ほんだよしこ

山のぼりと旅、映画と絵を観るのが好き。まだ見ぬ世界を観にいくのが好きな写真家です。写真…

ほんだよしこ

山のぼりと旅、映画と絵を観るのが好き。まだ見ぬ世界を観にいくのが好きな写真家です。写真のお仕事は人物がメインです→https://yoshikohonda.com また、こちらのwebマガジンにライターとして投稿いただいてます→https://woman-dl.com/

マガジン

  • よよこ、プロカメラマンになる

    私がプロカメラマンをめざしたのは30代のとき。 まさか自分がプロのカメラマンになるなんて、20代のときには微塵も思っていませんでした。 きっかけとか、強い想いとか、最初はそんな気負うものはなく、 ただ流れに身を任せ自分の気持ちに従った結果、今があるように思います。 すったもんだで20年、山あり谷あり生きてきたカメラマンの人生を振り返り書いてみようと筆を取りました。 何せ20年も前からのお話です。忘れていたり記憶違いもあるかも知れません。 自分を振り返り客観的にみたいと、主人公は『よよこ』と名付けました。 プロのカメラマンをめざしている人、迷子になっている人、よよこという名前に惹かれた人、 ぜひ読んでみていただけたら幸いです。

  • めざせ!アルプス〜50代の挑戦〜

    9年前の夏、富士山登頂を果たした2年後、「山にのぼれば膝痛」の恐怖から遠のいていた山のぼり。 50代半ばを迎え、再び登山熱勃発!! 憧れのアルプスをめざす50代半ば女の奮闘記です。 登山記録としてここに記します。

  • MATOI's CAFE

    MATOI’sCAFEはzoomを利用したオンラインルームです。 人と人が尊重しあい、 人生観やライフワークについてテーマを決めて語りあう。 話すことで頭を整理したり、 人の話を 聴くことで新しい価値をみつけたり、 小さなヒントが大きな一歩を生むきっかけになるかもしれない。 毎日に彩りを加える居場所をめざしています。 このnoteでは、MATOI'sCAFEのテーマについてシェアしたい内容があるときに書き残していこうと思います。

  • 旅のフォトエッセイ

    旅やキャンプでみたもの、感じたことを写真とともに綴っていこうと思います

  • 映画備忘録

    ここでは映画の内容ではなくて、自分が観た映画を通し、そこで感じたことや心に残ったことなど、自分のための備忘録として書き留めています。それが誰かの映画を見るきっかけにもなったらそれはそれで嬉しいなと思ってます。

最近の記事

よよこ、39歳の決意

よよこは39歳になっていた。 家の近所を歩いていたとき、某ファストフードの店舗の前を通りかかった。 ふと求人広告に目をやると「39歳まで」とあった。 自分に与えられたチャンスが終わりに近いと感じた。 働きたいと思っても、年齢が邪魔をする年齢に突入したのか。 チャレンジしたいと思った。 憧れているブライダルの会社があった。 洗練されたフォトグラファー集団。 このメンバーになりたい。 カメラマンの募集は随時行われていたがそこにも 「39歳まで」と、あった。 よよこが40

    • MATOI'sCAFE〜興味のない話をされた時どうしている?〜

      MATOI'sCAFEとは、2023年3月からはじめた無料のオンラインルームです。 毎月1回、zoomでひとつのテーマについて、現在はインタビュー形式でお一人おひとりのお話をうかがいながら行っている少人数制の座談会です。 会によりますが、内容を一部抜粋しご紹介致しております。 7月のテーマは 『興味のない話をされた時どうしている?』 でした。 コミュニケーションあるあるの代表的なお悩みではないでしょうか。 皆さまが気をつけていること、対処法などなどお伺いしました。 内容の一部

      • 初めての車中泊!霧と風に翻弄される〜編笠山〜

        八ヶ岳は梅雨がいい! 整備されすぎていないというか、いや、整備はされていても自然のまま残っている印象がある八ヶ岳は大好き。 そして、八ヶ岳の苔はやはり別格なのではないかと思うほどに美しい。 そんな苔が潤う季節はやはり梅雨。 編笠山は山梨県北杜市と長野県諏訪郡にまたがり、八ヶ岳の最南端に位置する標高2524mの山だ。山容が編笠を伏せたようにみえることからその名がついたといわれている。 てっぺんからは蓼科山までの八ヶ岳が見わたせ、南アルプスも間近に感じられる。 7月上旬、今回

        • よよこ、デジタルと出逢う

          よよこが契約していたブライダルフォトの会社も 徐々にデジタルカメラの足音が近づき、 いよいよフィルムからデジタルへと移行する話が持ちかけられた。 しかし、初期のデジタルカメラはとにかく高かった。 「やっとフィルムカメラに慣れてきたのにまた買うの?」 それでも時代についていくべく、よよこはデジタル一眼レフの購入に踏み切った。 最初のカメラはD70、DXフォーマットのカメラだ。 液晶は小さく見えづらいが、撮った写真をその場で確認できるのは画期的だった。 デジタルカメラに合わせ

        よよこ、39歳の決意

        マガジン

        • よよこ、プロカメラマンになる
          7本
        • めざせ!アルプス〜50代の挑戦〜
          42本
        • MATOI's CAFE
          11本
        • 旅のフォトエッセイ
          3本
        • 映画備忘録
          17本
        • 纏の部屋
          11本

        記事

          9年越しのリベンジはこれ以上ない美しさだった〜八ヶ岳天狗岳〜

          八ヶ岳連峰は夏沢峠を境に以北を北八ヶ岳、以南を南八ヶ岳と呼ばれているが天狗岳は八ヶ岳連峰のほぼ中央、北八ヶ岳の南側にある。 西と東の双耳峰で標高2646mの西天狗岳は長野県茅野市に位置する北八ヶ岳の最高峰だ。 天狗岳は9年前、友人と一緒に一泊二日の山行で初めてのぼった。 しかし、あいにくの天気でてっぺんは真っ白。何も見えなかった。 記憶にあるのは岩を掴んでのぼったことだけ。 そして昨年7月、リベンジ!と再び天狗岳をめざすも濃霧のためまさかの途中撤退。 「どれだけ相性が悪いん

          9年越しのリベンジはこれ以上ない美しさだった〜八ヶ岳天狗岳〜

          よよこ、プロへの一歩

          デビューとは本当の本番である。 よよこにとってはデビュー戦でも、 目の前のお二人にとってはプロのカメラマンである。 「自分がやってきたことをやればいい」 よよこはそう自分を鼓舞し、プロとしての第一歩を踏み出した。 正直、頭の中は真っ白。ただただ必死だった。 きっとよよこの緊張はお二人にも届いてしまったと認めざるをえない。 とにかくなんとか切り抜けた。 そんな初日だった。 最初のうちは同じ会場、慣れた会場のみで撮影した。 そうして少しずつ自分の流れを作っていき、 徐々に

          よよこ、プロへの一歩

          MATOI'sCAFE〜努力が報われなかったときの対処法〜

          MATOI'sCAFEとは、2023年3月からはじめた無料のオンラインルームです。 毎月1回、zoomでひとつのテーマについて、現在はインタビュー形式でお一人おひとりのお話をうかがいながら行っている少人数制の座談会です。 会によりますが、内容を一部抜粋しご紹介致しております。 6月のテーマは 『努力が報われなかったときの対処法』 でした。 どんなにがんばってもうまくいかなかったときって、誰しも一度はきっとあるのではないでしょうか。 そんなとき、あなたはどうしていますか? 今回

          MATOI'sCAFE〜努力が報われなかったときの対処法〜

          修行の山はやはりキツかった〜男体山〜

          男体山は栃木県日光連山を代表する山で標高は2,484m。 火山であり、華厳の滝や中禅寺湖は男体山の火山によるものとある。 たくましい山容から生まれた自然美は簡単に人を寄せ付けない。 男体山は二荒山神社のご神体だ。 入山時期もまた二荒山神社によって定められており、 2024年は4月25日~11月11日。 のぼった人からは「男体山はひたすらのぼる。とにかく修行の山だ」と聞いていたので、自分にのぼれるのか自信がもてなかった。 しかし、先日金峰山をのぼりきり、膝の状態もよかったのでア

          修行の山はやはりキツかった〜男体山〜

          よよこ、研修生活に涙する

          父から譲り受けた銀のアタッシュケースはとても格好よかった。 しかし、重すぎて実用的ではなかった。 何せカメラのボディもレンズも1台では足りない。 2台のボディとレンズ数本、そしてストロボ2台。 これがミニマムのスタートだった。 カメラバッグも新調し、いよいよプロカメラマンっぽくなってきた。 とはいえ、スクールを卒業したから、 「明日からプロです。さあ、お仕事です!」 というわけにはいかない。 先輩カメラマンにくっついて本番の結婚式に研修生として入る。 ここからが本当の

          よよこ、研修生活に涙する

          カメラマンのためのお悩み相談会やります

          フリーランスカメラマンを選んで、 最大の喜びはやはり「自由」です。 何かにとらわれることなく、 自分のペースで仕事をできるのは幸せです。 でも一方で、一人だからこそ悩むことも多々ありました。 「これでいいのかな」 「こんなとき、みんなはどうしているんだろう」 「他にやり方あるのかな」 会社に所属をしていたときは 気軽に周りのカメラマンにアドバイスを もらっていましたが フリーだとそれが意外と難儀です。 私にはカメラマンの友人がいるので 困ったときには相談にのってもら

          カメラマンのためのお悩み相談会やります

          よよこ、写真スクールに通う

          いよいよ期待に胸を高鳴らせ、父から譲り受けた銀のアタッシュケースに 真新しいカメラを詰め込みスクール通いがスタートした。 選んだのはフィルムカメラNIKON F5と 標準ズームレンズと50mm、85mmの単焦点。 正直、どのカメラがよくて、どのレンズが良いのかさっぱりわからなかった。 そのとき先輩カメラマンが持っていたカメラと同じものを選んだ。 男性の先生が授業のはじめに 「絞りってわかる?」 スクール生は皆苦笑い。 「そこからか」 苦笑しながらカメラの基本について教え

          よよこ、写真スクールに通う

          突如現れた稜線が美しすぎた〜金峰山〜

          瑞牆山(みずがきやま)にのぼったときから、ずっとのぼりたかった金峰山。5月下旬にようやく念願が叶った。 金峰山は標高2,599mで、山梨県甲府市と長野県川上村の境界に位置している。日本百名山であり、奥秩父の盟主といわれるのがのぼってみるとよくわかる。ちなみに「きんぷさん」と呼んでいるが、長野県では「きんぽうさん」とも呼ばれるそう。 金峰山へは「大弛峠」からだと初心者でものぼれるルートだが、私がのぼりたかったのは体力度4、技術的難易度Cに値する「瑞牆山荘」からのルート。技術的難

          突如現れた稜線が美しすぎた〜金峰山〜

          よよこ、プロをめざす

          子どもも幼稚園児になり、少しだけ時間に余裕が生まれた。 「そろそろ社会復帰したいな」 5年間の社会人生活のあとはのらりくらりと バイト生活で生きてきたよよこにとって、 社会復帰はそう簡単ではなかった。 「自分に何ができるんだろう」 資格もキャリアも何もないよよこ。 「働いている人って何着て会社に行くんだろう」 「今って何が流行っているんだろう」 もともと流行りにうといよよこは 仕事の内容より、 社会に受け入れてもらえるのかという 不安の方が大きかった。 資格を取

          よよこ、プロをめざす

          よよこ、カメラにハマる

          よよこがはじめて一眼レフを手にしたのは大学生のとき。 アマチュアカメラマンだった父から、 コンタックスの一眼レフカメラを譲り受けた。 そのフォルムの格好よさに惚れ込み、 いつも肩からぶらさげ気ままに撮るのが日課になった。 カメラのことはよくわからないけれど、 センスがある、 よよこは自分をそう思っていた。 そんなよよこが次にハマったカメラが、ミノルタの645。 父から借りた中判カメラだ。 その当時5年勤めた会社をやめ退職金をつぎ込み通ったお花の教室で、 生徒がいけた花をア

          よよこ、カメラにハマる

          マイナスイオンあふれる山〜奥多摩川苔山〜

          GW、どこかの山にのぼりたい! されどGWは道が混む。できれば電車で行けるところがいい。 ならばアクセスのいい東京都の奥多摩! 奥多摩は熊の出没率も高いので、春以降ひと気が少ないときはできれば避けたくGWなら人も多いからちょうどいいに違いない! と、いささか単純な理由で以前から気になっていた標高1363.2mの川苔山を選択した。 川苔山とは、国土地理院では「川乗山」と表記される。 苔の文字が使われているのは谷で川のりが採れたことに由来するとあるが、漢字表記については両方が混在

          マイナスイオンあふれる山〜奥多摩川苔山〜

          MATOI'sCAFE〜歳を重ねて良かったなあと思うこと〜

          MATOI'sCAFEとは、2023年3月からはじめた無料のオンラインルームです。 毎月1回、zoomでひとつのテーマについて、現在はインタビュー形式でお一人おひとりのお話をうかがいながら行っている少人数制の座談会です。 会によりますが、内容を一部抜粋しご紹介致しております。 5月のテーマは 『歳を重ねて良かったなあと思うこと』 でした。 とかく歳をとるのが嫌だと思うケースもあるかと思いますが、歳はとるのではなく『重ねるもの!』 人生の積み重ねが年齢の意味であると思っています

          MATOI'sCAFE〜歳を重ねて良かったなあと思うこと〜