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育児書に載ってなかったわが子の育児

子供を育ててみたら「こんなの育児書に載ってなかった!」と思うようなことにぶち当たるのはもはや当たり前である。
しかし私はそんなことも知らず、困ったら育児書を読み漁り、解決するどころか余計に頭を悩ませることが多々あった。

〝おすすめの育児本〟なんてそこらの育児雑誌には当然のように載っているし、読めば何でも答えが載っている気がしてしまうのである。

しかし子供とは一括りにできない存在であることを、私は2人目の子供を産んで知ることになった。

寝る子、寝ない子

私は不妊治療をきっかけに情報収集の手段としてTwitterを始めた。
そこで出会ったのはさまざまな寝方のタイプの子供たちだった。

中でも驚いたのは日付が変わってもまだ寝ない強者がいるという事実。

そんなの育児書にはひとっつも載ってないではないか!

そして我が子もまた育児書には載っていないタイプで、1歳半までは夜中3度ぐらいは平気で起きた。そして3歳半の今も毎日夜中2,3度は起こされる。

誰が3歳になっても夜中3度も起こされると思っていただろうか。
私は産後夜通しで寝られたことが、片手で数えられるほどなのだ。

育児書に載っているのは、私にとってみれば希望的観測をうまい具合に書いてある例だ。

睡眠ひとつを取っても、本当の育児の中には全然寝なくて平気な子達、夜中何度も起きる子達、頻回にお昼寝する子達、おんぶや抱っこでないと寝ない子達、お母さんと体がひっついていないとすぐに起きる子達、夜中泣き叫ぶ子達、、想像もつかないほどいろんな種類の日々を過ごしているのである。

3歳の娘はHSCの気質があり、いつもと違う環境を日中に過ごすと夜中泣き叫んで起きたり、朝までに4,5回起こされたりするので、私は常に寝不足である。

1年前に息子を産んだこともあって、マミーズブレイン4年目を過ごしている。

離乳食の進め方

「〇〇ヶ月頃から〇〇cm角にしましまょう」
これはよくみかけるが、娘は全く当てはまらなかった。

なにせ噛むのが上手くいかない。飲み込む時にえづくのである。3歳になり本人の言葉でいろいろ教えてくれるようにわかって来たのだが、娘は感覚過敏があるらしい。

離乳食の頃から歯の間に何か挟まろうものなら大暴れだった。

そのため、未だに焼肉などのお肉は1.5cmぐらいに切って前歯などに挟まらないようにしているのだが、なんと生後11ヶ月の息子はもうこのサイズを平気で食べるのである。

3歳半の娘と11ヶ月の息子。
歯の生えたある数は全部揃ってる娘と6本の息子、全く違うのだから驚きだ。

同じ環境で育てている我が子2人でもこの差である。育児本なんて当てにならないのが当たり前だと思うのだ。

私が育児本を書くなら、月齢に対してどのぐらい発達に幅があるのか、その標準偏差のグラフを載せて書くだろう。
この発達の幅を知ってから、我が子の得意な所、ケアが必要なところの対策を考えていくのが私にはあっていると思う。

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