DAY 1｜モーヴ街のクリスマス 2022
《MAUVE STREET｜モーヴ街》とは、霧とリボンが運営するオンライン上のストリート。各noteを美術ギャラリーや図書館、アトリエや百貨店などの建物に見立て、多彩な文化発信と作品の展示販売を行うアート・プロジェクトです。現在建物は全部で10棟。あちこち寄り道しながら、モーヴ街のお散歩をお楽しみください。
Text｜霧とリボン
冬のモーヴ街へ、ようこそ！
本年も残すところあと約二週間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
澄み切った青空が広がったここモーヴ街。通りには健やかな風が渡り、2番地「モーヴ・キャビネット」の前にはクリスマスローズの白い花びらがゆれています。4番地に住むレミーちゃんとクィンク、お友達のモペットが大きなクリスマスケーキを運んできてくれました。
お散歩を楽しむ人たちの足取りも軽やかに弾んた今日——恒例の冬のオンラインイベント「モーヴ街のクリスマス」が開幕致しました。初日の散策をお楽しみ下さいました皆様に心より深く感謝申し上げます。
アドベントを迎える度に実感する、今年も無事こうして特別な季節を迎えることができた喜び。月日の流れの速さに驚きつつ、日々の慌ただしさの中でふと立ち止まって一年を振り返り、長かったような短かったような感慨に浸りながら、新しいスケジュール帳の表紙を開いてまっさらな頁を眺める——こうした、何気ない所作でさえ、気持ちを鮮やかに彩ってくれる12月の不思議。
モーヴ街が皆様の日常と地続きとなり、扉を開けるたびに晴れやかな心地をもたらす場所となれますように。願いを込めて、本イベントをお届け致します。本日より三日間、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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本記事はDAY 1の記録です。本日は【9本の記事（本記事含む）】を配信致しました。
会期中、一日の最後に配信される本まとめ記事をご覧になれば、その日の配信情報を全てチェックできる仕組みになっています。ぜひご活用くださいませ。
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モーヴ街のクリスマス
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2番地
——モーヴ・キャビネット——
本イベント配信トップを飾ったのは、モーヴ街初登場の写真家・大串祥子さま。写真集『美少年論』の頁に綴じられた玲瓏な眼差しそのままの、美しい一篇をお届け致しました。本プロジェクト「Men Behind the Scenes」は映画『アナザー・カントリー』で思春期を過ごした者にとって奇跡そのもの。孤高の一冊をぜひお手元に——
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7番地
—— スクリプトリウム ——
モーヴ街に馨しい風が流れてきました。イラストレーター・松下さちこ様が本イベントより7番地「スクリプトリウム」に新入居。今後「松下さちこの標本室」より、イラストと描き文字が流麗に交差する作品を発表していきます。今回は、来秋、霧とリボンにて開催予定の個展の序章となるシリーズを維月 楓さまの詩情豊かなエッセイでご案内しました。
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8番地
—— ヴィヴィアンズ百貨店 ——
嬉しいお知らせが続きます。ビーズ刺繍アクセサリーブランド・Under the rose様が8番地「ヴィヴィアンズ百貨店」に新たに仲間入りです。精緻なビーズ刺繍により生まれた植物や昆虫たちは、芸術品としての風格と自然物の神秘性が共存する稀有な存在。空想宝飾店の魅力をたおやかに綴る自作解説にもどうぞご注目下さい。
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6番地
—— ブライオニー荘 ——
冬の夜、菫色の通りにちいさなクリスマスの奇跡が舞い降りました。モーヴ街初登場のペーパードール作家・日野まき様から届いたのは、祈りを捧げる愛らしい天使たち。星々が瞬く向こう側に、想いを馳せたくなります。高柳カヨ子先生の温かな筆致が迎えるブライオニー荘の小部屋で、まるで安息の場所をみつけたように佇んで——
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4番地
—— レミーのアトリエ ——
モーヴ街開通時からストリートを盛り上げてくれているレミーちゃん。4番地のアトリエでは、今冬も美しい布がはためき、ミシンの音が深夜まで響いていたようです。雪景色と季節の色をドレスへと仕立てたセンスはオシャレが大好きなレミーちゃんならでは。昨年大好評を頂いた「Lemmy’s Gift Dress」の新バージョンが登場です。
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6番地
—— ブライオニー荘 ——
6番地「ブライオニー荘」の窓辺に、霜の妖精ジェーン・フロストが現れました。コラージュ作家・合田ノブヨ様の比類なき想像世界からモーヴ街へと、クリスマスを運んできてくれたようです。羊歯の押し葉持つ美しい妖精と対面したのは、小部屋の主・長澤 均さま。冬の空気のように凛としたエッセイが、窓辺のカーテンを揺らして——
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5番地
—— サティス荘 ——
ヴィクトリア朝ロンドン、ディケンズの書物の中から時空を超えてモーヴ街へ。人形作家・影山多栄子さまから、クリスマスの贈り物が届きました。幼き中にも芯の通った面差しの少女と愛らしい布人形が、熊谷めぐみ様がやさしく案内する物語の中で遊んでいます。私たちもサティス荘の扉を開けて、いざ、二人の待つ世界へ——
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6番地
—— ブライオニー荘 ——
モーヴ街に美しい音楽が流れはじめ、行き交う人々も散策の足を止めて耳を澄ませています。画家・横井まい子さまの描く少女マリアが窓辺から顔を覗かせると、音色は聖なる雰囲気を帯びて、通りいっぱいにクリスマスの喜びを伝えてきました。江口理恵さまの聡明なペンと横井さまの空気を震わす絵筆との出会いが女性たちへの讃歌となって——
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「モーヴ街のクリスマス」DAY 1、お楽しみ頂けましたでしょうか。温かな場所から、何度でも訪れて下さいませね。
明日も素敵な作品とエッセイでストリートが賑わいます。ぜひお散歩にいらして下さい。
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12月18日（日）23時〜START
最初の1時間（〜23:29まで）BASE割引クーポン利用可能
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