「旅のラゴス」と得たこと。読書感想文。
「パパのこと嫌いになる!!」
最近うちのチビが私に対してこんなことを言ってきます。
私は写真を生業としており、フリーランスのため在宅ワークも多いんです。そのため「遊んで〜」とせがまれる訳ですが、仕事に専念する私に対して冒頭のセリフです。
一言で言って、脅し…。
いやいや、困りました。
「仕事」と「遊ぶ」どっちが大事なの!?
と問われているような…。笑。
納期があるから今は遊べないんだよ。と言ってもお構いなし。遊んでくれるまでチビの文句は続きます。どうも主人公であるラゴスのように上手くはふるまえません。
旅人であるラゴスは旅中に何度も苦しい立場に立たされますが、その賢さと見切りの良さで難を切り抜けます。
私とは大違い。笑。
いや…、難と言ったらチビに悪いか…。
超高度文明を失った代わりに特別な力を得た人々。そんな世界を北から南へ、南から北へと旅するラゴス。様々な出会いと別れを繰り返す中で、ある目的地にたどり着きます。
そこを離れるまでに長い月日がかかるのですが、「旅とは数日間や数週間そこに腰を下ろすことだけではない。目的地だと思っていた場所でさえ旅の一つと成り得る。」ラゴスを通してそんな価値観に気付かされます。
留まる期間が年単位でも旅と言って良いのならば、うちのチビの「遊んで〜」に対する私の価値観も変えられるのではないか。そんなことを思います。
そう、仕事があるから遊べないという価値観。
ラゴスの言葉を借りて、この価値観を変えるとするならば、この言葉を借りたいです。
必要だと思っているものが手元から無くなった時、何を考え、何を改めるかが思考の整理として必要だと思いますが、上記引用の言葉はラゴスなりの思考の結果でした。
と言っても、私の仕事が無くなればいいと言う話ではありませんが…。
現実は非情です。笑。
変えるべきは時間の捉え方。チビが活動していない時間、夜中とか朝方とかそんな時間を使えば良いんです。私は睡眠の質を重要視していますので、朝方一択。しかし、その時間は自己投資のための時間でした。
この時間を失ったら……?
「全く必要のない時間だった。」
なんて私には言えません…。
しかし、やり方を工夫すればその時間をどうにか捻出するアイデアは出せるでしょう。
きっとどこかに抜け道はある…。
それこそ、どんなトラブルにもその賢さと見切りの良さで難を切り抜けたラゴスのように。
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Top画像:まと。
本記事は、いっき82さんによる「読書感想文にオススメの本」より選ばさせて頂きました。多読家であるいっきさんは幅広い分野の本を読まれていますので、そのラインナップも様々。中学生編以外にも年代別で記事にされていますので、本探しにお勧めの記事です!
中学生編以外はこちらより。
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