「可愛い」は魔法の言葉

女性なら「可愛い」、男性なら「かっこいい」と言われると嬉しいですよね。自分が「いいな」と思って挑戦した髪型や新しい服の組み合わせを、他人から褒められると気持ちいいものです。

それが好きな人から言われるのであるならば、なおさら嬉しい気持ちになるでしょう。

さて話はアオのハコに移りまして、雛ちゃんは大喜と実質花火大会デートになりました。気合を入れておめかしした雛ちゃんとそれを見つけるラフな格好の千夏先輩と友達の対比が、これまた雛ちゃんの特別感を引き立てていて魅力的な演出ですね。そして1人心の中で色々と葛藤する様も実に少女漫画のようであり、また言葉も変にキャラすぎないところがすごく読者としての心がキャラクターに引き寄せられる、こちらも素直に好きになる要素だと思います。

大喜も大喜で自然と細かい気遣いや準備ができていて、一緒にいる人は多分もっと好きになっているんだろうなって感じました。首を蚊に刺されてムヒを塗るという、うなじにドキッとする不意な演出も最高です。

今まではなかった「可愛い」と言われた雛ちゃんの驚いた顔とそれに対して嬉しそうにしている表情が、個人的には今週のベスト作画で自分の中で雛ちゃんが千夏先輩を追い越してきました。

そんな雛ちゃん優勢に思えたところでトイレへと向かった大喜は、迷子の面倒を見る千夏先輩を見かけてしまいます。いやもう今回は雛ちゃんに勝たせてあげて！幸せな時間あげてよ！

千夏先輩が「いたいの いたいの とんでけ」した「いたいの」は一体どこに行ってしまうのでしょうかと私は心配です。雛ちゃんの笑顔を守りたい。