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フリーランスで4年間どっぷり企業の広報支援をしてきた私が、会社を設立した理由

はじめましての方も、ご無沙汰している方も、いつもお世話になってる方も、こんにちは。志賀祥子です。

2015年に個人事業の開業届を出してフリーランスとなり、5期目となる2019年5月に株式会社MaVie(マヴィ)を設立しました。

私たちMaVieは、キービジュアルにある「Pursue and Establish Your Style.」の通り、会社・個人それぞれが自分のスタイルを追求し確立することのお手伝いをする会社です。

誰もが諦めることなく“らしさ“を追求・確立し、輝くことのできる社会へ
というメッセージを掲げ、社名は、「私らしい人生を歩む」という意味を込めて、フランス語で「私の人生」という意味を持つma vie(英語だとmy life)から名付けました。

この“らしさ”を強調している理由は、企業も個人も共通している”らしさ”を追求することで、道が拓けるということ。

企業の“らしさ”を追求・確立することで、より企業の魅力を引き出す広報施策やブランディングが可能に。

“自分らしさ”を追求することで、自身の強みや課題が整理され、キャリア形成の一歩を踏み出すことが可能に。

それぞれに寄り添い、みなさまの更なる飛躍に繋がるためのご支援をしたい、そう思っています。

今回は、この会社設立の想いを書き留めていきたいと思います。

フリーランスの4年間

私は26歳で結婚し、一時は仕事をセーブするも、やっぱりキャリアを継続したいと思い、ライフプランを考えました。将来、産後のキャリアを継続するために、子どもがまだいないDINKS期間に「場所や時間にとらわれずに仕事ができる環境を整備しよう」と考え、それに伴うキャリアプランを地道に実行してきました。

そして4年前に「独立」という行動を決断したのは、私の人生において、吉と出た、と思っています。フリーランスになること、そして継続していくことは決して容易くはないと思います。そのため、相談されても安易に勧めることはしていません。私の場合は、目指すライフ・キャリアを実現するのに、この選択は大正解でした。

フリーランスになってからは、ありがたいことにご相談いただくことが増えて、今までの経験やスキルをひとり総動員(?)し、ひとつひとつ丁寧に対応することに専念。とにかく全力フルパワーで仕事をしていたら、いつ法人を設立しても良い規模にまで成長していました。

ところが、2017年の1月に妊娠がわかると、それまでの仕事のやりかたを考え直すことになります。つわりが酷かったり安静を余儀なくされたり、いわば“安定期のない妊娠期”を経験し、ひとりで対応することに限界を感じ出していた…ものの、そこから出産までにチームを作る時間はありません。

当時まわりには、独立後に妊娠・出産を経験している女性がいなくて、自分が産後どれだけフリーランスとして企業からお仕事を頂けるのか、どれだけの時間稼働できるのか全く想像がつかなかったのです。さらにいうと、妊娠中の体調の変化や、だれもが絶対安静になる可能性があること、などもっと事前に知っておきたかったことがたくさんありました。

この経験から、妊娠期や育児期、はたまた介護においても、抜本的な働き方改革とそのためのナレッジシェアが必要だと強く思ったのです。

今までの疑問や課題が繋がった瞬間

去年4月、娘を保育園に預けてから本格的に仕事復帰。ママになっても変わらずに仕事依頼を頂けることが本当にありがたく、少しずつ娘の様子をみながらペースを落としてお受けしていました。

最初の半年は、まともに通えないほど病弱だった娘も体力がついてきて、安定して保育園に通えるようになった秋頃からは、仕事量を増やしていくと、子育てとの両立をしながら課題もたくさん。そこからはアシスタントを採用して、いかに「自分にしかできない仕事に専念するか」を考えて試行錯誤する日々。

そんな状況でも、私自身は産後も新たな領域に挑戦したりと仕事が楽しくて楽しくて。仕事は自己成長の場でもあり、日々学び、コツコツ努力を続けることで、道が拓ける。最近では、そう実感する出来事もありました。仕事は裏切らない。

そして私自身が女性として感じてきた会社員やフリーランス時代の疑問や課題…

・長期的なキャリアが描きにくい
・企業の制度や規模に限らない女性の働く環境
・フリーランス女性ならではの課題
など

これらが点と点が繋がったのです。そこで自身の経験から、育児と仕事どちらかではなく、どちらも自分らしく自分のペースで両立し充実した日々を送れる社会にしたいと思いが高まり起業を決意しました。

MaVieができること

私たちMaVieが何を得意としている会社なのかを簡単にご紹介します。

①戦略ブランディング
4年間フリーランスとして事業を継続してきた企業の経営企画・広報・ブランディング支援を生業にしています。

特徴は、経営や事業戦略をきちんと見据えてブランディングやPRの戦略から必ず入ること。表面的なPRアウトソースは得意としていません。

戦略開発・プランニング、そして施策設計…と、ふわっとしているものをカタチにして道筋を創っていきます。いわゆるプレスリリースを書いたり、メディアリレーションだけというPR代行はしていません。

そのため、各企業のフェーズや目的に沿った支援内容をプランニングすることが大事だと考えています。

まずはアドバイスから始めたい企業は、戦略アドバイザーから、そしてプロジェクトに伴走が必要になった場合は、チームの一員となるプロジェクトパートナー。そしてより組織に入り込み、経営からブランディングまで伴走する戦略パートナー。大きく3つの支援体制のメニューがあります。

課題の整理、戦略策定から認知拡大や売上拡大といったところまでを得意としているので、ニーズに合わせてフレキシブルに対応できることが強みです。

4年間のフリーランス期で支援実績は、長期プロジェクトながら20社を超えました。はい、ひとりで黙々と、ただただがんばってきました。

私が支援をするにあたり、重要なことだと思っていることが2つあります。

1つは、その企業・ヒトに心から共感できること
事業・サービス、ミッション・ビジョンに共感し、事業拡大に貢献したいと思えること。愛がないと出来ない仕事です。経営者の想いをもっと社会に伝えていきたい!と思えること。これは、企業の顔となる広報を支援する身として譲れないポイントです。

そしてもう1つは、「企業に入り込む」ことにこだわること。
せっかく費用をかけて外部支援を受けるのに、社内に何もノウハウが残らないというのはもってのほか。きちんと組織にノウハウを残すためにも、企業の中のヒトたちと連携して進めていくことが、とても重要だと思っています。

詳しくはこちらに
https://mavie.style/pr_branding/

②パーソナルのビジネスブランディング

産後仕事に復帰してから、ありがたいことに「女性×キャリア」「時間や場所にとらわれない働き方」などといった文脈で登壇のお声がけをいただくことが増えました。

そこでさまざまな女性とお話しする中で気づいたことは、多くの人が「育児と仕事の両立をしてみて、はじめて壁にぶつかり、キャリアについて考える」ということ。

男性活躍とは言わないのに、なんで女性活躍っていうの?と思うこともありますし、男女平等と言いたいところですが、女性がキャリアを継続するにあたり、どうしても特有の壁が存在するのは事実。

私自身が事前にライフプランを見据えて、独立したという経緯もあり、女性がキャリアプランを考えるときは、ライフプランと一緒に照らし合わせて考えていけば、事前に防げる壁も存在する、そう実感しています。

昨年1年間、そういった話をセミナーやワークショップを通して、お伝えする機会を作っていたところ、参加者の方の満足度がとても高かったのです。

そこで、もっと多くの方に伝え、ライフイベント問わず「諦めずに自分らしく生きる女性をひとりでも多く創出することに寄与したい」という思いで、注力していきます。これは私自身が、そうありたいという想いがとても強く、同じ想いを持つ女性たちと一緒に、そういった社会を創っていきたい。そう思っています。

今後は、更に本質的なパーソナルに特化したビジネス・キャリアブランディングを支援していきます。

詳しくはこちらに
https://mavie.style/personal_branding/

私が考える「ロールモデルではなく、たくさんのモデルケースを知ることの重要性」については、日経xwomanアンバサダーのブログで綴っています。


最後に

正直、広報を生業にしていながら、今までこういった自分自身のことを語るのは苦手意識がありました。

ですが、こんな小さな会社でも、一緒にやりたいと手をあげてくれる仲間がいることに、嬉しさと同時に身が引き締まる思いで、代表として会社の説明責任を果たそうと意を決した次第です。

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