ギフテッドを疑う5歳の娘の発達検査について〜児童精神科の診療〜
娘の発達検査(新K式)を終え、5歳半の娘の言語分野は+1歳以上、認知面は-1歳以上というかなりの凹凸があることがはっきりした。
それを踏まえて今度は児童精神科の先生に診療してもらった結果、ADHDや自閉症スペクトラムといった発達障害には当てはまらない、しかし特性はいくつか見られる、というものだった。
そこに関しては、やはりという感想である。
私自身大学で臨床心理を学んだ知識から、どうも発達障害とは違う何かが娘の中にあると感じていた。
ギフテッドを疑いはじめて半年以上経つが、発達障害の出かたではない別の特性があるという診断を受けて、さらに確信へと近づくこととなった。
今回児童精神科の先生とお話をして今までの臨床心理士や保健師の話とはまた違う視点のことをたくさん聞くことができた。私の知らないことをたくさん教えてもらえたのを書き留めたい。
現在の娘と私の困りごとは、
・眠たい時に普段やめてとお願いしている危ないことをする
・ご飯最中に白昼夢を見て時間がかかる
・過集中の後反動が大きい
という3つだ。
まず一つ目の眠たい時に危ないことをするということについて。
これはどういうことかというと、例えばお買い物に一緒に行ってカートを押したいという時、普段はなると危ないから乗らないで押してねというと理解してくれるのだが、疲れてきて眠たくなってくると何度注意しても乗ってしまう、という様な状況だ。
これに関して私が初めて知ったのは「眠たいと刺激を求める子がいる」ということだった。
初耳である。
代替案を出すのがいいのですか?と聞くと、その子が気に入っている手触りのものやひんやりした感触など刺激を満たしてくれるものを差し出すともしかすると落ち着くかもしれない、というものだった。
お勧めされたのはスクイーズというもの。
まだ持ったことはなかったから、一度試してみようと思う。
二つ目の白昼夢について。
食べてる最中(だけではなく他の時ももちろんあるが)に想像が膨らんで咀嚼が止まりご飯が進まないというものだ。
これは先生も頭を悩ませていた。
発達障害の子に勧める方法として白い壁に向かってご飯を食べるというのもあるがそこまで必要には見えないという。
ただ、朝などの時間に制約が必要な場合はご飯の時間は切り上げても良いだろうという判断だった。
三つ目の過集中について。
塗り絵など好きな作業に没頭し1時間以上やり続けた後疲れが出て私の話が耳から入らなくなったりぐずったりするというものだ。
これも反動との折り合いはどうつけるかこれから考えて行く必要があるということではあったが、過集中になるのは好きなもの事とも言えるので、それを奪うよりはその時間も確保した上でやるべきことは済ませるのが1番だろうといいことだった。
園などでの集団生活などはONモードで頑張っている時間なので、オフの時に好きなことをするのはバランスを取るのに必要だという話になった。
確かに。
直接的に解決をしたわけではないが、私の心の落とし所は少しできた気がする。
そして今回発達障害ではないとはっきりわかったことで、娘をサポートする先生などにも結果を踏まえての説明ができそうだ。
育児に協力的である夫でも、未だにギフテッドについて出来杉くんみたいな人を想像しているので、そうではないことを早く理解してもらいたい。笑
そして悩みを共有できるパートナーになっていければと思っている。
私に今必要なのは、ギフテッドの専門知識を持った人の話を聞いたり、同じ境遇のお母さんと話を共有したりすることだろう。
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