見出し画像

70代半ばでも若手…高齢化する農業

以前に懇意にしている稲作農家の人との会話
場所は新潟県の北部
知人は、70代半ばで兼業農家で米づくりを50年近くやってきているベテランで、減農薬の特別栽培をしている人でした。

私「もう何十年も米づくりして、ベテランですよね」
知人「何言ってんだ 笑。俺はこの地域だと一番の若手だぞ!周りはみんな80超えてんだ! 笑」

冷静に見れば、米どころ新潟では、後継者のいない米り農家がほとんどで、70代が中心になっているイメージです。
米づくりをやめた農家は、栽培を農業法人などに委託しているケースがほとんどで永続的な収穫が望める状況になっている訳ではありません。

お米だけでなく、一部の作物以外は著しい高齢化に晒されており、既にリカバーできる限界を過ぎているように感じます。

現在の農業者の平均年齢は約69歳、一般的に離農年齢は70歳と言われており、秒読みとも言える状況です。

新規就農には、親が行っていれば別ですが、全くの新規就農だと土地の確保だけでなく、農機具の準備等で1,000万円以上の先行投資が発生することもすくなくありません。

新規就農に対する高い壁、これは存在しています。



いただいたサポートは研究費の一部に使わせていただきます。