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人への言葉がブーメランになって返ってきた話

個人塾で小中学生に算数、数学、国語、英語を教えています。
算数・数学の苦手な生徒さんが複数います。

なんで苦手なんだろう、何を苦手に感じているんだろう、と観察してみました。

見ているとどうもまず、計算問題は練習量が足りないっぽい。

もちろん学校ではドリルや練習問題もやっています。
授業中に全部やっていたら時間切れになるから、宿題にもなってます。

さらに算数・数学のやり方やルールを覚え込むまでに
時間がかかっているっぽいです。
算数・数学は覚えなければいけない内容はあまり多くはありません
(理科社会英語と比べるとですが)。
でも覚えていないと解けない問題がたくさんあります。

(はっ!もしかして覚えなきゃいけないと自覚してない???特に小学生)

練習が足りないから、やり方やルールが身につかないのか?
身につかないから、何度も間違える。
間違えるからやりたくなかったり、時間をかけることを嫌がったり、
宿題も答えを丸写ししたり(それじゃ実力がつかんがな)。

どっちが先なのか?
そのあたりはまだわからないんですけど。

そんな子どもさんに声をかけるとしたら?

まずは「もっと練習が必要だと思うよ」
「自分でこれでもうバッチリ!!大丈夫!と納得できるまで
練習するしかないよね」

そして、「身につけるのに時間がかかる」のが
「苦手意識」につながるのかな?とも思いました。

私自身は、算数・数学に関しては「こういうものか」と思って
教わった通りにそのままやっていて、なんとかなっていました。
頭の中にそのまま格納できていたのかもしれません。
もしくは、自分に必要な練習量を自分で分かっていて、練習出来ていたのかも(ちなみに中学の時一番頑張ったのは数学!なぜなら負けたくない同級生が居たから)。

一方でピアノの練習が大嫌いで。
なぜなら、練習しないと弾けるようにならないから(当たり前)。
おまけにうまく弾けるようになりたいと思ってなかったし。
弾けずにレッスンに行くと怒られるから(これも当たり前)、レッスンも嫌いで、最後の方は部活あるから、と言ってサボってました。
でも音楽は好きだったらしく、今も続けてます。

あと体育も嫌いだった~。運動オンチで。これはインプットがうまく行かなかったからか?

ある生徒さんが、今「正の数・負の数」の計算をやっています。
足し算引き算を習う際、少しずつステップアップしていって、
最終的には()を使わずに計算できるようになればOKなのですが…。

3+(-5) = 3-5 = -2 という具合に。

さらに掛け算割り算が入ったり、それらが混じった計算も出てきたり、分数や小数も入ってきて、その子はだんだん混乱してきたらしく。

足し算引き算だけの式なのに、
()を使わずに問題を解く段階でうまくいかなくて、
いやここはこのやり方だよ、ここは足し算だよ、と言っているうちに
プチパニックになってました。ごめん。

最終的には目の前で解いてもらって、やり方を身につけて、
忘れないよう何回も練習していくしかないなあ…と。

その生徒さんは。
定期試験直前の今になって、「あー、こうすればいいんだ」と。
ちょっとわかってきたみたいです。

あ、良かったなって思う反面、やっぱり時間がかかるのかしら?とか、いろいろ思いました。

一方で。

私にも苦手なことがある。
それを身につけるにはたぶん練習量が足りない。
また時間もかかるのでしょう。

今までそれができなくてもあまり困ってなかったけど(本当に?)、そろそろ困ってくるのかもしれないなと。

人にかける言葉が、
そのままブーメランのように返ってきたなあ…とひしひし感じています。

うん、人に自分の考えを話す練習しよう。

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