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48.ディンブラ

やらなきゃいけないけど億劫な事、ってやらない方が楽かというと意外とそうでもない。
そんな事を最近しみしみ思います。今日は朝にお風呂に入ったついでに風呂掃除と洗濯を済ませる事ができまして。それができただけでなんだか達成感を得られたんですよね。勢いづいてついでに食器洗いなんかもできたりして、さらに達成感。その後はのんびりと趣味の事してたんですけど、なんというかその時間の満足度というか、充実感というか、それがなんか違うんですよね。億劫な事を放置して趣味の事してる時よりも、なんだかぐっと心地いい時間になってる。
引っ越す前はとにかく家事を時間の無駄だと思っていて、そんな時間あったら趣味につぎこみたい!の気持ちが強くて全然家事をする気が起きなかったんですけど。時間をつぎこめば充実するかというとそんな事ないんだなぁ、と思います。多分億劫な事を放置してるつもりで放置できてないんですよね。頭の片隅で気になり続けている。できてないな、を抱えるより、できたな、を抱える方が、実時間は多少短くなってもぐっと充実度が高まるのかもしれない。

良い休日だなーとしみしみ浸りながらお茶を淹れます。今日は久しぶりに飲む気がするこのシリーズ。


ディンブラMITSUTEAのノンフレーバードティーです。キャンディヌワラエリヤウダプッセラワクオリティーウバサバラガムワと飲んできた7種ティーバッグセット。残すところこのディンブラとルフナだけになりました。そんなに高いセットじゃないんだけど、すごーくたっぷり楽しめた気がするなぁ。
ディンブラとルフナどっちから飲もうかなーと悩んだんですけど、そろそろ夏が終わるんですよね。秋に差し掛かろうとしている。ルフナはより秋を感じる時に飲んだらおいしいかな、と思ったので、フレッシュなアロマが特徴だというディンブラから開封してみました。たのしみー。

袋を開けるとやはり香りはほとんどせず。嗅ぎに行くとお茶らしい香り、畳っぽい印象の青みのある香りがします。最近ノンフレーバードティーに畳を見出す事多いな私。でもなんか香ばしさより青みが強い感じがあるな。緑茶、って程フレッシュな香りはしないんだけど、ベクトルとしては緑茶に近い感じがする。淹れると柔らかに香り立つようになっていて、うわ、上品……!じゅわ、と奥ゆきのある旨味たっぷりな美味しそうな香り……!!とにかく旨味が強く感じられる香りです。美味しそう。マジで美味しそう。では一口……。

……あーーー、うまぁーーー……!最初にぐっ、と苦味がきますね!旨味がたっぷり溶け込んでる感じの苦味で、後を引くおいしさがあります……うま……すきこれ……。舌が慣れてくると青みが拾えるようになってきて、味わいにふわっと奥ゆきが出てきます。この青みがまた澄んでるんですよね。まろやかで澄んだ青み。それが苦味の背景としてめちゃくちゃ丁度いい塩梅でそこにあって、苦味と旨味を引き立ててくれます……より美味しくなる……。
冷めてくると苦味とほとんど一体化している、渋みの存在を感じられるようになってきます。でも舌にひっかかる感じが全然なくて飲みやすいんですよね。苦味と渋みで比較的重たく、存在感のある味をしているんですけど、後味にふわっと残る澄んだ青みによって重すぎない味わいになってるんですよね。一回ぐっと沈んでから、ふわっと軽くなる感じ。美味しい。すごくこう、日本茶が好きな人に勧めたくなる紅茶だ。

美味しかった……。抽出時間が1分半と短いのでおっこれはちょっとのタイムロスで渋くなっちゃうタイプ!と思い全力で1分半きっかりに抽出したのですが、その甲斐があった気がします。めちゃくちゃ美味しく仕上がった。まぁ過去には散々抽出時間や湯量をミスりながらも美味しい~!つって飲んでるのであんまりアテにならないんですが。
でもなんかじわりじわりと、紅茶を美味しく淹れられるようになってる気がするんですよね。自分で飲んでても前より美味しい気がするし。母が私の淹れるアイスティーをめっちゃ気に入ってくれたみたいで、ちょっと自信になっています。嬉しい。

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