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自分のカフェイン量限界値を数字で知ってみた

私、2年ぐらい紅茶レポnoteを書いてるぐらいには紅茶好きなのですが。
実は。

人よりカフェインに弱いです。

カフェインに弱いってどういうこと?ってなりますよね。
カフェインって適量を摂取すれば良い効果があって摂りすぎると良くないよねってイメージ、なんとなくお持ちじゃないかと思います。カフェイン中毒なんて言葉もちょくちょく聞くようになりましたし、ノンカフェインだから身体に優しい!妊婦さんでも飲める!って商品も増えてる。だからカフェインは程々の量で楽しみましょう、って認識なんじゃないかなーと思うんですけど、私はその程々の量で具合が悪くなります
眠れなくなる、というのはイメージしやすいかと思うんですけど。私の場合それに加えておなかを下したり、吐き気がしたり、酷い時は眩暈がしたり酔ったみたいに思考や意識がおかしくなったり。そんな感じで明確に体調を崩します。なんで紅茶を趣味にしたんや。私もそう思う。でも紅茶が好きになって初めて気が付いたんだよな~。
一時期はちょっとの量でも具合悪くなったのでカフェインを完全に断っていた時期もありました。勿論大好きな紅茶も我慢です。辛かった……。やっぱ大好きなものが飲めないって辛い。しばらく断つと少しずつならカフェインを摂っても大丈夫になってきて、じわじわと紅茶を再開しました。眠れなくならないように18時以降は飲まないというルールを決めて、それは今でも続けています。すっかり習慣づきましたね。
18時前なら飲んでも大丈夫。この時は何故かそう思っていたのですが、最初に話した通り問題なのは時間帯もそうですが、主にです。休日のお昼だからといってたっぷり紅茶を飲んでしまうとあっという間に具合が悪くなります。何度も失敗した結果、どうやら300mlのポットひとつ分が自分の限界らしいとわかってきたのですが。

ふと先日疑問が湧きました。
それってカフェイン換算だと、どのくらい?

そう。自分の体感でしか測ってこなかったから、紅茶における限界量しか知らないのです。
実は紅茶だけじゃなくてコーヒーも好き。最近は日本茶や中国茶を飲むのも楽しい。コンビニで新商品の飲み物をぱっと手に取るとカフェイン入りな事もよくある。それらを飲んだ時にそんなたくさん飲んだつもりがないのに具合が悪くなったり、逆に結構飲みすぎた気がするのになんともなかったりしました。その日の体調良し悪しもあるから具合が悪くなるかどうか完璧に読む事はできない。それはそうなのですが。それにしたってなんかあまりにもざっくりと摂っては具合悪さに振り回されてるなと思って。飲み物でいくらじゃなくてカフェインでいくらって把握した方が、目安として使いやすいんじゃない?

という訳で。
自分の限界量である紅茶300mlのカフェイン量を調べてみました。
農林水産省が出している資料によると(参考元は日本食品化学研究振興財団らしいので孫引きなんですけどちょっと……ちょっと辿るの面倒だから許して……これは論文じゃないからって事でひとつ……)、紅茶は100mlあたりのカフェインが30mg。備考欄に書かれている浸出法も私の淹れ方と大体いっしょです。ってことは300mlなので単純計算、90mg。これが私の一日の限界量。うーん改めて数字で出してみるとすくなーい!カナダ保健省は健康な成人で一日400mgまで、妊婦さんや妊娠予定の方は一日300mgまで、という目安を出しているそうですが。なんと1/4以下です。まぁ人種が違うので、日本人の目安がそもそもカナダとはまた違ってきそうですけど。
まぁいい他と比較しても仕方がない。私の目安だけわかればいい。とりあえず私は90mgが目安。で、ここで同じ表に載っているコーヒーのカフェイン量を見てみると……100mlあたり60mg。なんと紅茶の倍なんですよ。こんな多かったんだ!コーヒーはなんとなーく具合悪くなりやすい傾向があるなと思っていたけど、それを数字で理解できました。倍量ならそらそうなる。そして上限90mgと照らし合わせると浸出法にもよりますが、私が一日に飲めるコーヒーは150ml……なるほど、ここが私の上限だったのかぁ。

というのがわかると。量の調節を、とってもしやすくなりました。
今私はお昼のお弁当と一緒に紅茶のティーバッグを1個持ってってるんですけど。そこで45mgくらい摂ってるから、家に帰った後飲む紅茶はカップ1杯分にしとこうとか。帰り道でカフェオレを買って帰りたくなったら半分だけ飲んで半分は冷蔵庫にとっておいたりとか。煎茶は紅茶よりカフェイン少な目だけど、二煎目を淹れたい時は蓋できる容器で淹れて翌日飲む用にしたりとか。これまでは『大体300mlぐらい』『具合が悪くなったら飲むのをやめよう』という曖昧な指標だったので判断つきにくいしついた頃には手遅れだったりしたのですが、数字で計算できるとぱっと判断できる。飲む前に判断できるから、具合悪くならずに済みますしね。
健やかにカフェインを楽しめるようになりました。そしてもうひとつ良いことがあって。私は自分に対して『自分は紅茶をいっぱい飲みたいんだ』という固定観念が何故かあって、紅茶を淹れる時の最低量をポット1杯でいつも計算していたのです。もうなんか癖づいていたんですよね。飲む時にはポット1杯分淹れるというのが。カフェイン量を数字で計算するようになって、その固定観念の存在にも気づけました。そうか、なんか私脳死で必ずポット1杯淹れるようにしてたな。今この瞬間の私は、本当にポット1杯分紅茶が飲みたい?そうでもないかも。カップ1杯で十分かも。そんな自分の声を、拾えるようになりました。

当たり前なんですけどやっぱり自分の適量で飲めた方が楽しいですね。どんなに美味しいものでも具合悪くなると美味しくない。健やかに飲める範囲で飲む方がなんでも美味しい。
アルコールとかだと大学生のうちに自分の適量を知っておくんだぞってよく言われたし量の調節の意識ありましたけど、カフェインだと意識してなかったですね。多分周りからわかりやすく言われないから抜けてたんだと思うんですけど。適量の把握が必要かどうかすら、人による。必要じゃない人の方が多数派だと、気づかされるきっかけ自体少ない。だからつくづく自分を観察するのって大事なんだなぁと思いました。自分に必要なものは、自分にしかわからないんだなぁ。


おやつのプリンと紅茶1杯。ちょうどいい量!

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