毎日の算数習慣がつくタブレット学習教材「R I S U」を試してみた
月初より、算数をタブレットで学習できる「R I S U」という教材を、兄弟それぞれに体験している。今後の継続をどうするか、現在、鋭意検討中の段階。長くお世話になるものは、いつも慎重に判断しているので、状況整理を兼ねて体験談をまとめてみようと思う。
1.私が家庭学習を重視する理由
兄が年長のとき、そろそろ学習系の習い事を始めたい思い立った。ちなみに、私は計算が苦手である。小2でくり下がりの引き算でつまずき、算数全般が大嫌いになってしまった。できないものは、おもしろくない。おもしろくないものは、好きになれない。好きになれないものは、嫌いになる。そんな流れで、嫌いの波は算数から数学、そして物理へと及び、数にまつわる知識全般の成績に、長年悩まされることになった。実母は「高卒だからわからない」が口癖で(学歴は関係ないと思うぞ)、親に勉強を教えてもらったことも一度もない。家庭学習で苦手を個別フォローできなかったので、苦手意識と知識の欠如は、成人になっても引きずることになってしまった。
自分の子どもには、そうはなってほしくない。勉強は積み重ねが重要で、特に幼いころにベースを作ることの重要性は、身に染みて感じている。まずは読み書き計算。特に自分が苦しんだ計算に関しては、就学前に何かしらのアクションを取りたいと思った。
2.どの学習教材を選ぶかは、子どものタイプで決める
兄は紙媒体の通信教育にお世話になった。タブレット学習のコースも用意されていたが、機械好きの兄は、逆に端末が気になって学習に集中できないだろうと思い却下。結果的には4年も継続し、朝学習の習慣づけができたので(今も別教材で続いている)、教材選びは成功したと思っている。
親の意向を押し付けると、継続は難しい。無理強いすれば、勉強そのものが嫌いになる可能性もある。子どものタイプを見極めて、いろいろ試しながら決定するのが急がば回れ。多様な教材を一通り体験するだけでも学びになるし(兄の教材は年中で資料請求をしてから、P R教材を1年間やらせ続けて決めた。ケチですみません)、体験の手間は惜しまないほうがいいというのが個人的な意見。
3.タブレット教材は、時間と量のコントロールが可能
就学すると、タブレット学習教材の種類が続々と増えた。兄は小2から英語でタブレット学習に慣れ親しんでいる(機械好きは良いほうに影響している)。タブレット教材は、ひとつの学習が小さく設計されていて(年長なら1分弱位)、多数こなして積み重ねる学習スタイルだ。朝でも夕方でも寝る前でも良くて、短時間でも毎日取り組むことができれば、「毎日学んでいる」という達成感を子どもに感じてもらうことができる。それが成功体験につながれば、自主的に学習を継続してくれるようになる。この流れを気軽に作れるタブレット教材は、家庭学習にうってつけだ。
コロナ禍になり、通学・通塾に支障を来した子も多い。子どもの学びを止めないという視点からも(継続していた学習をストップすると、再開時に子どものやる気を取り戻すのは結構大変だった)、家庭学習のコンテンツを持つことは有益だと思う。
4.「R I S U」は、算数に特化したタブレット教材
老舗の通信教育のほとんどは、1科目だけ取り出して取り寄せることができない。よって、「算数だけやりたい」というオーダーは叶えられなかった。そこで出会ったのが「R I S U」である。算数力のベースを養いたい我が家にとっては、算数に特化した「R I S U」は魅力的な教材だった。知育系のタブレットやアプリ教材は知っていたが、算数1教科に特化した教材は初めて知る。しかも、東大を含む有名私立大学の先生たちが、学習フォローをするサービスもあるらしい。かなり興味をそそられたので、体験を申し込んだ。
★「RISU算数」(小学生以上)
★「RISUきっず」(年中・年長)
5.いざ、体験!
申し込みからすぐに、タブレットが到着。兄弟2人分なので2台届く。特に兄だが、二人ともメカ好きなので、「自分用のタブレットが到着した」ということが嬉しくてしょうがないご様子。
ワクワクしながら開封し、内容物をチェックする。まずは、初期設定。気付いたら、二人主導でサクサク進めていた。子ども自身でセッティングに臨むのも、興味を引き出すのに良いかもしれない。また、子ども主導でできるくらい、「R I S U」の初期設定は簡単である。小難しい設定が苦手な母(私のこと)にはありがたい。
※WiFi設定が必要なので、そこは親の手で。
年齢によってコンテンツが異なり、小4の兄は「R I S U算数」、年長の弟は「R I S Uきっず」がインストールされている。それぞれのスタート画面が立ち上がり、いざ、体験!
6.「R I S U算数」
「R I S U算数」のスタートは実力テストから。小学生という大きな括りになっているので、まずは今現在、自分がどのレベルにいるのかを確かめる。兄は低学年をすべてクリアし、実年齢通り、4〜6年生向けのステージからスタートできることになった。「R I S U算数」の良いところは、学年にとらわれない学びができることだと思う。実力で飛び級が叶うし、逆に学年を繰り下げて、今までとりこぼしていた単元を取り戻すこともできる。予習にも復習にもなるのだ。各々の学びのスピードに合わせて、出題レベルを柔軟に変更できるのは、さすがタブレットだなと思った。しかも出題問題はA Iがコントロールしているとか。いまどきはスゴイわ。
タッチペンを使って筆算もできる。メカ好きには楽しい作業だったようだ。
クリアおめでとう!
1マス1ステージ。ステージをクリアするとマスが開く仕組み。マリオブラザーズのような、攻略のおもしろさを実感できる見た目。ゲーム好きはハマる。兄は一気に47マスをクリアした。
7.「R I S Uきっず」
「R I S Uきっず」には実力テストがないので、いきなり本編がスタート。年中〜年長が対象なので、年長の弟にとって、初めは簡単な問題が続く。30分も集中して取り組み、34マスもクリアした。ステージが進むにつれ、問題の難易度は高くなる。弟がぶっ飛ばしたので、あっという間に、まだ教えたこともない、足し算に突入してしまった。完全なる初見だが、問題をこなすごとにイメージを掴んだようで、正解を重ねるようになった。ビックリ。ドリル的な学びは、見知らぬ単元をこなすには難しいのかと思っていたが、類題を繰り返すことでモノにしているようなのだ。以来、「8たす3はなんだっけ?」と、足し算について質問されることが増えた。「R I S Uきっず」のおかげで興味づけが成されたのかなと感心している。
最初はカンタンだから嫌にならない。成功体験を積める。
問題文が読めないときのために、音声も添付されている。読んで理解できないときは、自分でボタンを押して、音声を聞いて回答していた。
先生からの学習フォローであるアドバイス動画。進捗に合わせて、一緒に喜んでくれたり、何がどのようにできるようになったかを振り返ってくれたりする。自分に向けたコメントがもらえることは嬉しいようだった。
8.子どもたちの感想
From: 兄
●時間制限がないのがいい。難しい問題もじっくり考えることもできる。
●プレゼントがいい!欲しいから沢山やらせて欲しい!
●ペンの操作が慣れるまで難しかった。練習が必要かも。
●実力テストが長くてちょっと大変だった。でも一つひとつの問題はすぐに終わっていい。
From: 弟
●まちがえても、もういっかいチャレンジできるからいいよ。
●ゲームしてるみたいでたのしい。
●どんどんせいかいできるからおもしろいよ。
●ポイントはやくためたい!
※「R I S U算数」「R I S Uきっず」ともに、問題をクリアするごとにポイントが貯まり、商品を交換することができる仕組みがある。これをモチベーションに頑張ることができる。
兄弟で一緒にできるのもいい。我が家は4学年差なので、同じ教材で学ぶということはない。特に弟は、兄と同じ勉強をしているのが嬉しいよう。
9.料金
主婦としては見逃せないお値段だが、おもしろい料金体系である。『基本料金2,480円(税別)+クリアした累計ステージ数を利用月数で割った「月平均クリアステージ数」に応じた利用料金』とのこと。詳細はH Pで要確認だが、ゆっくりペースなら利用料は0円、学校の1.5倍速でプラス2,980円。それでも5,260円だから、くもんの算数1教科7,700円より断然安い。しかもタブレット費用無料、且つ解約してもタブレットは復習でずっと使用することができる!これにはビックリ!そして解約手数料もナシ。拍手!※基本料金の支払いは、年額一括払いのみです。
10.まとめ
サービスと料金のバランスに一番テンションが上がった母だが、何より中身がいい。継続が必ず力になるコンテンツだと思う。長々と「R I S U」についてまとめてみたが(noteでこんなにたくさん書いたのは初めて)、書けば書くほどに、我が子にやらせたいという思いが募ってくる。体験期間が残っているので、子どものスケジュールや家計と相談しながら、前向きに検討していこうと思う。
★「RISU算数」(小学生以上)
★「RISUきっず」(年中・年長)
※一週間のお試し体験を適用したい方は、クーポンコードの記入をお忘れなく。
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