深い1日でした。

2019年5月に設立したMaVieは、すぐにコロナの第一波を受けたんです。もちろんプロジェクトにも影響が大きく、ましてや今回のようなリアルイベントなんてもってのほか。

創業から4周年で、はじめて日頃の感謝を伝えるリアルなイベントを開催できて本当に嬉しかったです。

「PR会社ではありません」と言い続けた4年間。

実は、設立当初に3つの課題がありました。

今でこそMaVieについて「ブランディング」「ウェルビーイング」「ウェルネス」を手掛ける会社としてブランド認知が一定広がってきていますが、そこに至るまではなかなか険しい道のりだったのです。

今回は、当時の苦労について振り返りたいと思います。

※初めましての方は、私の自己紹介はこちらからご覧いただけます。

PR代理店だと思われていた

創業時、相談いただくプロジェクト内容の偏りに悩まされていました。
独立直前のキャリアは、上場ベンチャー企業で経営企画室を立ち上げ、広報責任者としてチームを束ねていた私は、フリーランスとして独立。

なんとなく「広報PRの人」と言うイメージが強かったようです。

広報PR業務としてご相談いただく大半が、事業全体の中で"広報だけ端的に見ているケース"が多い。その場合は、企業側が単にアウトソースするという意向が高いことがあります。詳しくはこちら。

私自身のインハウス時代、フリーランス時代ともに共通の成功体験は、単に業務をアウトソースする体制ではありませんでした。

共通認識となる目指す方向(戦略)があり、それらの戦略を実行していく各部隊がいる。その1つが広報PRなんですよね。

そうした経験から短絡的なPR施策はしないことをモットーに、MaVieでは
従来のブランディング・PRの常識では実現できない「経営や事業の再構築からブランディング・マーケティング・PRを線にして取り組むこと」で企業の事業成長を支援しています。

ベンチャー・スタートアップの広報専門家だと思われていた

そしてもう1つ私のイメージとしてついていたのが、「スタートアップ・ベンチャーの人」でした。業界に長くいたことから、独立後は同様にベンチャー・スタートアップ業界の広報業務代行のご相談がほとんどでした。お声がけいただけることは、とても嬉しく、ありがたいことです。

しかし私自身が実現したかったことは、「スタートアップ・ベンチャー専門」の特化型ではなく、「業務代行」でもありませんでした。

その理由は、ベンチャー業界だけでない大手や中小企業のフェーズに合わせた価値を提供できるのが私の強みだと確信していたから。そこで、イメージの乖離を埋めていくことをしていきました。

ママ社長=ママに特化 と思われていた

最後にもう1つ。それは、「ママ社長」ということから「ママ向け商材」に関する相談も多くいただきました。ありがたいことに、個人としてメディアでのインタビューなど露出が年々増えていく中で、産後間も無く会社を設立した私の「ママ×社長」という経歴が目立っていたようです。

しかしこちらもビジネスにおいて「ママであること」に特化して打ち出すつもりはなかったので、こちらも早々に脱する必要がありました。

思い切って、会社の軸を2つに厳選

そこで、これらから脱するため、思い切って会社の軸を2つに厳選しました。

①戦略ブランドカンパニーとして正しい発信

前述にも書きましたが、広報PRは事業目標を達成するための手段の一つでしかありません。

ハンズオンの業務部分だけアウトソースとして切り出すことは、内容によっては本質的ではなくなることがある。それではクライアントにとって良い結果が出せない。そのためアウトソースに特化したご相談をお断りしていたのですが、それまでは表立って伝えてはいませんでした。

そこで、コーポレートサイトに「PR代行はしません」「コンサルのみではありません」と正しく表記。自社を「ブランド戦略カンパニー」として明確に定義しました。そうすると、少しずつ風向きが変わり始め、そこに価値を感じてくださるお客様からのご相談が増えていきました。

②ウェルネスを基軸に、多業種多業界に対応

さらにスタートアップ・ベンチャー業界のイメージを払拭するため、中小企業から大手まで多業種多業界のクライアント実績を公開しました。

私のキャリアの特徴であり、フリーランス時代から実績を積んできた強みは「スタートアップから大手企業、さまざまな規模の会社で経営者と伴走してきた経験」があるから提供できる独自の価値。

さらに共通して「ウェルネス・ウェルビーイング」となるビジネスやサービス、ブランドを手掛けてきました。

これらをきちんと実績ベースで公開していったのです。

・創業80周年の企業ブランディング
・創業50周年の企業ブランディング
・大手メーカーの新規事業開発
・中小企業の企業ブランディング
・IPOを目指した企業ブランディング
・ウェルネスブランディング
などなど

結果が出るまでには時間がかかるブランディングですが、1つずつ丁寧に向き合い実績を増やしていきました。

戦略ブランディングカンパニーとしての定着

創業時「PR会社の代表 志賀さんです」と紹介されるたびに「違います!PR会社ではないんです!」と地道に言い続けました(笑)そうして、あっという間に4年が過ぎ、今では少しずつ認知が得られているように感じます。

というのも、先日当社のブランド調査を行ったところ、とてもうれしい結果に。

▼コメント抜粋
取引先の企業が非常に多彩。特定の業界に強いというのではなく、どの業界にも通用する「ブランド戦略立案のプロ」という印象があります

PRのハンズオンというような小間切れのしごとではなく、経営のパートナーとして事業戦略を担い全体感をもって仕事をしていそう

単なるPRではなく経営の観点からもサービスを確実に成長させてくれる

こういったコメントをいただけるようになったのは、地道な行動と結果、実績が伴ってきたなかでのことだと実感しています。

ブランド構築に大事なことは、焦らない

「ブランドを構築していくには、ブレない軸を作り、焦らず地道に行動で示し続けることが大事である」ということを、自社のブランディングを通じて実感。

よく「ブランドとして確立するまでは、どれくらいかかりますか?」と質問を受けることがあります。

みなさんが「ブランドが確立した!」と思うのは、どんなタイミングだと思いますか?

私の考えでは、ブランディングに終わりはありません。あの何百年と続く有名ブランドも、時代を超えてブランディングを継続し、戦略的なブランドコミュニケーションを続けています。

どんなブランドも、「長期的に腰を据えてコツコツと」
そして、「軸をつくり、時代やトレンドに合わせてしなやかに」だなと。

 最後に

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