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今すぐマネすべき!アダストリアの完璧ライブコマース【第2回:全4回】

本記事では、テレビ通販MC歴10年の筆者が、ライブコマースの売上改善につながるポイントをお伝えしています。今回はお手本にしたいほど完璧なライブ配信をしているアダストリアの事例について、4回に分けて解説。

アパレル業界の中でも一足早くライブコマースをスタートさせたアダストリア。ライブコマースのキャリアが長いアダストリアのライブはとてもわかりやすく、お手本にしたいような素晴らしい内容です。
特にBABYLONEのインスタライブは非の打ち所がないくらいの完璧なライブです。7月31日配信のライブを参照しながら、抑えるべきポイントを解説します。

前回の記事でお伝えした通り、必要な情報を冒頭で余さず伝えてつかみはばっちり!さらに具体的な商品説明も的を射ていて、学ぶところが満載です。

BABYLONEのライブには、ライブコマースの醍醐味と言える静止画(写真)では伝えられない情報がたくさん盛り込まれていました

そもそも、ライブコマースを見なくとも、ECサイトの写真だけ見て商品を購入することは可能です。欲しい商品をクリックすればモデルの着用や素材のアップの画像など、最低限の情報は写真で確認できます。ライブコマースでは、その静止画だけでは伝わらない生の情報をお伝えすべきです。

BABYLONEの出演者のお二人は、実際に着用した感想をたびたび伝えられています。この情報こそまさにライブで聞きたいところ。

例えば…

・このパンツの素材は汗をかいても張り付かないのがいい
・素材が動きやすくて楽
・スカートがピタッとしていなくて体のシルエットがですぎない

こういった着てみないとわからない情報こそ、静止画ではわからない、ライブで伝えるべき情報です。当たり前のようですが、他のライブコマースを見ていると、この部分が抜け落ちていることが多いのです。

BABYLONE様⑧

上のキャプチャ画像は、株式会社アダストリアより正式に許可をいただき、転載させていただいております。

お客様の心理として、第一印象で商品の見た目が気に入った場合、次に必ず自分が着てみた時の様子を想像されます

「この暑さだと着ていて汗をかくんじゃないかな?」
「着心地が窮屈じゃないかな?」
「あまり体のシルエットがはっきり出るのは嫌だな。」

こういった着心地にまつわる疑問が残ったまま、お客様はお買い物はされません。その疑問をかわりに解消してあげられるのは出演者のみです。

ライブコマースの出演者はお客様の代わりに試着している!という感覚を持つと自然と伝えるべき内容は出てくるのではないかと思います。前回お伝えした身長の情報が必ず必要というのも同じこと。お客様は出演者の身長と自分の身長を重ね合わせて丈感を見たいのです。

そして、BABYLONEのライブコマースでは見ている側の疑問を解消するための最低限の情報だけでなく、さらにワンランク上のコメントがたくさん出てきます。
ワンピースのベルトを絞めたアレンジや、トップスの袖のおり方のアレンジ方法などなど、商品を買った後にもっとに役立つような嬉しい情報もたくさん見受けられました。

まさに、店舗に行って接客を受けた気分を味わえ、見ているだでワクワクします。

BABYLONE様⑩

このように、静止画では伝わらないライブでしかお伝え出来ないことはたくさんあります。面白いライブとは、まさにそういった生の情報が多いライブ。ライブの醍醐味が味わえ、視聴するお客様の満足度も上がり、リピートに繋がっていくのです。

本記事のキャプチャ画像は、株式会社アダストリアより正式に許可をいただき、転載させていただいております。

【BABYLONインスタライブURL】
https://www.instagram.com/p/CDaIkYrlHzV/

<筆者プロフィール>

相本さん

相本 さち子(あいもと さちこ)
テレビ通販のMCを10年経験、現在はフリーアナウンサーとして活動。長年のテレビ通販MCで培ったノウハウを生かし、現在はライブコマースのコンサルティングにも携わっている。また企業の研修やスピーチ講師としても活躍中。

南青山タレントプロモーションでは、ライブコマースに挑戦する小売業の皆様のサポートをしております。また、『“売れる”ライブコマースのつくり方~解決すべき4つのお客様の疑問~』をまとめた資料をご用意しております。無料相談または資料請求をご希望の方は、こちらのフォームよりお申し込みください。

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