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『武産合気』合気道の思想解説記事

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合気道開祖である植芝盛平の思想『武産合気』を解説したり参考にした記事をまとめてるヨ。 合気道修行者にはおススメ。
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記事一覧

合気道の「気」についての仮説:直線とずらし

よく合気道とかの動画で技をかけるときに「気でやっている」みたいな表現がされることがある。…

戦後の合気道の特徴とは何だったのか弟子たちの証言から検証してみる

戦後とか戦前とか言うけど何が違うんだ!?というのを弟子達の証言から調べてみた。 基本的に…

戦前の武道書『武道練習』『武道』から合気道を読み解く

そもそものキッカケはこの記事。 戦前の稽古の実態を探ってると、『武道練習(合気柔術伝書)…

戦前の合気道の特徴とは何だったのか弟子たちの証言から考えてみる

合気道はよく戦前・戦後でわけられたりするんだけれど、実際のところ戦前の合気道ってどんなな…

合気道マニアック本解説『近代武道・合気道の形成「合気」の技術と思想』著:工藤龍太

この本は「合気」とは何なのか?問題へのある時点までの解決を目指した本だと思う。 著者の工…

合気道で考える「人類はみんな家族」のもうひとつの可能性

合気道の開祖は「合気道とは世界人類を一大家族として和合させる道」だとか言っている。 こう…

オカルトで読み解く合気道用語「魂の緒」:つながりについて

「魂の緒」と書いて「たまのお」と読む。 こいつはバリバリのスピリチュアル用語のようだ。 意味としては、人の魂と肉体をつなぐヒモみたいなものらしい。 こいつを磨くことが大事だというのが合気道開祖の発言なわけだけれど、それについてどういう理屈なのか考えてみた。 開祖の「魂の緒」合気道開祖が「武産合気」や「合気真髄」で言及しているのはざっとこんな感じ。 基本的には精神と肉体とをつなぐ「魂の緒」を浄めていけという趣旨で使われる。 もうすこし詳しく説明している部分ではこんな

合気道マニアック本考察:田中万川著『合気道神髄』より「五狐の剣」の哲学と技

田中万川先生の著書にして激レア本『合気道神髄 創元之巻』の中でも特にわけがわからない記述…

合気道の思想的ルーツ:荘子から考えるあらゆるものの同一性

荘子は老子の流れを汲む中国の思想家で、そのエピソードには様々な合気道みを感じることができ…

合気道の思想的ルーツ:出口王仁三郎の言霊学から考える盛平の思想

ゴールデンウィークに暇だったので、ちょっとめんどくさそうな本に取り組んでみた。 古事記を…

合気道の思想的ルーツをたどる:老子の思想から紐解く陰陽の原点

合気道を産んだ植芝盛平は「合気道とは古事記の実践である」という言葉を残している。 若い頃…

合気道のためのマニアックこじつけ古事記講座:武産合気の個人的解釈

合気道開祖は「合気道とは古事記の実行である」と言ったとか。 そのせいなのか開祖は古事記に…

なぜ合気道における正勝吾勝勝速日命は重要なのか?を妄想した

合気道の開祖は神道系の宗教にドはまりし、稽古中に古事記の神様の話ばっかりしていたので弟子…

合気道開祖植芝盛平年表

純然たる趣味だけでつくっている合気道開祖年表。 色んな資料に書いてあることをまとめてます。 1883 明治16年 0歳12月14日 ・和歌山県田辺の富裕な農家に長男(姉3人・妹1人)として誕生 ・父與六/与六は村会議員 ・植芝家は父方が代々女性が産まれやすい家系で曽祖父吉右衛門、祖父吉平は養子、父与六は一人っ子、盛平にはため、ひさの、千代という姉がいた。後に妹に菊も産まれる(6) ・母ゆきは甲斐武田氏の末裔糸川家の出 ・生家は200アールほどの土地 ・親類に井上鑑昭の父、