数学大好き起業家

大学在学中に起業し、以来、起業家人生を歩んでいます。 生涯、起業家精神の体現者であり続…

数学大好き起業家

大学在学中に起業し、以来、起業家人生を歩んでいます。 生涯、起業家精神の体現者であり続けたいです。 偉大な起業家が作った会社の決算書を読むのが大好きです。 好き過ぎて、好きすぎて、noteで記事を書くことにしました。

最近の記事

LaTexの小技: shemata

概念を分類して、整理するときの表現方法で何か楽に書けるものがないか探しました。 今日は、shemataを発見しました。 ご紹介します。 まずshemataパッケージを利用します。 \usepackage{schemata} そして、こんな感じで使います。 \schema{\schemabox{最上位概念}}{ \schema{\schemabox{第二位上位概念1}} { \schema{\schemabox{第三位上位概念1}} { \sc

    • 1兆ドル企業史を開示資料で紐解く#5:対処すべき事業リスク

      目論見書の事業リスクを読む楽しさ 目録見書の事業リスク要因は真面目に読んでみると結構深いんです。今日はその具体例に触れてみたいです。 MicrosoftMarket Acceptance of Microsoft MS-DOS Operating System Reliance on Key Officer Price Competition Change in Marketing Structure in Japan Tax Considerations Sh

      • LaTexの小技: itembox

        自分がLaTexで原稿を書く時に頻繁に使う技を紹介します。 枠付き文章と呼ばれる表現方法のitemboxです。 使い方は至ってシンプル。 \begin{itembox}[l]{見出しだよ}枠の中身だよ\end{itembox} 見出しを使えるのが嬉しいのです。 久々にLaTexを書くときに忘れちゃうので、私の備忘録としても使わせていただきます。

        • 人が育つ環境を作る#5: 赤羽雄二「ゼロ秒思考」

          10年前ぐらいに先輩起業家に本書をオススメされました。 怪しげな本だと思ったのすが、尊敬している先輩のおすすめだったので、食わず嫌いせずに、試すことにしました。 やってみたところ、衝撃的にプラスの効果がありました。 脳や心が進化したように思えたのです。 自分の心の中や頭の中を言葉として吐き出す効果はとんでもなく凄い効果があることが身をもってよく分かりました。 人に答えを教えられるよりも、自分自身の言葉で前に進むきっかけに気づく効果はとてつもなく大きい。 何が他人の

        LaTexの小技: shemata

          【起業家を育てる名著】板倉雄一郎「社長失格」

          私が考える「起業家」という人種私は、1996年に起業家デビューしました。起業家として自分を成長させる上で、とても役に立った名著をご紹介するシリーズを開始します。 「起業家」という定義が、文脈によっていろいろな使われ方をするので、この名著紹介の記事におけるコンテキストをまず最初に明らかにします。 スタートアップ企業のリーダーの3つの顔私が思うにスタートアップ企業のリーダーには3つの顔があると思っています。 オーナーとしての顔 オーナー=資本家としての顔です。 出資や

          【起業家を育てる名著】板倉雄一郎「社長失格」

          TexLive2023でLatex環境づくり(Mac & VS Code)

          なぜLaTex? 長い文書を作っているときに、衝動的にWORDよりもLaTexの方が書きやすいじゃんと思い立ってしまう瞬間がある。 最初はoverleafで書いていたが、長い文書で複数ファイルに分けて書きたいときは、ついついGitHubを使いたくなる。 そうすると、無償版のoverleafではメンテが出来ない(よね?確か。)ので、自分のマシンにLaTexを入れるハメになる。 さらに、なぜか自分はTex Users Groupの有料会員を継続しており、TeX Liveの

          TexLive2023でLatex環境づくり(Mac & VS Code)

          人が育つ環境を作る#4: 人の話をちゃんと聞くための方法

          この本には感謝しかありません。 人が育つ環境という意味では、下記の「人の話をちゃんと聞く方法」の5つが私にとっては最高の贈り物でした。 肯定も否定もしない 相手を評価しない 意見を安易に言わない 話が途切れたら、むしろ沈黙する 自分の好奇心を総動員する 最後の「好奇心の総動員」が最大の難関です。 今日も、この5箇条を実行して、人の育つ環境を作るべく、奮闘します。

          人が育つ環境を作る#4: 人の話をちゃんと聞くための方法

          人が育つ環境を作る#3: 多賀少年野球クラブ辻正人監督

          去年の10月4日のNHKのプロフェッショナル仕事の流儀で取り上げられていた辻正人監督に度肝を抜かれました。 辻監督の著作の『多賀少年野球クラブの「勝手にうまくなる」仕組みづくり』の一節をご紹介します。 「考えた言葉で事実を伝える」環境が人が育つ環境だよな、と思いました。

          人が育つ環境を作る#3: 多賀少年野球クラブ辻正人監督

          1兆ドル企業史を開示資料で紐解く#4:研究開発投資

          何がIPO前のマイクロソフトの快進撃を支えたのかを開示資料から考えていきます。 今日は研究開発投資に関する考察をします。 AppleのIPO直前期の1980年の倍ぐらいの金額の研究開発費をマイクロソフトは直前期の1985年に投下しました。 Nvidiaは純利益で赤字にも関わらず研究開発費投資を継続したことも成長の礎を作ったと言えそうです。 Microsoftは売上高研究開発費率が常に10%を超えています。 Appleは、10%未満で7.5%周辺です。 両社ともに、投下し

          1兆ドル企業史を開示資料で紐解く#4:研究開発投資

          人が育つ環境を作る #2:少年野球で選手にかけられた言葉

          少し前に少年野球のコーチをしていた時に、ある小学6年生の選手から色紙に「コーチはいつも僕のその日の調子を聞いてくれてありがとうございました」という言葉をもらった。 自分は野球経験者じゃなかったので、選手に対して大したアドバイスも出来ず申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、この言葉はとても印象的だった。こんなことしか出来なくて、ごめんねという気持ちと共に。 何かを強制したり、押し付けたりするのではなく聞いてあげること。 そんなことが、人が育つ環境を作る上で不可欠。 無理して

          人が育つ環境を作る #2:少年野球で選手にかけられた言葉

          1兆ドル企業史を開示資料で紐解く#3:IPOまでのマイクロソフトの戦略概要

          復習 前回の記事では、マイクロソフトのIPOの目論見書に記載されている業績が化け物じみていたこと、PCメーカー向けのプログラミング言語の下請けから事業が開始されたことに触れ、そこからどのような成長を見せるのかをお見せすると述べました。 今日はIPOまでのマイクロソフトの事業戦略を目論見書から読み解きます。 PL/BS/CFの話にまだ戻れないのですが、なぜ現在のマイクロソフトがこんなに稼げているのかを理解する上で必要なところなので、少しお付き合いください。 目論見書全文を

          1兆ドル企業史を開示資料で紐解く#3:IPOまでのマイクロソフトの戦略概要

          人が育つ環境を作る #1:慶應義塾高等学校硬式野球部

          対象読者組織マネジメントで奮闘している方々、これから組織をマネジメントをしたいと考えている方、自分が属する組織を少しでも良いものにして前向きに頑張りたい方々 テーマ自分が率いている組織を良くするために気づきのあった書籍の書評をします。特に、組織に属する人々が前向きに楽しみながら組織目標の達成に本気を出して本人たちの夢に近づく環境作りに関心があります。その前提として、一人一人の持っているポテンシャルを引き出す工夫が組織マネジメントとして最もクリエイティブな仕事だと考えます。

          人が育つ環境を作る #1:慶應義塾高等学校硬式野球部

          1兆ドル企業史を開示資料で紐解く#2:マイクロソフトIPOを他社と比較

          1兆ドル企業のIPO時の業績比較今回はマイクロソフト、アップル、Nvidiaの3社のIPO前の業績を比較します。 Appleは1980年、Microsoftは1984年、Nvidiaは1997年が株式公開をする前の年度です。Appleの売上成長もやばいですが、マイクロソフトは売上も利益もぶっ飛んでいます。 次に、IPO前のマイクロソフトに何が起きていたのかを紐解きます。 マイクロソフト、IPOまでの軌跡目論見書では、マイクロソフトのマイルストーンとして、1975年1月

          1兆ドル企業史を開示資料で紐解く#2:マイクロソフトIPOを他社と比較

          1兆ドル企業史を開示資料で紐解く#1:古い決算書をあえて読む

          対象読者これから新しい会社を起業する方々、会社をさらに成長させたいと考える経営者やマネジメントの方々、ビジネスパーソンとしてキャリアアップのヒントを探している方々、学生でこれからの自分の道を考えている方々、そんな皆様を対象として新たな気づきのある記事を書くつもりです。 はじめにWarren BuffetのShareholder Lettersは本当に勉強になりました。Berkshire Hathawayが成長してゆく姿、そして、Warren Buffetが進化していく姿が

          1兆ドル企業史を開示資料で紐解く#1:古い決算書をあえて読む