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バリアフリー みんなの教材図鑑

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実践を重ねる中で、何から手をつけて良いかわからない状態から抜け出し支援をスタートするためのきっかけとなったものをまとめました。一緒に勉強する中で子どもたちが教えてくれたことや先輩…
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4-2 スイッチ 「自分でできる」を実現

4-2 スイッチ 「自分でできる」を実現

スイッチ使用の意味や使用することによる可能性の広がりを自分なりに整理し直しました。

■教材名
ジェリービーンスイッチ*
■課題
自分の意思でスイッチを押したり離したりしてON/OFFの操作をする。
■ねらい
・できることを増やす(できることが増えていくと人生の意味を見つけられる)。
・一人で居られる時間を増やす(家族や介護者も自分の時間を持てる)。
・楽しみを見出す。 ・役割を見出す

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2-1 ハンドチャイム・ぬいぐるみ                  外界への気づきを促す

2-1 ハンドチャイム・ぬいぐるみ                  外界への気づきを促す

久々の教材図鑑投稿です。今回からは、目次通り前から投稿していきます。

■ 教材名
・ハンドチャイム* ・ぬいぐるみ*
■セット内容(大きさmm)
・ハンドチャイム(直径75/高さ200)
・ぬいぐるみ(幅180/奥行180/高さ260)
■課題
 口や手を使い直接そのものへ働きかける。
■ねらい
・自らの行為とものからの感覚フィードバックの中で口や手を使う(感覚遊び)。
・なんだろう?(外

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3-1 スケジュール提示版                          日常生活を自ら組み立てる基礎に

3-1 スケジュール提示版                          日常生活を自ら組み立てる基礎に

目次通りではないですが、まず最初に揃えたいものから紹介します。

■教材名
スケジュール提示版◎
■ セット内容(大きさmm)
・提示台(幅450/奥行き60/高さ60)  ・半実物カード(幅100/奥行き100/高さ10)  
■ 課題
 半実物カードを見たり触ったり

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1-3 教材を使う

1-3 教材を使う

学習をスタートさせるためには教材を用意することが大前提ですが、その教材を十分に生かせるかどうかは、課題設定、提示の仕方、それらの修正、達成の共感といった、支援者の、教材を介した子どもとのやりとりの質にかかっています。支援者の提示が未熟であっても子どもの力に助けられ学習が成立する場合も確かにあります。しかし、障がいが重く取り組みへの制約が大きい場合には特に、やりとりの質を高めることが鍵となって、子

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