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28.ほうじ茶ティーバッグ

昨日とうとう行ってきました。

念願のナガノ展に!!!!!!!!

楽しかった、本当に楽しかった……。気づけばそこそこ長い期間ナガノ先生のオタクをしているんですけど、隅から隅までどっぷりとナガノワールドでオタク大歓喜の展示でございました……。原画の修正こんな感じなんだぁとか、未公開原稿とかあったんだ!?とか、おいそれとそれ並べるな人の心がない(褒め言葉)とか、初代くま担さんがこんなところに……!とか、見どころが多すぎて多すぎて。そんな大きいスペースじゃないだろうし1時間くらいで見終わるのかなと思ったら余裕で2・3時間溶けました。ナガノ先生のシリーズ毎にがっつりとブースを作ってくれてるからちいかわもくまももぐコロも浸り放題……本当に最高の時間だった……。展示終盤で私がナガノ先生オタクになったきっかけの原画に出会った時はガチで泣きかけた。

展示を見終えて余韻に浸る間もなく待ち受けていたのは物販ブース。事前に商品一覧が見れたのである程度欲しいものは考えておいたのですが、いざ現物見るとあれもほしいこれもほしいがいっぱいで気づけばこんな事に。
その中でも、これだけは絶対!!買うんだと決めていたグッズがあります。売りきれの憂き目に遭う事なく無事買うことができました。それがこちら。

お茶缶!!!!
これだけは絶対買うと決めてた。絶対美味しいやつこれ。そんな訳で今日は早速これを淹れていきます。


ほうじ茶ティーバッグおふく園のほうじ茶です。
ほうじ茶ティーバッグは茶葉名というよりジャンル名ちゃう???とは私も一瞬思ったのですが、どうもこれが商品名っぽい気配。おふく園のウェブサイトを見たんですが、他のほうじ茶には初かおりとか宇治かほるとか名前ついてるんですね。このティーバッグだけ茶葉名なくほうじ茶として売られていて、そして今回のナガノフレンズ缶にも『ほうじ茶ティーバッグおすすめの淹れ方』と書かれた紙が入っていたのでこの名前でタイトルにしました。
これがもうねーーーーパケが可愛いんだまず。ナガノさんオタクがナガノフレンズ描かれたパケを手にしてるんだから当たり前体操な感想ではあるんですけど。かわいさはそこだけじゃなくて材質もなんですよ。なんかちょっとさらっとした質感なの。上等な和紙、って感じの質感。こんなにコミカルでかわいいキャラが描かれてるのに和の上品さを感じるお茶缶すごくないですか。それでいて不思議とミスマッチ感はしない。そこがアガる……。

みて 和紙に描かれたユニコーンバイコーンだよ かわいいね

袋を開けると……うわっ、すごく香りが甘い!ほうじ茶って言うからにはまず香ばしさなのかなと思ったら、意外にも甘みが先に来ます。クリーミーな甘さなんですよね。そしてクリーミーなのに不思議なんですけど、すっごく透明感のある香りなの。軽くて瑞々しい、なのにクリーミーで甘い香り。不思議……でもすごく良い香り……。淹れた後は……んん?えっ待ってなんだこれ香りが全然違う。じゅわっとした旨味の塊みたいな香りになってる!えっあのクリーミーさはどこにいったんだ。目の前のミルクティーが急にだし茶漬けに変わったぐらいの変貌ぶり。旨味の強い香りからは香ばしさも浮き出てて、他にも色々と雑味を感じる。私のイメージ通りなほうじ茶らしい香りになっています。でもその色々含まった香りがどことなく洗練されていて、すっとこちらに染み込んでくるような透明感があるんですよね……。香りの時点でもうめちゃくちゃ面白いなこの茶葉……では一口。

……うおおおおおおおお、うっっっっっっっま……。えっ言葉失っちゃった。えっ。うま……。とても、とても透明感があるほうじ茶だ。いやいやいやなんだこの透明感……!?全然味が淡い訳じゃない。むしろしっかりある。旨味も、香ばしさも、クリーミーさも甘みもこれまで香りから感じてきた全部がしっかりいる。これら全部が勢ぞろいしてるにも関わらず、味わいがどこまでも澄み渡っているんですよ……!!!!うめええええええなんだこれ。それなりに要素が多いはずなのに味が少しも散らかってない。それでいて味わいや香りが主張してこない。
そうこれ、こんなに美味しいけど主役の椅子に座っていないお茶なんですよ。個性の主張が強くない。茶葉の風味とか香りとかでぐっとパンチ効かせてくる茶葉じゃない。つまり、これと一緒に食べる食品を一切邪魔しない味。まるで水みたいにさらさら飲める、どんな味だったかと訊かれると記憶にはそんな残ってないけどなんかめちゃくちゃ美味い液体なんですよ……名脇役……!グッド、あまりにもグッド。柔らかでとろけるような舌触りから、後味ですっといなくなる軽やかさまで全ての所作が美しいお茶。洗練されすぎてる。珠玉の美味しさを携えておきながら、飲む人の印象をいちいち揺さぶらずさらっと気軽に飲ませてしまうこの仕上がり……なんてことなの……美しすぎる……。華やかな主役を獲れる茶葉も大好きなんですけど、脇役として徹底してる茶葉も大好き……良いなぁ……美味しい……。

こんなお茶お出しされたら……お菓子を用意しない訳にはいかない……!
そんな訳でお茶請けです。横浜文明堂のどら焼きと、銀座松崎煎餅の瓦煎餅。どちらもナガノ展の戦利品!
商品一覧を見る時会場限定商品があったのでまずそれをチェックしたんですが、なんと全部お菓子だったんですよね。しかもどれもガチで美味しそうなやつばかり……本気じゃん……流石ナガノ先生の展示……。なのでついついお菓子をいっぱい買い込んでしまいました。ではまずどら焼きを一口。

……うまっ、うまぁ……。皮が、皮が絶品すぎませんかこのどら焼き……。噛んだ瞬間のさふっとした柔らかさと焼けた生地の甘みと……。餡が甘さを強く主張してこないので生地の甘みが堪能できる。餡と生地の甘みが丁度いいバランス……。そこにお茶を飲むと……うわっ、旨味がくっきりと来る!!さっきよりも旨味と香ばしさがくっきりとした味わいになってて、それがどら焼きの甘さと溶け合うー……くっきりしてるのにやっぱり全然どら焼きの味を邪魔しない。よくお茶って口の中の甘みをすっきりさせるんですけど、このお茶はそれすらしないですね……ちゃんとどら焼きの甘さをそのまま残す……でも完全に流さないんじゃなくて、程よく落として心地いい後味に変えてくれる感じ。そこからどら焼き食べると一口目の甘みが復活してる!!生地の甘みや香りの良さがふわっと引き立ってて……一口目以上に美味しいかもしれない……。
続いて煎餅。……んんんん香ばしくてあんまい……。これこれ。これぞ私が大好きなタイプの煎餅。この懐かしさがある甘みが堪らない。しっかりと甘いのに口の中でべたつかなくて、ほろほろと溶けて消えてゆきます。ここでお茶を一口……お?苦味を感じる?このお茶から今まで1ミリも感じる事のなかった『苦味』が浮き上がってきました。でもそのビターな味わいが口の中をきゅっと締めてくれて、良い感じの重石になってくれてる感。その後に煎餅齧ると、なにこれうまぁい!?ぐっとパワーアップしてる。甘みがよりくっきりと浮き上がって、生地の生地感すら感じられるようになってる。これは一口目では感じなかった味わいです。やはりこのお茶、お菓子をめちゃくちゃ引き立てる……!自身もめちゃくちゃ美味しい味わいなのに、その美味しさで一緒に食べるものをこれ以上なく輝かせてくれる。名脇役だなぁ……これはきっと色んなお菓子に合うぞ……。

美味しかった……。いや本当に、本当にこれ以上なく贅沢な和のティータイムでしたね……マジで美味しかった……。
グッズになったお菓子達、ナガノ先生も食べたのかな。食べてらしたらレポ漫画とかついつい読みたくなってしまいますねオタクなので。限定商品のお菓子、どれも焼き菓子だったのがまたオタク心に刺さるんですよね。私ナガノ先生が描かれる焼き菓子が大好きなんですよ……。先生が描いた天国ホットケーキや三福だんごや厚みのあるクッキー、一生眺めてられる。

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