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イチゴ:品種よりも味の嗜好で選ばれるように

MD-Farmでは、イチゴの味を変えられる
MD-Farmでは、栽培環境をコントロールすることで、イチゴの大きさや味(甘み・酸味)などを変化させ、同じ品種のイチゴでも使用用途に合わせて生産することができます。
以前に、ある農水省のイチゴの品種改良に関係した方からも「一般的にイチゴの甘みや酸味などは10年以上の歳月をかけて、品種によってだけ方向性を見いだせると考えていたが、画期的な方法で、信じられないくらいに素晴らしい」と評価してもらえました。

品種から「味の嗜好」で
現在、流通しているイチゴは品種でその味の方向性が分けられているようになっています。しかしながら、天候によってその味も当たり外れがあり、一定ではなく、厳密に言うと方向性が示されている状況です。
MD-Farmでは、完全閉鎖型で、常に同じ栽培環境となっていますので、当たり外れがなく、一定の味のイチゴが生産されます。
味の面に関しても、例えば、酸味を抑え甘みを強くしたイチゴや酸味を強くし甘みのキレが良いイチゴを、同一品種で生産することが可能です。
前者は女性やお子様向け、後者は男性に好まれる傾向が強いようです。
またショートケーキなどは、生クリームとの相性で酸味の強いもので、かつ赤の発色が良いイチゴが相性が良いとされています。

味の方向性で、イチゴを選ぶ時代
約300種類も登録されているイチゴの品種ですが、今後は味の嗜好でイチゴを選択する時代が来るようにしたいとMD-Farmでは考えています。
例えば、甘みが多く酸味の少ないイチゴを「Sweet」とし、酸味がありキレがよいイチゴを「Sour」として好きな味の嗜好に合わせて、いつ食べても当たり外れのないイチゴとして選択してもらえるようにします。
MD-Farmでは、その他に、バラの香りのするイチゴやサクラの香りのするイチゴなど香りで楽しむ新しい分野のイチゴも既に用意しています。

様々な方法で、イチゴを楽しむ時代がもうすぐ到来します。

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