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イチゴは追熟しない

追熟とは…
追熟とは、一部の果物などを収穫後、一定期間置くことで、甘さを増したり果肉をやわらかくする処理のことを指します。

バナナやキウィフルーツなどが追熟する果物の代表です。

イチゴは追熟しない
イチゴは収穫したときから味の劣化はスタートします。
イチゴは追熟しないフルーツです。輸送時間などを考慮して早摘み収穫することが多くなっていますが、これは流通の都合による場合が多いです。
ヘタに近い部分は青いままで、おおよそ8分が赤くなっている状態で収穫します。輸送途中で、青い部分が赤くなり、全体に赤いイチゴになりますが、これは“着色”という減少で、イチゴ自体の甘さが上がることはありません。

完熟のイチゴが一番美味しい
完熟したイチゴは、甘さと香りがMAXになるので、一番美味しい状態になります。
早摘みしたイチゴは、もともとMAXになる前で収穫していますし、その時点から劣化が始まっているので、色は赤いが甘さも香りも著しく低いものになるのが一般的です。

消費者に近い場所から、完熟で届ける
MD-Farmが目指すものは、消費者の近くで、完熟のイチゴをベストの状態で、毎日届けることです。
これは、植物工場でしかできないことです。
流通コストも抑えられ、その時間も最短になります。
それだけでなく、今までの長距離輸送で発生したいたCo2発生の抑制にもなります。
全体を最適化することで、消費者、生産者、社会にもよい新しい農業を創出したいと考えています。

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