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お金のハナシ|現在地把握|わたしの豊かさ#37

見出し写真はスペインBarcelonaで宿泊したGrand Hotel Centralの屋上。感動的なホスピタリティを経験したことから、旅先では滞在という体験やその循環を重視するようになりました。

相続の仕事をしていたとき、時に何億もの金融資産を残したままお亡くなりになる方がいた。もちろん死は突然ではあるけれど、高齢の方がほとんどなので、それはとても勿体無いと感じる。

わたし達はこどもに対して、財産を残すことを一切考えていない。いくつもの相続を見てきて、人それぞれの価値観ではあるけれどわたしは自分の為に使って死のうと思った。
なので、「好きなときに好きなことをする」ために欲しいモノ、価値を感じたモノはケチらず買おうと決めている。

ただ何も考えず買いまくることは賢明ではないので、我が家ではわたしが家計管理担当で、四半期ごとの決算で現状把握するスタイルにしている。

本多静六さんの「給与の1/4天引き貯金」をご存知でしょうか。

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有名な書籍ですが、我が家は保険を貯蓄代わりとして、1/3ほど強制的に天引き、生活費以外の株や投資信託、暗号資産等での運用を夫の口座で行う。

分散投資で全体的な利回りは現時点ではまずまず。
「今回は大きな買い物をしたので最低でも○○○万円は減っているはず」と見込んでいたけど他の投資先でプラスがあって全体で見ると予想外に減っていなかった、ということがあると”なんとなく銀行に預金しておこう”だけはしないようにしている。

全体把握は1枚のシート内でシンプルにBS方式。
特に保険は「期間」や「用途」なんのために入っているのか、を明らかにして毎年見直ししている。

全体的な資産把握のあとは年間予測を算出しておき、10年後〜老後までの将来計画を都度確認し、現在地の把握をしている。

これは子供の頃から大好きだったおこづかい帳の延長線上でのたのしい趣味に近い。それに、確かに資産運用や管理は大事だけど、これは本当に現時点ではこんな感じというだけに過ぎないと思っている。

本当の意味での現在地把握

毎月の収支がいくらでとか、お金を数字の羅列としての認識ではなく、循環するエネルギーとして捉えると、自分が本当に必要だと思うモノのために、誰かの喜ぶ体験を感じたくて、自分を大切にするための手段のひとつであり、本当にそこが一致していれば不思議と調和して管理なんてしなくていいのかもしれないとも思う。

それと同時に、この四半期決算をするときに、これら資産の価値が明日すべて崩壊しないとも言えないし、全財産を失うかもしれないということをいつも考える。貨幣の虚構論である。

そのとき、自分には何ができるか?そのために今なにをするか?なにを人に分けられるか?という問いが、今農業を学んで実践したり、自然エネルギーのこと、自分でなんでも作ってみること、繕ったり修理したりという行動に繋がっている。

お金という自由な循環エネルギーの認識と同時に、自分の生きていく力の現在地把握を意識したいと思っている。

この記事は2023年の「豊かさ」に必要な8つのことの中の
5.好きなときに好きなことができるを補完する:#37【現在地把握】を説明する内容でした。元になる記事はコチラ▼

次回は5.好きなときに好きなことができる#38【熱を感じる】について書きます。

読んでいただき、ありがとうございました!


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