最近の記事

2022.11.20

今日は友人を誘って、最近仲良くなった飲み友達が渋谷PARCOのVCM MARKET BOOTHで開催している、古着のポップアップに遊びに行った。扱っているのはユーロヴィンテージでサイズ感もメンズサイズが多いから自分に着れるやつはないかな〜と思ってたけど、60年代のドイツ製のグランパシャツがサイズぴったりで生地感も色味も好みだったので思わず購入してしまった。友人価格で値段も安くしてもらって感謝! いろいろヴィンテージも試着させてもらったり、詳しく教えてもらえて楽しかった〜、一

    • 霧雨に伸びていく灯

      仕事で引き受けた原稿がちっとも進まないので、気晴らしに深夜徘徊に出かけた。コンビニで煙草とカフェラテを買って、念のため傘を持って多摩川までとりあえず歩いて向かう。深夜0時。 歩き始めると、どちらかというと気分は落ち込んでくる。内省的になって、周りが見えなくなる。意識が内側を向いていくにつれて、歩いていくことそれ自体が自動化してくるので、そのまま足が赴くままに進んでみるのだ。 歩きながら、魂が触れ合うことについて考えてみていた。最近初対面の人と会って話すことが多かったけど、

      • 物語について

        物語に乗れない自分について考えていた。 いや、正確には物語のない形式を選んできた自分について考えていた。 物語が別に嫌いなわけではない。小説も漫画もアニメも映画もよく嗜む自分の人生にとって、物語が必要不可欠なものだったことくらい熟知している。 でも美術はどうだろうか。 美術にももちろん物語はある。美術史なんかまさにそうだ。ゴンブリッチの『美術の物語』は美術史学徒時代は必読書だったし、美術を理解するのに大いに助けられたものだ。私の修士論文だって、スイスに生きたとある過去の

        • 最近のことごと 2022.8.25-27

          8.25 美術予備校の仕事が終わって家路に着くと、同居人から私の学部の元同級生が展示の搬入のために東京に来るから、会う?という連絡があった。 住んでるアパート近くの先輩らが運営しているシェアハウスに泊まりに来るらしく、大学院のゼミ課題に追われていたので悩んだけど、まあ久しぶりに会うかと思い赴くことにした。(結局、同級生は22時過ぎについたので私はすっかり課題をやる時間を失ってしまい翌日苦労することになった)といっても仕事で一度会っていたので、半年ぶりくらい 。それでもじっ

          2022.8.25

          久しぶりに日記をまた付け始めてみようかと思う。いつまで続くかわからないけど。 漠然とした不安に毎日押しつぶされてしまいそうになりながら生活している。全く進まない原稿仕事と、ほとんど手をつけられていない修士論文と、全くアプローチできていない就職活動と、目の前のしなきゃいけない沢山の事柄があって、身動きが取れなくなっている。いつものことと言えばそうなんだけど。 本を読むのも、展覧会に行くのも、映画を観るのも、音楽を聴くのも、研究のために論文を読むのも楽しい。だけど、なんだか自

          3月10日

          2021年3月10日  この日は東京大空襲から76年目、そして偶然にも放浪の画家・山下清の99回目の誕生日だった。  来週末から開催される展覧会でキュレーターとして担当している作家の遠藤さんの映像作品の撮影をするために、パートナーを撮影補助員に加えた3人で東京下町に訪れた。  彼女は昨年青森で、山下清が残した「みんなが爆弾なんかつくらないできれいな花火ばかりをつくっていたら、きっと戦争なんか起きなかったんだな」という言葉に触発されて、戦争と花火をめぐる展示を行い、その際

          怒り

          先日旅行から帰宅した同居人に、「同行者(共通の知人)がマツエは目上の作家に向かってへらへら接してるのが心配になる、キュレーターなんだからそこら辺ちゃんとした方がいい。あと興味ない相手に線を引いてるのが分かりやす過ぎるって言ってた」と言われた。 結構この言葉かグサリときて、又聞きというのも相まって3日くらい思い出しては胃が痛かった。呪いのようだな、と思っていた。とくにこの知人は仕事相手でもあるので、そう見られていたことが恥ずかしいというか残念というか、本当そうだよね反省…って

          2021.2.6

           昨晩は友達とお互いを褒め合うというテーマのもとオンライン飲みをしていた。互いに付かず離れずの関係性だということもあって、意外と褒めることへの気恥ずかしさみたいなのは無かったし、言葉にするのも、相手の言葉を聞くのも楽しかった。またやりたいね。缶ビール三本飲んで、3時に寝た。 https://bijutsutecho.com/exhibitions/6916  8時起床。↑今日は車で栃木の美術館に知人Oさんの個展を見に行く予定があった。シャワーを浴びて、クレイパックをして顔

          真・遠出(中編)

          めっちゃ時間開いたけど、ちょっと懐かしむつもりで書いてみる。 12.12  10時、シェアホテルで目覚める。今日の予定は21世紀美術館の企画展を見に行ったあと少しギャラリーを回って、夕方から金沢の次の展覧会に向けての打ち合わせ。21美の企画展はマーク・マンダースとミヒャエル・ボレマンスの二人展。どっちもギャラリー規模で見たことはあっても、美術館の規模では見たことがなかったので結構楽しみにしていた。  ぼやぼやっと起きて支度して出発。今日も生憎の雨。ホテルから美術館は徒歩

          真・遠出(中編)

          研究のこと

           昨日、その日までに提出しないといけない課題レポートを相変わらず時間に追われながらやって、結局超ギリギリに提出した。内容はいいけど分量が少ないね、と採点は85点。私のキャパって大体85点よなあ…ってちょっと落ち込む。  早めにやりゃあ解決してた問題でしかないんだけど、早めにやればやるほど関連した別のことを調べ出したりして、永遠と身体が横滑りしてって結局同じことになる気がする。でも勉強ってのは横滑りの繰り返しでもあるわけで。私は根が優等生じゃないというか、上手くこなしたりスケ

          研究のこと

          旅行記後半

          書かなきゃな〜って思ってるんだけど、なんか日にちだいぶ空いちゃったので挫折しそう…。 なのでふつうに昨日の日記。 今日は午前中バイトだった。緊急事態宣言出ちゃったのもあってかお客さんはいつもの半分以下。クソ暇だったので早上がりさせてもらって、久しぶりに都内に出ることにした。 バイトが終わったのは14時すぎで、一旦家に帰って着替えて化粧をして出かける準備。今年に入ってようやく自分の顔をマジマジと見た。少し輪郭が丸くなった気がする…。BTSの動画見ながらタラタラ支度して15

          旅行記後半

          あけおめ

           今日は、大学院の授業再開日。といっても感染症対策で今日は全てzoomオンリーだった。10:40、キュラトリアルアート&セオリーの講義は年始ということで参加しなくてもしても良いと事前に伝えられていたのもあって、zoomを開くといつものメンバーは私含め二人しかいなかった。その代わり新潟大学でジャン・フランソワ・リオタールの研究をしているという学生が参加していた。 「大きな物語」の終焉 | 現代美術用語辞典ver.2.0 ちなみにリオタールというのは、20世紀後半に活躍した

          遠出2020.12.10-15(前編)

          久しぶりに遠征をした。 金沢3日、京都3日。こんなご時世なので声を大にしては言えないけど、来年の展覧会に向けたリサーチと知人の展示を見に行く予定があったので少し長めに滞在していた。  12.10 前日は日付が変わる時間まで大学で次の展覧会の打ち合わせと作業していて、家に帰ったのが深夜1時過ぎ。そこからお風呂入ったりパッキングをしたり、あれこれやっていたら5時になってしまい、寝る暇もなく早朝家を出て東京駅に向かい新幹線に乗った。 案の定新幹線の中でマジのマジで爆睡し、到

          遠出2020.12.10-15(前編)

          鉄コン筋クリート

          具体的に考えるのが超苦手だ 具体的に考えるのが苦手すぎて先延ばし癖がえらいことになっている。その結果こんな年齢で大学院生やってるんだけれども。 最近、大学院の教授に「もっと具体的に考えなさい」と口煩く言われている。そうなんですよね...、全部ふわっとさせているときってめっちゃラクだからそれに甘えちゃうんだよね。修論内容が本当にふわっとし過ぎててかなり厳しく言われてしまい(でもそれはコロナで当初の予定が変わって仕方ないとこもあるんだけども!)、かなり凹んでるんだけど。治る気

          鉄コン筋クリート

          2020.9.22

           今日は朝5時に目が覚めてしまって、1時間半くらい散歩をした。朝に散歩に出かけるのは本当に久しぶりで、涼しい風が心地よかった。テイラー・スウィフトの『folklore』を聴きながら歩く。このアルバムは夏に聴くよりもこの心地良い空気と、かすかな秋の匂いで思い出す感傷のなかで聴くのが良いな。  1年の中で今が一番気持ちのいい季節。いくつか他の場所に住んでいたこともあったけどそこではどうだったろう。金沢でもデュッセルドルフでも、川が近くに流れていて川辺を歩くのが好きだった。今も近

          延期

          した、展覧会の延期が決定した。来年2021年10月に開催することになった。 理由は、コロナが収束しないまま全国から作家や観客が集まる展覧会を開くことで、富山のギャラリーを運営する小西さんご夫妻の大きな負担になってしまうのを懸念したためである。展覧会を開催した場合、ギャラリーでの対応のほとんどを行うのは還暦をすぎたお二人であり、彼らに不安を抱かせたまま展覧会を開催したくなかった。ほとんど私の独断だったけども、正しい決断だったと思う。 そしてその、電話越しに小西さんに伝えた「