約1年の空白期間を経て、再開に至る…②

さて前回は、嘱託の契約社員コピーライターとして在籍していた会社が傾き始め…という話を書きましたが、そのつづきです。まっ、そうなると、契約社員なんて、弱い立場です。ある日、これから先、給料は払えそうにない!と。そりゃ、そうですよね。だけど、半フリーと言いつつ、0.01フリー状態だった私は、それまで大した営業活動はせず、その事務所におんぶにだっこで甘えていたのも事実。何かライティングの仕事を!と言っても、急には入ってきません、残念ながら。それでも、なんとかツテを頼り、どーにか依頼された仕事が、スピ系のLPのコピー制作。もともと、スピリチュアルにアレルギーはなく、っていうか、むしろ、本を読んだり、セミナーに参加したりもしていたので、どちらかと言えば、すんなり入っていけたんです。

で、いろいろアレコレ苦労しながら、なんとか四分の三ぐらいまでコピーを書き上げたころに、出てはいけないものが出たんです、お尻から。はい、真っ赤な血です!鮮血です!出血です!血便じゃない。ただただ、血のみが!トイレに行き、座る度に、シャーっと!なんじゃ、こりゃーっ!?しかし痛みもなければ、不快感もないし、ふらつくようなこともない。出血以外の自覚症状が何ひとつない。もしかして、例の病気か?俺は癌なのか!?慌てて病院に行きました。大腸カメラを肛門から入れられ検査した結果………病名は「大腸憩室炎」とのこと。聞きなれない病名、担当医がメモに書いたその文字の「憩室」が『憩いの部屋』みたいで、病名とは思えなかった。

聞けば加齢にともない、何人かに一人(詳しい数字は忘れた)ぐらいが、この憩室炎になるらしく、ただ出血までするかは、人によるらしい。これ!といった治療方法はなく、しばらく入院して、絶食のうえ、抗生物質の点滴を続け、様子を見ながら治まるのを待つしかないとか…。出血が長引くようなら、輸血も必要と言われたが、そこまで長引かなかった。幸い1週間ほどで退院できそうと言われ、スピ系LPのライティングも、クライアントの都合でその間は動くこともなく、退院後、残りの四分の一を書き上げ、なんとかかんとか、納品できた。その頃だっただろうか、籍を置いていたデザイン事務所が倒産した!と、かつての仲間から聞いたのは。

その後、税理士事務所のLPやらなんやら、いくつかのライティング仕事を終えたとき、あの痛みがやってきた。腹痛だ。憩室炎のことはあったが、ここ何年か、同じ時期に、同じような症状が出て、いつも細菌性の大腸炎と診断され、かかりつけの医師に処方された抗生物質を服用すれば、1週間ほどで治っていたので、油断していた。だが、しかし、だけど、でも。1週間、抗生物質を飲み続けても、痛みが治まらない。それどころか、排尿時にも痛みがある。泌尿器科もある大きな病院へ行って診断を受けた。尿道にカメラを入れられたときの痛いこと!痛いこと!!さらに、同じ病院内の消化器外科へ回ってください…とのこと。またまたの大腸カメラに加え、CTやらMRIやらの検査も。結果、すぐ入院してください!1か月ぐらいはかかります…と。
おいおいおい…今度は、なんやねん!?なんちゅう病気やねん!?
※言い訳その2:仕事の状況から精神的に…だけじゃなく、肉体的にも、なかなかnoteが書けなかったんです。

具体的な病名や、入院中のアレコレや、いろんな思いは次へ。 ~つづく~


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