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兄弟の水あそびタイム

今日の暑さは今年一だった。真夏日と高湿度のセットアップが、朝から容赦ない汗を流させる。しかし、私はどうもエアコンが苦手だ。午前中は扇風機で我慢していたら、我慢比べでそのまま夕方を迎えた。活動量の多い子どもたちは汗だくである。申し訳ない。夕飯ができるまで、お風呂を溜めながら水あそびをして待ってもらうことにした。

兄弟ともに水泳は好きではない。だが海水浴やプール、潮干狩り、じゃぶじゃぶ池のような水あそびは大好きだ。弟は我先にと浴槽に入り、2lのペットボトルと水鉄砲であそび出した。一方で、兄は理科の教科書を引っ張り出してきて、レシピを見ながら500mlのペットボトルにストローを2本装着し、実験装置を作り出した。こういうときの兄は輝いている。装置が完成すると弟の待つ浴室へ向かい、一緒になって実験を楽しんでいた。

まだ自習でしか使っていない4年理科の教科書。その内容が頭に入っていることに驚く。いつも思うが、興味があることへの探究心や行動力はスゴイ。少しばかりでいいから、他の必要な勉強にそのパワーを割いていただけるとありがたいのだが、母の心子知らず…。

夕飯を済ませて片付けをしていると「『しゅ』はどうかくの?」「『しゃ』はどうかくの?」と、文字について弟に何度も聞かれたので、何かを書いているなと察する。静かな時間が続いたのちに、裏紙いっぱいに書かれたものを持ってきた。

「みずてっぽうのつくりかた」という題名が付けられて、先ほどまであそんでいた水鉄砲が、もしも幾つかのパーツの組み合わせでできていたら、というイメージで、作り方のレシピが絵付きで書かれていた。内容は意味不明なことも多いが、手順に番号が振られていることに感心する。ラキューやゾイドが大好きで、説明書を読み慣れているだけのことはある。

久しぶりの水あそびが、兄弟の創造力を大きく掻き立ててくれた。幼いころは一緒によく行っていたが、普段のふたりの夕方のスケジュールがなかなか合わなくなり、縁遠くなっていた。暑くなってきたことだし、このような活動も日常に取り入れていこう。





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