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初めてのPTA活動

今日は兄の小学校で、今年度初めてのPTA定例会議があった。小学校生活4年目にして、初めて勝ち獲った委員のお仕事の一環である。

兄の小学校のPTAは、全家庭加入が原則だ(自主的に加入しないご家庭ももちろんある)。活動内容ごとに8つの委員会があり、各委員会で活動する委員を各クラス1〜2名募集する。一度でも委員を経験すれば、次年度に経験内容を申告できるようになり、「委員やりました」という地位が手に入る。

学年が上がるごとに経験アリの方が増え、経験ナシの立場はどんどん弱くなる。「委員まだやっていません」の人は、押し込まれた先の6年生で、活動頻度がべらぼうに高い卒業対策にあてがわれたり、くじ引きになった際には優先的に引かなければならなかったり、なかなか厳しい待遇が待ち構える。だから皆、早く委員会活動をやりたいと、右も左もわからない1年生の時からジャンケン争奪戦になるのだ。その結果、3年間ジャンケンに負け続けてきた私だったが、コロナの混乱に紛れて、今年は座を勝ち獲ることができた。万歳。

今朝の会議は、校長、副校長、PTA本部役員、各所属委員が一堂に会するもの。これまたコロナの影響で、人数を半減して実施。各クラス2名体制の我が委員も、一方のみの参加となった。

実際、会議に出てみると、皆さん配布物の活字のように出来上がった文章を読み上げ、業務連絡を聞いている会であった。その中に「議題に上げて欲しいことがある」と訴えた委員の方がおり、会長が「すぐに議論しますね」と答えたが、会議中に意見交換がなされることはなかった。

おそらく後ほど、本部で話し合うのだろう。委員の経験がない私には勝手がよくわからなかったが、この会議は意見をぶつけ合う会ではなく、決定事項を言い渡される会であるようだ。校長も、かなりの大きな変更事項をサラッと2つも話していた。

平日の午前中。皆、忙しい中、時間を割いて来ている。業務連絡であれば、お便りが機能しているので、わざわざ会わなくても良いかもしれない。せっかくなので、対面でなければできないこと、うまくいかないことを実施する会議であれば、有意義に思えるのかもしれないと思った。

2名のうちの1名が参加するので、毎月開かれるこの会議への参加は、2か月に一度で良いことになっている。正直、それが限界かな。コロナ禍から脱しても、このスタイルを継承したらどうだろう。来年の4月には弟も入学する。小学校とは10年超えの長い付き合いになるからこそ、無理なく、効率的なPTA活動が実現できることを望む。


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