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生きる技:ヴィパッサナー瞑想

皆さんこんにちは。整体師の松崎浩一郎です。
ロシアのウクライナ侵略で世界のたくさんの人々が心苦しい思いをしていると思います。
毎日状況が変わって行く中で、早くこの戦争が終結することを心から願っています。


今私たちが感じている、「悲しみ」「怒り」「嫌悪」「恐怖」などの感情を上手くコントロールすることのできるテクニックがあります。

今回はそのテクニック、

「生きる技:ヴィパッサナー瞑想」のお話をいたします。



この「瞑想法」は、今から約2500年前にブッダによって再発見された「瞑想法」になります。

「瞑想」と聞いてなんか怪しいと思われる方もいるかもしれませんが、全然大丈夫です。怪しくないです!

最近は「ヨガ」が流行ったおかげで「瞑想」と聞いても何となく当たり前のような認知度になりましたが、
20年くらい前は「瞑想」って何?宗教なの?もしかしてオウム真理教?=怪しい!ってイメージでした。

また「瞑想」と聞くと禅寺で座禅を組んで行っているイメージを浮かべるかもしれませんが、この「瞑想法」は座禅が組めない膝の悪い方や外人さんは椅子に座って「瞑想」をすることができます。

また「瞑想中」に動いても禅寺のように叩かれたりはしません。

今回ご紹介する「瞑想法」は宗教とは関係なく、どんな宗教の方でも受けることのできる「普遍的な自己浄化テクニック」になります。

このブログを読んで少しでもこの「ヴィパッサナー瞑想」に興味を持っていただければ嬉しいです。


この瞑想センターは世界各地にたくさんあります。

現在日本には、京都と千葉の2カ所にあります。

この瞑想センターで10日間、「瞑想」の練習をしていきます。

初めてこのコースに参加される方は、必ず10日間このセンター内で過ごさなければなりません。(コースを申し込む時に誓約書を書きます。)

参加期間中は自分の意思でコースを中断することができません。

中途半端な気持ちでこのコースに参加することができないのです。

また、この10日間コースに参加している間は、一切他の人とは話しをすることができません。

カップルやご夫婦でこのコースに参加する場合も同じです。

男女別々の部屋で寝泊まりして会話をすることができません。

他人とのアイコンタクトもダメです。

10日間は常に一人で「瞑想」を実践しているという意識でこのコースを受けなければなりません。

厳しいようですが規則に従わなくては、このコースから恩恵を受けることは難しくなります。

唯一喋ることができるのは、毎晩最後のグループ瞑想が終わった時に質問ができる時間だけです。


「瞑想」が思うように上手くできず不安になったりしますが、その不安を毎晩指導者に相談できるのです。


それから初めてこの10日間のコースに参加する人の費用は全て無料です。

お金は一切かかりません。

コース終了時に寄付のお願いがありますが、初めてこのコースに参加した「新しい生徒」は基本的に無料です。

このコースに参加して恩恵を受けた方や、そうでない方もいるので寄付金の金額設定などもありません。

寄付のできる方は自分のできる範囲内で行います。

この瞑想センターは「古い生徒」たちのボランティアや寄付金で運営されているところも素晴らしいです。

1度でもこのコースに参加すると名称が「新しい生徒」から「古い生徒」になります。


私は、20年前に京都のセンターで初めてこのコースに参加しました。

2度目は5年前に同じ京都のセンターでこのコースに参加して「古い生徒」になりました。

15年ぶりに京都のセンターに行きましたが、建物が何棟か増えていただけであまり変わっていませんでした。

「古い生徒」になると、各センターで新しくコースに参加する生徒さんたちにボランティアとして奉仕活動ができるようになります。

奉仕活動の内容は生徒さんたちの食事を作ったり、センター内の仕事になります。

私はまだ奉仕活動はしたことがありませんが、一度やってみたいと思っています。

センター内で出されるご飯は質素ですが、美味しいベジタリアンフードになります。

食事は朝昼晩の3回ありますが、「古い生徒」は朝と昼の2回になります。


次に簡単にコースの説明をいたします。

最初の3日間は呼吸に意識を置き鋭い集中力を養っていきます。

鼻から入ってくる空気、鼻から出て行く空気を観察します。(アーナパーナ瞑想)

上唇の上の部分と鼻の穴に意識を集中します。

入ってくる空気より、出て行く空気の方が湿っていたり、
左右の鼻の穴を比べ、どちら側が空気の通りが良いかなどを意識を集中して観察して行きます。

とにかく最初は難しいです。

自分の意識を常に上唇の上と鼻の穴、同じ場所に置いておくことがとても難しいです。

最初はその部分に意識することはできても、すぐにその意識、心は他の対象物に移動してしまいます。

しかし何度も練習を重ねることで、心が乱れずに呼吸だけを意識することができるようになってきます。

この鋭くなった感覚で4日目からは自分の身体全体を観察して行きます。

頭のてっぺんから足の爪先まで、意識を移動させ最初は皮膚の変化を観察していきます。

皮膚の観察ができるようになると、今度は身体の内側の変化まで観察していきます。

これがまた凄く難しいんです!!!

それから、毎晩、最後のグループ瞑想が終わる時に法話があるんですが、この法話が凄く良いんです!
毎晩心に染みる話しが聞けるんです!

ざっくりですが、こんな流れです。

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「ヴィッパッサナー瞑想」を完全に習得するには、まだたくさんの修行が必要ですが、自分の呼吸に意識を集中させ観察していく(アーナパーナ瞑想)は個人差がありますが大体の人ができるようになります。

(アーナパーナ瞑想)は、普段の生活の中に取り入れることができるので興味のある方は是非やってみてください。

また、YouTubeで(アーナパーナ瞑想)のやり方をアップしている方もいらっしゃるので参考にしてください。


まとめ、今回は「ヴィパッサナー瞑想」のお話をいたしました。


「ヴィッパッサナー瞑想」に興味のある方は、ぜひ一度10日間のコースの参加をお勧めいたします。

10日間のコースは長いですが、都会の喧騒から離れ自然の中でただひたすら自分自身と向き合い、自己浄化のために呼吸に意識を集中することで鋭い感覚が得られます。

また忍耐力が育まれ、自分自身に生じる感情や出来事を客観的に見ることができるようになってきます。

私はこの「ヴィパッサナー瞑想」は、人間の心や感情をなだめる「普遍的な治療法」だと確信しています。

心を脅かす、「悲しみ」「怒り」「嫌悪」「恐怖」などが、少しでも人々の心から消え去りますように。

そして、早くロシアの侵略が終わりますように。

そして、早くウクライナの人達に自由で平和な生活が戻りますように。

世界各地で起きている紛争や戦争がなくなりますように。

生きとし生けるものが幸せでありますように。


今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。

つづく。


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