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今すぐマネすべき!アダストリアの完璧ライブコマース【最終回:全4回】

本記事では、テレビ通販MC歴10年の筆者が、ライブコマースの売上改善につながるポイントをお伝えしています。今回はお手本にしたいほど完璧なライブ配信をしているアダストリアの事例について、4回に分けて解説。

アパレル業界の中でも一足早くライブコマースをスタートさせたアダストリア。ライブコマースのキャリアが長いアダストリアのライブはとてもわかりやすく、お手本にしたいような素晴らしい内容です。
特にBABYLONEのインスタライブは非の打ち所がないくらいの完璧なライブです。7月31日配信のライブを参照しながら、抑えるべきポイントを解説します。

最終回は、ライブの雰囲気づくりについて。

この雰囲気作りは最も重要であり、最も難しい課題です。
BABYLONEのライブではこれがクリアできているのです。これまで4回にわたりお伝えしてきた中でも、最も特筆すべきところです。

ライブコマースに出演される方々はタレントではなく、店舗のスタッフの方やプレス担当の方がほとんど。カメラの前で見えないお客様に商品を説明するという、慣れない作業に挑戦されているので、ぎこちなさがあります。それは当たり前のことです。

ところが、BABYLONEのライブにはそれが全くないのです。出演者の方々もリラックスされていて、表情もトークもとても自然。声のみの出演のプレスの方の間合いも絶妙で安心感があります。段取りもスムーズで、緊張どころか皆さんが楽しんでいるように映り、見る側も落ち着いて視聴できます。

この雰囲気が BABYLONのライブのクオリティの高さの一番の要因。雰囲気がいいから見ていて楽しいのです。

では、どうすればこの雰囲気が出せるか。

その答えは一つだけ!慣れです(笑)

当たり前のことですが、回数を重ねれば重ねるほど、見せ方のコツや何を話せばいいかも掴めてきます。なので、実際にオンエアはしなくてもカメラの前で一通りやってみて、録画したものを今度は視聴者目線でしっかりチェックする。こういった反復練習は必須です。

さらにリード役の声だけの出演者の力量は、雰囲気づくりに大きく影響します。視聴者の質問を拾うタイミングを図ったり、出演者が言い忘れている情報を補足したりと役割も大きいのがリード役。番組の名司会者のように、リード役の振りがうまいと出演者も話しやすくなります。出演者は回ごとに変わったとしても、このリード役の人は毎回同じ人がやるようにして、経験値を重ねると効率的かと思います。

BABYLONE様③

練習と本番を繰り返すことで、BABYLONEのような楽しい雰囲気のライブができれば、リピートして視聴するお客様も増えてくるはず。すると出演者へのコメントなどのリアクションも増えて、出る側もやりがいや楽しさを感じることができ、ライブの雰囲気もさらに良くなる。
目指すは、見る側も出る側も楽しいライブコマースです。こういったプラスのループができるようになれば、必然的に売り上げもついてくるのです。

本記事のキャプチャ画像は、株式会社アダストリアより正式に許可をいただき、転載させていただいております。

【BABYLONインスタライブURL】
https://www.instagram.com/p/CDaIkYrlHzV/

<筆者プロフィール>

相本さん

相本 さち子(あいもと さちこ)
テレビ通販のMCを10年経験、現在はフリーアナウンサーとして活動。長年のテレビ通販MCで培ったノウハウを生かし、現在はライブコマースのコンサルティングにも携わっている。また企業の研修やスピーチ講師としても活躍中。

南青山タレントプロモーションでは、ライブコマースに挑戦する小売業の皆様のサポートをしております。また、『“売れる”ライブコマースのつくり方~解決すべき4つのお客様の疑問~』をまとめた資料をご用意しております。無料相談または資料請求をご希望の方は、こちらのフォームよりお申し込みください。

【ライブコマースに関するこれまでの記事はこちら】
アパレルブランドB社のライブコマースについても、プロ目線で解説しています。ぜひご覧ください。

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