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男子は中華がお好き

食事のネタが尽きてきた。いや、とうの昔に尽きた。今週から小学校の給食が復活したのは喜ばしい限りだが、幼稚園のお弁当はまだである。夫の在宅勤務も続いており、今週も昼食が3人分必要で、一日3食自炊生活は継続中だ(たまにはテイクアウトで済ますこともあります)。

コロナ以前は、月曜から金曜までの夕食メニューを予め決めてから、まとめて買い出しに行っていた。しかし、家族4人の3食分が必要になってからは、購入する食料品の多さと、メニューのネタ切れにより、ガチガチにメニューを固めて行くより、スーパーへ行った日の特売品を多めに購入し、小出しに使う方が理に適っていると思うようになった。それ以来、毎日順調になくなる冷蔵庫のストックとにらめっこしながら、毎夕メニューをどうするか考えあぐねる日々が続いている。

もはやそう簡単にメニューは浮かばない。定番は何度もループしてしまった。そこで家族に何が食べたいかと問うと、答えは必ず「何かしらの中華」。餃子を筆頭に春巻き、焼売、小籠包、ラーメン、麻婆豆腐、春雨スープ、エトセトラ。鶏ガラスープとごま油の香りがしていれば、何でも及第点がいただけるのだが、冷蔵庫が空っぽで買い出しに行くときや、逆に材料が揃っているときに限ってリクエストを採用することにしている。いつも聞いていたら、胃もたれしそうだから。

男性陣が中華をリクエストするのは、今に始まったことではない。結婚前に食事を作ったことがほとんどなかった私は、男性の胃袋を掴むことにまったく興味がなかった。だが結婚して、息子が生まれてよくよく分かった。とにかく、食事が良ければ万事良し。それが中華だったら、なお良し。どんなに機嫌が悪くても、兄弟は必ず「今日の夕飯は何?」と聞いてくる。「餃子だよ」と言えば、膨れ面だった子がすぐに笑う。

おとといの肉団子の甘酢あんと、昨日のビーフンはやはり好評だった。夫がビーフンのパッケージを見て、嬉しそうにしていた顔も記憶している。それが男子、ということで間違いないでしょうか。

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