見出し画像

[3000円ワイン]インプットワイン合宿にいってきました。〈アメリカ/リースリング〉

台風で予定変更が相次ぐ三連休。建物から外に出ることが難しそうだと判断したわれわれは、突発的にあるイベントを開催することにしました。

それが、インプットワイン合宿。

説明しよう!
インプットワイン合宿とは、普段なかなかできない「インプット活動」を、ひたすら宿にこもり、ワイン片手に行うだけの合宿だ。

この合宿では、積読を解消する、読んでいない漫画の最新刊を読む、たまっていたポッドキャスト番組を聴き続ける、といった「やりたかったけど、時間が取れなくて後回しになっていた」インプット活動を、誰にも邪魔されず、ひたすら黙って、やり続けることができる。

元ネタは、超人気Podcast&YOUTUBE番組である「ゆる言語学ラジオ」の「インプット奴隷合宿」から。ここからパクっ…着想を得たのが、今回のインプットワイン合宿だった、ってわけ。

というわけで、わたしは今回エッセイ本を持ち込んで、インプットワイン合宿にのぞむことにしました。

少々俗っぽいチョイスですが、好きな作家のエッセイ本を選んできました。

なぜエッセイ本にしたのかというと、まさに今、次のエッセイ本の執筆に入ろうと思っているから。

note記事を書くとか、Podcastを撮るとか、そういう「アウトプット」が続くと、どうしてもアウトプットが枯渇してきちゃうんですよね。なんていうか、アウトプットの「質(内容)」というよりも、もっと根本的な、アウトプットのための「ガソリン」みたいなもの。雑に言うと「書きたい気持ち」。

これ、全然ガソリンが枯渇しない、油田式タイプの表現人がいらっしゃることも知ってます。でも、わたしはそういう衝動が無限湧きするタイプの人類じゃないので、長く活動を続けていくためにはときどきこうやって、外側からガソリンを注入することが必要なんです。

それである程度インプットがたまってきたら、「よっしゃーー、俄然、わたしも、書くぞー!」となる。
ほんとは完全に二次創作向きタイプなんですよね。我、公式からの燃料を溶かしてエンジンを動かすタイプのオタク也。

・・・というわけで、かねてより最近インプットが足りねぇな~、なんか人文学系の本ばっかり読みあさってんな~と思ってて、そういやここんとこPodcastばっかり聴いてたし、結果ポッドキャスト番組ができてしまったし(※インプットの賜物)、そろそろ「物語」「随筆」系のインプットが欲しいなぁと思っていたところでした。

・・・なんかアタシかっこいいこと言ってない?(台無し)


というわけで、本日のお宿であります勝どきの【L&grow 晴海】さんにやってきました。

朝食付き、13時レイトチェックアウトでひとり5000円。なによりお部屋が24㎡と広く、夫氏とふたりでいても距離を取れることがいい。駅からちょっと遠いのは、むしろ雑念が入らくていいと、ゆる言語学ラジオの堀元氏も申しておりました。

高度成長期に建てられたためなのかなかなか奇抜な見た目ですが、館内はリニューアルされていて比較的清潔です。会社の研修や会合にも使われているようで、ワーケーションにぴったりでした。あ、ワーケーション言うてもうた。合宿ね、合宿。

ここで思う存分本を読みます。誰にも邪魔されず、ひたすら黙って、読み続ける。夜も、朝も、ずっと読む。ん~~至高。

しかも片手に美味しいワインなんかあったら、そんなのもう最高すぎるんですよ!

Dr.コンスタンティン・フランク セミドライ・リースリング 2019 【¥3850】

<ワインdata>
国:アメリカ 種類:白ワイン 品種:リースリング ヴィンテージ:2019 生産者:Dr. コンスタンティン・フランク インポーター:ゴートゥー・ワイン

<バランス>
酸味★★★★☆ 糖度:★★★☆☆ 香り:★★★☆☆

今回のインプットワイン合宿のおともをしてくれたのは、ニューヨークのリースリングでした。
2022年7月におこなわれた、毎度おなじみ世界を旅するワイン展にて入手したもののうちの1本です。

お宿に到着し、ひと息ついて、本をずらりと並べます。いい眺め。そしてさっそく、グラスにそそいでいきますよ。おお、ぽいね~

ちなみに、グラスはマイグラスを持参しました。旅先にグラスを持って行く、ワインスキーのライフハック。

さて外観は、やや黄金色がかったイエローです。やや濃いめのテイストが想像されます。
ちなみにこちらのワインは「セミドライ」ということで、やや甘めの仕上がりになっているようです。あまり食事をいただかない、ワインだけを飲むシチュエーションにも使い勝手がよさそう。たとえば本を読むとかね。

香りは、…うむうむ、すこしのぺトロール香を感じます。
ぺトロールって、実は「出ないなら、出ない方がいい香り」ではあるのですが、わたしはこれが特段苦手ではない、というかむしろ好きなほうなので、「なるほどリースリングっぽい」と思って反射的に嬉しくなります。

▶ ドイツの醸造家Nagiさんの、めちゃくちゃ専門的でわかりやすいぺトロール話

ということで、こちらもそれなりにぺトロールの香りがしていました。冷蔵庫で冷やしていると香りはややマイルドになり、温度があがってくると若干はっきりしてくる、ってな感じです。

公式テックシートによると残糖は22gということですが、飲んだ感じは「ほんのり甘い」といった雰囲気。ドイツのそれとは違って、酸もさほど強いわけではなく、白桃系果実の香りが漂う、全体として「かわいくて美味しい」印象のワインです。

でも、飲んだときよりも余韻のほうに「酸」が残る感じは、ちょっと不思議な感覚でした。カワイイくちあたりとまろやかさな口当たりなのに、飲み込んだあとから「きゅ…」と酸が尾を引いて去っていく。

まるで幼い恋のような――
などと書きたくなるのは、完全にインプットのせい。いいよいいよ、成果出てるよ…!

というわけで、次の本が文学的ウザさMAXになっていたとしたら、それは成果が出ているということなので、笑ってそっと忘れてください。

夜はマンズワインさんの酵母の泡(甲州)で乾杯。宿の近くのスーパーで買い込んだお惣菜を食べました。こういう食事もいいよねぇ…!

窓の外の雨音を聴きながら、まったりすごす合宿の夜。気づけばソファで寝落ちており、床には読んでいたはずの本が転がっています。
たまにはこういう夜もいいよねと、インプットを満喫したますたやだったのでした。


それでは、記事がよかったよ!という方や、わたしもインプットワイン合宿したい!という方は、「❤」ボタンを押して「いいね!」してくださると嬉しいです!

ここまでお読みいただいてありがとうございました。また次の #ワ活 か、 #3000円ワイン でお会いしましょう。3000円ワインの民、ますたやでした。
シルバーウイーク後半に向けて、今日からふつか間の休肝日!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■ ますたやとは:
関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワインは週に約5本(休肝日2日)、夫婦で1本を分けあって飲みます。2021年J.S.A.認定ワインエキスパート取得、2022年コムラードオブチーズ認定。夫もワインエキスパートを取得、現在はWSETLevel2を英語で挑戦中の、ワイン大好き夫婦です!

▶ 詳しいプロフィールはこちら!TwitterやInstagramもフォローお気軽にどうぞ♪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

サポートでいただいたお駄賃は、バッカスへの課金に溶かしていきます!