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インフレ時代への備え / 経済情勢

平成の時代は、30年間物価が上がりませんでした。
よく聞く言葉で言うと「デフレの時代」です。
令和になって大きく変わってきているのが、
物価上昇「インフレ時代」に突入した事実。
デフレ時代の感覚でこれからを過ごすと、
大きな変化の波にのまれてしまいます。
その為に私たちは、どんな備えをするべきなのか、
そんな話をして行きます

こんにちは、松幸です。
ブログを見て下さり、ありがとうございます!
日々の中で気付いたことを発信しています。

本日は、インフレ時代への準備 についてです。

インフレで誰が困るのか?

インフレで一番影響を受けるのは、
a)65歳以上の年金生活者です。
国からの年金の支給金額が、
もしも物価上昇分も加味して支給されれば、
今までの生活が保障されます。問題ありません。
しかし、消費者物価指数が3%~4%増加
している中で、年金支給額に変化がない場合は、
実質的な支給金額は目減りする事になります。

次に影響を受けるのは
b) 現金を持ち歩き、銀行に預金を預けている人
です。

仮に銀行の金利が、現在のように「0.XX %」
が維持されてしまうと、銀行に預金していても、
お金の価値が下がり、来年は同じものが買えません。

昭和の頃は、常に物価が上がっていました。
小学校低学年の頃「50円」で乗れていたバスが、
高学年になった時には「70円」になっていました。
1年前と同様に50円を持ってバスに乗っても、
今年はその料金でバスに乗ることが出来ません!
つまり、預金をしていても金利がつかないので、
お金の価値が下がってしまうため、

今まで買えていたたものが、数年後には、
同じものが同じ値段で買えなくなるのです。

現預金を沢山持っているのは誰?

それでは、どの年代の方々が、
どれだけの貯蓄を持っているのか?
見ていきましょう。

総務省が発表している統計データから行くと、
以下のグラフのようになっています。
60代以降の高齢者が、平均2000万円以上の貯蓄
をお持ちになっています。
この貯蓄金額に加え、毎月年金が支給されます。

総務省:家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果

60歳以上の方々は、インフレによって、
持っている2000万円の価値が、
年々目減りして行く事になっていきます。
毎年、購入できるものが少なくなっていく
という事ですね。。。

銀行金利は、上がるのか?

現在持っている貯蓄金額は、
仮に銀行の金利が物価上昇と同様に
3%前後まで上がるのであれば、
銀行預金に入れておけばよいことです。

ただ、日本には、莫大な借金があります。
普通国債残高は1000兆円以上になっています。
現在でも、エネルギー価格を中心に、
物価上昇を抑える事を目的に何兆円もの国債を
毎月発行し続けていますので、
日本の借金は増え続けています。

財務省:日本の借金の状況

現在は、金利が0.XX% に抑えられていますので、
支払わなければならない金利は5兆円以下ですが、
仮に金利が3%になってしまうと、
約30兆円の金利を国家予算で
毎年支払わなければなりません。

現在の国の税収は、60兆円強ですので、
税収の半分近くが「金利の支払い」のため
使わなければならなくなります。。。
金利を、たった3%に上げただけで、
これだけの影響金額が出てしまいます。。。

このような事情があるため、日本の銀行は
今後も金利は低く抑えられたままに維持される
のではないかと予測します。

そう考えると、高齢者と言えども
今までと同様に銀行預金に置いておくだけ
はなくなると予測します。

明日以降、このお金がどこに行くのか
予想して行きましょう!
少しワクワクしませんか?


大丈夫!
みんな、あなたのことを応援しています!
あなたは、一人じゃない!
勇気・強気・やる気・世の中元気!


このブログが、皆さんにとって小さな気付きになり、
皆さんの行動へ向けた原動力や豊かな生活に向けて
少しでも貢献できると嬉しいです。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます!


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