玉の緒 和歌
ささがには玉の緒ならむ白露の はかなくもある光かしこし
雨露を玉と貫く
蜘蛛の糸あまた
その光ほのかに
はかなくも耀(かが)よう
人の命もかくあるものか
その光ほのかに
かしこくも耀(かが)よう
ささがに~蜘蛛または蜘蛛の糸、蜘蛛の巣
蜘蛛の糸、蜘蛛の網(い)などから、「い」で導かれる「いのち
⇒命」「いま」「いづこ」「いと」「いとふ」などにかかる枕
詞にもなります。
この歌では「命」を響かせています。
玉の緒~玉を貫き通す紐
玉と魂をかけ、魂が肉体から離れないようにする紐
転じて、命、生命の意
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