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モーリーの定理の証明~三角比を使った方法~

こんにちは。和からの数学講師の岡本です。以前、「モーリーの奇跡」というタイトルのマスログで紹介した「モーリーの定理」。今回はこの美しい定理の証明を簡単にまとめていこうと思います。

この記事の主な内容
1.モーリーの定理
2.3倍角に関する補題
3.モーリーの定理の証明
4.さいごに

1.モーリーの定理

詳しくは以前のマスログをご覧ください。

一応ここでも定理の主張を書いておきます。

定理(フランク・モーリー,1899)
任意の三角形の各頂点から、角の3等分線を伸ばす。
2つの頂点の隣り合う3等分線の交点を結ぶと正三角形ができる。

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美しいですよね。。。適当な三角形から正三角形が構成できるわけですから!今回はこの定理をしっかり味わっていきます。

2.3倍角に関する補題

早速定理の証明に入っていきたいのですが、証明の際に鍵となる補題について、まずはまとめてみようと思います。

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証明しましょう。まず、通常のsinの3倍角の公式を使って変形していきます。

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というわけで、少し変わった3倍角の公式を示すことができました。これを使ってモーリーの定理の証明に入ります。

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<文/岡本健太郎>

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