日ごろ注意している2つの視点①~「相手の立場に立って考える」と「相手が自分だったら」~
こんにちは。ryosukeです。
リハビリテーション専門職として、
患者さんや対象者さんの身体の回復に対するサポートについて考える仕事をしています。
脳梗塞によって半身不随を患った方を治療させていただくことが多く、
その時に感じることが2つあります。
1つは、「相手の立場に立って考える」ということ。
相手の立場に立って考えるということは、
相手が困っていること、
どうしてほしいかということを、
自分の目線ではなく、
相手の目線で考えるということです。
相手の目線で考えるということは、
おのずと自分自身も見えています。
ということは自分自身の動き方が
相手にどう見えているかを考えることと同じです。
私はどちらかというと顔に出てしまうタイプです(;'∀')
治療がうまくいかないと首を傾げたり、
難しい顔をしてしまうこともあります。
しかし、それは相手の目線からすると、
不安になったり、
うまくいっていないことを悟られてしまうことに繋がると思い、
自分を戒めています。
そして、相手の目線で考えるということは、
客観的に考えるということ。
完全に自分とは切り離された視点から考えることで、
自分の感情は関係なく目に映る事実のみを考えることが出来ます。
事実は感情によって脚色されることによって、
あらゆる方向へ解釈されてしまいます。
その時の自分がポジティブな気分か、ネガティブな気分かによって、
目に映った事実の解釈が異なってしまいます。
患者さんの治療・リハビリテーションの場においては
できるだけ客観的な視点と介入で行う必要があると考えています。
リハビリテーションの場だけでなく、
サービス提供者は自分の感情に基づく判断はかなり危険です。
そもそもサービスは相手がいないと成り立たないのと同時に、
そのサービスを選ぶのは相手だということです。
病院でのリハビリテーションでは、
そもそも患者さんはセラピストを選ぶことが出来ない場合が多いですが、
患者さんの身体が良い方向へ回復していくためには、
患者さんの脳が提供された刺激に対して、
「反応する」ということを選ぶ必要があります。
そうなると「不安」や「意欲」というのは、
かなり重要な要素になります。
話は反れましたが、
相手の立場に立って考えるということは、
① 相手の目線で自分を見る
② 客観的にみる
③ 感情と事実を分けて考える
ということで非常に重要な視点だと考えています。
今回は、日ごろ注意している2つの視点①~「相手の立場に立って考える」と「相手が自分だったら」~
の1つ目「相手の立場に立って考える」ついてシェアさせていただきました。
次回は、2つ目の、「相手が自分だったら」という視点について、
考えていることをシェアしていきたいと思います。
今回は、まだお正月気分が抜けない今日。この1枚を選ばせていただきました。 lazy_planetさんありがとうございました。
そして、最後までご覧いただきありがとうございました。
良い日が訪れますように。
それでは。
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