【満席御礼】シューイチワインバーNEWS|フランスお惣菜NIGHT、開催します
※イベントは満席となりました!
フランスのお惣菜とフランスワインの、ペアリングナイトを開催します🍷
フランスお惣菜をご用意いただくのは、武蔵野市にNEWオープンする惣菜スタンドSoilさんです。あったかい店主ななちゃんが作る丁寧でやさしいお惣菜と、ワイン大好きますたやが選んだハッピーワインのペアリング。
それぞれの明るい優しさをぎゅうっと詰め込んだ、素敵なハナキンの夜をお届けします!
惣菜スタンドSoilさんについて
お惣菜をご提供いただくSoilさんについて、少しお話しようと思います。
Soilさんは、武蔵野市にある「なりわい賃貸住宅 hocco」のなかにできた、新しいお店です。惣菜スタンドと名の付くとおり、美味しいお惣菜とともに日本酒やワインの立ち飲みができる、カウンターだけの小さなお店。
わたしも今回のイベントの試食会をかねて、オープン前にうかがってきました。
穏やかな住宅街を、のんびりバスで走ること10分。終着点を利用した住居と店舗一体型のこのまちには、東京にいることを忘れてしまう静かな時間が流れています。
ところで、わたしたちが店内で試食していると、ふらりと近所の方が覗きにいらっしゃるんですね。
どうやら、大きなガラス戸からは店内が筒抜けていて、いいオトナたちがグラス片手にキャッキャしてるのが、外から見てると気になるようで…
「お店はいつオープンなの?」
「あたし、このあたりが仕事場なのよ」
「アラ、あなたがひとりでやるの。そうなの、頑張ってね」
そうやって、ひとこと、ふたこと立ち話をして、なんでもなかったみたいに去っていく。なんていうのかな、そう、まるでずっと前から、知り合いだったみたいに。
そのあまりのふつうさに、わたしはちょっとだけ面食らいました。あれ?わたしの日常に、こんな世間話ってあったかな。まちのひとたちとあたしって、こんなにも近かったっけ…?
ああそうか。わたしはふと思います。「あの頃」の日本って、こんな距離感だったのかもしれない。
いつかあったのかもしれない、温かい交流。好むと好まざるとに関わらず、ひととひとが近かった「あの頃」。わたしが生きることのなかった過去が、少しだけ流れ込んできた気がします。そうか、東京の、この場所で、そんな温かさが育っているのかぁ…!
▶ お店の場所はこちら。武蔵境駅から『hocco行き』のバスが出ているので、乗っちゃうのがはやいです。
店主ななちゃんについて
ところで、こちらの店主であるななちゃんとわたしは、わたしが週1でオープンしているシューイチワインバー・スリーサウザンドを通して出会いました。
忘れもしない、オープン初日。ななちゃんがあのあやしい扉をくぐって入店してきてくれたのは、まさにその日でした。
「はじめまして」
あ、優しいひとだ。
わたしは瞬間的にそう思いました。
ひとって、会って3秒で相手の印象を決めてしまうものなんですって。わたし、その精度に関しては本職柄ちょっと自信を持ってるんですが(そして、そのわりにすぐ掌返したりするんですが)、ななちゃんは間違いなく、ひと目みて、優しい空気をまとったひとでした。
ななちゃんはこれまでも、飲食業界で働いて来られたレディです。
場所は東京から北海道まで、ジャンルは島料理からフレンチまで。飲食業は好きだったそうですが、大好きな「食の場」が人間関係や環境要因によって楽しめなくなる、そんな現場を目の当たりにすることが多かったんですって。
もっと好きに生きたい。もっと自由になりたい。
そんな切ない想いを抱えたななちゃんが、自分の理想のお店を開くために独立しようと決めたのは昨年のこと。お店をオープンされる「なりわい賃貸住宅 hocco」が王様のブランチで特集されていたのを見て、すぐに申し込んだんだって。アッハッハ、行動力やばない?
ちなみに、ななちゃんの考える理想のお店は、「カウンター1枚ぶんの壁がある、小料理屋のような居場所」。
ちょっと、ななちゃんのnote記事から引用します。
「なにも話さなくてもただ時間を共有する」
「守られた空間でひとりになりたい人のための場所」
ここ、いいなあと思います。
あなたはあなたのままいていいよ、って肯定できるのって、優しさだけじゃない、強さがあってこその業わい(なりわい)だと思うんです。
本当に優しくあろうとすると、強さの裏づけが必要なことがあります。すべてを受け入れることだけが、「やさしさ」じゃない。というか、ひとひとりのキャパシティでは、他者のすべてを無尽蔵に受け入れることなんてできないんですよね。ただ優しくあろうとするだけでは、それはどこかでかならず、破綻を迎えます。
わたしが考える優しさってそういうことで、本当の優しさは「ちゃんとしたじぶん」によって、裏打ちされている必要があると思ってるんです。わたしがななちゃんを「優しいひと」と感じたのは、まさにそういう芯のある優しさでした。
ちゃんと自分がここにあるから、ひとに対してぶれない。
そんな、つよくて優しいななさんに守られたこのお店は、Soil(=土壌)という店名どおり、ここから優しいなにかが育っていく場所になるんじゃないかなあ…と、種まきを見守るような気持ちでわくわくしています。
お料理とワインについて
さて今回のコラボではななちゃんにお料理をオーダーさせていただいたのですが、そのオーダーというのが、「フランスのお惣菜、なんか作れますか?」という、今世紀最大の雑な依頼でした。いやそんなことってある?!
開店前の超繁忙期に、あたしってばなんという鬼の所業。種まき見守ってる場合じゃない。っていうか、あたしのせいでお店のオープン遅れるまである…!
などと思わなくもなかったますたやに、返ってきたななちゃんからのお返事がこれ。
あ、オタクの早口のやつだ(好き)
どうやらななちゃん、実はロック&ライブ好きだったり、住む場所を転々と変えてみたり、急に北海道に移り住んでみたりと、穏やかに見えて突っ走るタイプの模様。よかった。同族だった。
試食しながらこれまでのことについて聞いてるとき、「ああ、ななちゃん、かごのなかの鳥、無理なんだ」って言ったら「うん。ますたやさん、たぶんアタシと同じタイプですよね?」と言われました。そうね、見かけの穏やかさに騙されたわ(ひと聞き悪い)
というわけで、穏やかに見せかけて実は突っ走るお料理オタクと、落ち着きなく見せかけて本当に落ち着きがないワインオタクのふたりで、厳選に厳選を重ねたメニュー。ここで、発表します!じゃじゃーん!
テーマは「お惣菜とワインでフランスを旅しよう」。
フランスの各地方のお惣菜に、その地方のワインをあわせていきます。ぐるりとフランスを巡るような、カラフルな食卓になる予感!
ただいまななシェフはお惣菜の試作に、ますたやはワインの選定に励んでおります。ますたやのSNS(TwitterX、Instagram)でも途中経過を公開しておりますので、ぜひ一緒に種まき気分で見守ってもらえたら幸いです🌱
フランスお惣菜NIGHTについて
最後にすこし、イベント当日のことについてお伝えしておきます。
3/29(金)は、18:00にお店がオープンします。ラストオーダーは22:00ですが、この時間内のいつ来ていただいてもかまいません。
コース料理のように同時にスタートすることはないので、お好きな時間にご来店いただいて、ご自身のペースで召し上がっていただけます。好きなところから、好きにお箸をつけてください。それがお惣菜のいいところ!
ただしご参加は、予約の方のみとなります。お惣菜の準備がありますので、ご了承願います!
なお今回は、「ワイン」と「たべもの」持ち込みOKです🙆みんなでシェアしたいもの、ますたやに食べさせたい・飲ませたいものがある方は持ってきてください。
普段は、シンプルに売り上げの問題で、お持ち込みは”お食事だけ”OKにさせてもらってるのですが(ワインしか売るものがないもので…すみません)、みんなでシェアしたいものがありましたら、この機会にお持ち込みくださいね。ワイワイしましょう!
残念ながら当日は、ななちゃんはご自身のお店があるのでお越しになれないのですが、その分またコラボイベントなんかを企画したいと思います。一刻もはやくななちゃんに会いたい方は、ぜひ惣菜スタンドSoilさんまで足をお運びくださいませ!
ご予約お待ちしてます!
というわけで、みなさまのお越しをお待ちしております✨ご予約はますたやのSNSが手っ取り早いですが、連絡手段をお持ちでない方はメールでもかまいません。
▶ 3000wine.masutaya@gmail.com
ド・年度末とはいえじわじわお席埋まっておりますので、気になるかたはお早めにどうぞ🙇
さあ、あの料理、この料理に、どんなワインをペアリングしようかなあ…オタク心がうずうずする…ッ
みなさまとお会いできること、心から楽しみにしています!😊
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■ ますたやとは:
関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワイン好きが高じて、2023年3月から都内のワイナリーで働きはじめました。
2021年J.S.A.認定ワインエキスパート取得/2022年コムラードオブチーズ認定。夫もワインエキスパートを取得し、現在はWSETLevel3を英語で挑戦中。
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