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市長会議 ー 笑う門には福きたる

笑顔で明るくふるまうことが、自然と運を引き寄せ、幸せに結びついていくということについて書いています。


断食野宿遍路で学んだこと

まだ若かりし頃、お釈迦さんの苦行にあこがれていたのか、「断食しながら野宿遍路する」なんて冒険を思いついて、実行してしまったことがある。

四国へわたり、徳島県鳴門にある一番札所霊山寺から歩き始めて、三日三晩水だけで何も食べないで野宿しながら歩き続けた。最初の二日は比較的平坦な道だったからよかったものの、最終日は、標高500mを超えるような峠をいくつも越えていく山道だった。

11番札所藤井寺からの山道

そこで気づいたことがある。どういうわけかいつもはある「お接待」が全くない。別に断食中だと顔に書いているわけもないのに、誰も近寄ってこないのだ。

「笑う門には福きたる」ということばを、この時ほど感じたことはなかった。たぶんお腹が減りすぎて、僕は鬼のような形相になっていたのだろう。見かけた人は怖がって近寄ってもこなかった。どんなに苦しくても、それを表に出してしまっては、幸せはどんどん離れてしまうということを、僕はその時、身をもって体験した。

断食遍路最終日三日目、12番札所燒山寺にて

幸福は笑顔に寄ってくる

人生には山あり、谷あり、いろんなことがある。しかし苦しいときこそ、笑顔を、笑うことを忘れないでいる人には、幸福の女神は微笑んでくれる。そういう人には、自然に周囲の人が手を差し伸べてくれるし、お金も集まってくる。

笑顔で歩いていると、お接待されることが多くなるのは不思議だ

会社を経営していても、このことはとてもよく分かる。工場や社員が周りから明るい印象を持ってもらうことができれば、自然と仕事も増えてきて、売り上げも上がっていく。「楽しそうだ、明るい」ということは、人生においても、事業においても、運を引きつける大切なキーワードだと僕は思う。

笑顔で市長会議を成功させよう

来週には、広島県の全市長がヒロボーに集まって、市長会議を行うという大イベントがある。70名以上の来客を迎え入れることになる。

芝生を刈り、社屋も掃除して、蛍光灯もこの機会にLEDに変えた。社員一人一人が笑顔で、元気よくはたらく姿を見てもらうことで、今回の市長会議が広島県にとって明るい未来を拓いていくきっかけになればと願っている。

ヘリポートのあるヒロボー本社社屋。市長会議へ向けて芝生をきれいに手入れした。

以下に私の歩きへんろ体験記である「空海の残した道」のAmazonのリンクを貼っておきます(松坂義晃は当時のペンネーム)。すでに絶版となっていますが、中古本がAmazonで流通しています。冊数が限られますので、お求めはお早めに。


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