旅行記後半

書かなきゃな〜って思ってるんだけど、なんか日にちだいぶ空いちゃったので挫折しそう…。

なのでふつうに昨日の日記。

今日は午前中バイトだった。緊急事態宣言出ちゃったのもあってかお客さんはいつもの半分以下。クソ暇だったので早上がりさせてもらって、久しぶりに都内に出ることにした。

バイトが終わったのは14時すぎで、一旦家に帰って着替えて化粧をして出かける準備。今年に入ってようやく自分の顔をマジマジと見た。少し輪郭が丸くなった気がする…。BTSの動画見ながらタラタラ支度して15時に家を出る。

最初の目的地は代々木に新しく出来たギャラリーTOH。学部の先輩の個展の初日でパフォーマンスがあるとのことだった。この展示に出品されている作品の実験制作とかを去年の夏に先輩の家で手伝ったりしていたので展覧会の形になって見れるのをとても楽しみにしていた。最寄り駅に着いてから差し入れ的な、オープニング祝い的なやつを買うのを忘れていたことに気付き、10分ほど歩いたところにある高島屋でちょっといいお菓子を購入。(後から知ったけど他の人は洒落たお花とか渡してて「なるほどその手もあったか〜」と思った)

そんでギャラリー方面にまた戻る。

いつも思うんだけど、オルタナティブスペースとか、個人ギャラリーってよっぽど大手じゃ無い限り大体どこにあるのか地図みても初見じゃよく分からないのよ。でも大体分かりづらいとこにあるおかげで、ああ、この人美術関係者っぽいなみたいな人が大体周辺で同じようにウロウロしてたりするからなんとなーく着いていくとなんとかなったりする。勝手にあるあるだと思ってる。

ギャラリーの入り口はタバコの自販機の扉を模していて(というか本物)、扉を開けるといきなり細い階段通路が現れる。そこを登るとギャラリーに着くという少し変わった空間だった。展示は初日なのもあって人が結構多かった。展覧会は諸星大二郎の短編漫画をモチーフにしたもので、コロナ禍における「顔」がひとつのキーワード。来場者も皆んなマスクをしていて、判別し切れない。

先輩を見つけて差し入れを渡す。メッセージのやりとりは何回かしてたけど、会うのは半年ぶり。

17時からパフォーマンスとのことでそれまで展示見ながら待ってると、私のキュレーターとしての師ことH氏が来て久しぶりに話をする。大学や美術館の異動の話になり、実は…と目の前の彼が私の大学院で非常勤講師をすることになった、と言ったのが意外すぎて大笑いした(すごい嫌
がってたのを知っていたので)。これで金沢時代にお世話になった、学術の師とキュレーターとしての師がまた同時に大学院にいることになり、有難いんだか不甲斐ないんだか、そういう気分になる。

それと、某美術館のアシスタント・キュレーターに推薦できるからやってみないかと話もくれて、今後について考えるきっかけをくれたのが嬉しかった、近日中に返事をしなければ。

展示見に行って、そこで会った人たちと互いに情報交換するのほんと大事ね、それで始まるものの多いこと多いこと。

パフォーマンスがスタート。まさかの背中に自分自身の顔のタトゥーを彫るというもので驚いた。ギリシャ神話のダフネ役として、自分自身が彫刻になるというパフォーマンス。後から知ったけど彫り師の人もアーティストらしくて作品が結構良かった。

その後、高円寺と押上方面の二つの展示が10日までなので向かう。

高円寺での展示は建築系の作家と現代美術の作家何人かの共同作品で、まあ悪くはなかったけど、割と1人の作家の力量で成立してるのでは?というバランス感が気になってしまった。

そっから押上駅に向かいギャラリーへと急ぐ。18時半。ギャラリーまで結構歩くので、テクテク向かう。だいぶ寒い。だいぶ寒くないか???ここ2週間まともに外に出ていなかったので、身体が寒さに対応していなかったのか、帰りたい気持ちを抑えながらギャラリーに向かう。

展覧会は「2020年の栄光」というタイトルで、オリンピックの架空のプロパガンダを行うという名のアンチ-オリンピック展。Twitterで良いと話題になってたから行ったけど正直なんか微妙だった…学生の展示を見てるような、なんか安直な作品が目立っててげんなりしちゃった。

ちょっともやっとしたまま、帰路につく。

電車乗りながら、Twitter開くと成人式の話題がちょこちょこ上がってた。私は7年前の成人式は出ていない。とくに伝統的な行儀特有の、好きでもないのに女性的な服を着せられるあの感じが嫌で面倒だな、と思っていた。好きじゃないことしたくないから美大に進んだのに、成人式のために地元戻って好きでもない格好したくなかったから、お金がかかるって理由で行かなかった。

そう思えば私は幼稚園の頃、お遊戯会の時可愛いふんわりとしたスカートの衣装を着るのが嫌でお遊戯会をボイコットしたことがあるんだけど、根本は変わってないのね、と安心する。

そうぼんやり考えたりしながら帰宅。


…………え、二十歳が七年前になるの……………??