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松井昌平《☠️脊髄筆》

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虹と生き血を唾棄絞めろ
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2020年7月の記事一覧

スーパーマーケットが嫌いだ

スーパーマーケットが嫌いだ

[2046文字]

どうしてもめないのか不思議だ。

地域差、店舗差はあると思うが、
スーパーマーケットには酷く混雑する時間帯というのがある。
スーパーの入り口というのは狭い上に、
カゴやカート置き場になっている場合が多く、
悪くするとペットボトルやプラトレーの回収場所になっていたり、
トイレへの導線もあったりする。

そしてその入り口には最近大人気を博している消毒液も設置してある。
コロナ以前に

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要請される自粛とは何か

要請される自粛とは何か

[1394文字]

善処する、想定外、総合的に判断、直ちに〜する、有識者、などなど世の中には都合の良い言葉というのが結構ある。世の政権は国難になる度都合の良い言葉を生み出し出来た。そしてこのコロナ禍の国難の最中、「自粛要請」という言葉が飛び交うようになった。初めてこの言葉を聞いたとき、意味や背景以前に単に言葉としてなんとも居心地の悪い違和感を感じたものだ。自粛と要請を合体させたいわゆる造語であるが

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鉄ちゃん論

鉄ちゃん論

[3662文字]

僕はいわゆる「鉄ちゃん」ではない。鉄道のことなど何も詳しくもないし、ホームに電車が入って来るシチュエーションで、どうにも写真を撮らずにはいられないという衝動にも、走り出した電車のモーター音に思わず這いつくばって床に耳をくっ付けたくなる気分に駆られたこともない。

だが例えば世の女性の92.3%(私感調べ)が「ヨガ」と聞いて興味はあれど、じゃあすぐやってみよう!というのではなくて

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能動←中動→受動

能動←中動→受動

[4297文字]

古代インドやヨーロッパ、それに日本にも能動的と受動的の他に中動的という間の表現があったそうです。

自らの意思でもって行動を起こすことが能動的で、他者の意思による行動を被る事が受動的。

つまり「する」と「される」の違いですが、その間とはどういうことでしょうね。
そして何故この中動的という言い回しが今日には使われなくなったのか、僕なりに考察してみました。

中動的というのは、

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シュレディンガーの猫と うちの猫

シュレディンガーの猫と うちの猫

[3245文字]

『シュレディンガーの猫』は物理理論の世界ではとても有名な猫。
この猫は見る人によって生きてたり死んでたりするらしい。
物理学の少し難しい例え話だけど、ミクロの世界では本当にある話なんだそうだ。

うちにいる猫は今のところ生きている。
昔いた猫は死んでからもう何年とか何十年とか経つ。
死んでしまったあの猫たちもシュレディンガーの猫のように、他の誰かから見ればまだ生きていたらいいの

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